カテゴリ:小説・漫画・映像作品類
『灰羽連盟』の第6話と第7話を見ました。
第5話の終盤でのクウの行動を伏線に、物語が加速する第6話。 そして第6話での衝撃を受け、傷ついたラッカを描く第7話。 本放送時は続けての放送だったので、1時間番組的な見方をしてたはずです。 ラッカが語った「もう一人の私」は身勝手な人間だったのかもしれないというのが活きてくる第7話の構成はほれぼれします。ラッカの「私はずっと、この街は楽園なのだと信じていた」から始まる独白は非常に心を打ちます。 印象的なシーンを一つ。ラッカの部屋探しで、クウに勧められて繭の部屋に立ち入るラッカ。そこでのラッカとクウの会話。ラッカの立っている場所に、ラッカの入っていた繭があったというクウに対して、「……うん。少しだけ憶えてる。ほんの少しだけ……」というシーンです。 凄くメタな話になってしまうのですが、こういうセリフに対して、発言者本人が「自分が何かのお話の登場人物になってしまったのではないか」というように感じている、という印象を受けます。別に意識したわけでないのに口を衝いて出た言葉がフィクションの登場人物のものであるような感覚。何かにしゃべらされているような感覚です。 いよいよ今回の視聴も半分を過ぎたわけで、ここからは2話ずつ見ていくのがマイスタイルです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/11/13 12:19:41 AM
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