縮れ毛～から直毛－に

[■反響の良かった文■] カテゴリの記事

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• 悲しい男の性

  「本当にすいませんでした・・・」Ａが40分遅れで到着。みんなははやる気持ちのまま、車に乗り込み、いざ白馬。今日が今シーズン最後のスノーボード（以下「ボード」）になるだろう。この冬「社外同期」と名づけられたコミュニティーが誕生し、その中で、Ｓがスキー・ボード旅行を企画してくれた。総勢13人はバス班とレンタカー班に分かれ、私たち8人はレンタカーに乗り込んだ。車は中央道を快走。渋滞もなく、気持ちよい。気持ちがよくなると眠くなる。しかし私は1時間半しか寝ていなかったにもかかわらず、なかなか寝付けないでいた。車内の状況を確認。みんな寝ている。さらに状況を確認。やはり車で寝ると首の居所が一番の難題のようだ。さらに状況を確認。隣にはおなご。状況を整理してみる。・隣にはおなご・寝てる・首の居所が悪いもう少し状況を整理する。・私の肩が空いている・私は少し、座高が高いこれは！！！いや、分かる。分かっていながらも肩はおなごの方ににじり・・・にじり・・・。しかし、この状況にはまだ、続きがある。おなごの隣は勿論、私。しかしその逆隣にはライバルが居たのだ。ライバルは私よりも肉付きがよく、その肩はさしもの低反発枕。。。相対する私は兼ねてより言っているが、長距離ランナー体質。言わば、中世の枕。ゴツゴツしているが、良い仕事を保証しよう。寝ているおなご。疲れたのか、首をもたげた。ついに！雌と雄を決する時がきたのだ。本能で選ぶ、その先、それは。。。低反発だった。私は時代に負けた。中世は、現代最先端の科学技術に負けたのだ。時代の遺物はその後、数度にわたり、にじり寄るも、ついにリバイバルブームを迎えることはなかった。以上

  2005/03/05

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• 入学説明会でお金をもらう

  社員「こんなことされたの初めてですよ！もらってください」毛～「いや、ほんと、そういうつもりじゃないですから」就職説明会でお土産をもらう事は何度かあったが、普通の入学説明会でお金をもらったのは初めてだ。WEBの見識を一段と広めようと、デジハリの説明会に行った。私はがまんのきかない子で、色々な説明会で、お茶が出ないとき、「喋るとのどが乾く、飲み物が欲しい、なぜ出てこない？」と思う。勿論、この日も説明会。しかも１対１。なので私が質問をすれば、のどが渇く。飲み物が欲しい。。。でも、出てくるか分からない。じゃあ、自分で持って行けば良いじゃん！会場の隣のコンビニでコーラを購入。私だけ飲むのも何か悪い気がするので、デジハリの人にもお茶を購入。そして、いざ説明会へ。齢30くらいの男性が現れた。営業向け、話をよく聞けて、いかにもできる感じのタイプ。その人に一通り、自分はこういう事をしたいと話した。その後、のどが渇いたので、毛～ 「あの、ちょっとのどが渇いたんですが、　　　 飲み物持ってきたので飲んで良いですか？」社員 「どうぞ」毛～ 「私だけでは何かはばかられるんで、　　　 もう一つ買ってきたんですよ。どうぞ！」社員 「え？」毛～ 「飲んでください、お茶なら好き嫌いないですよね？　　　 いつもよりカテキン多めにしてあるんで、どうぞ！」社員 「（きょとんとして）・・・はあ・・・」その後、少し遠慮していたが、私が事あるごとに、「お茶、飲んでください★」と言っていたら、ついに・・・社員 「では、いただきます」飲みました！！！その後、私が説明会において主導権を取り続けたのは言うまでもない。説明が一通り終わって、最後に・・・社員 「いやー、初めてですよ、こういう事されたの」毛～ 「私、決してどっかの回し者じゃないですよ！　　　 怪しまないで下さいね」それからその社員は、一度事務室に引っ込んで、程なく帰ってきた。社員 「あの、本当に悪いんで、これ、お代です」社員は100円玉を机に置いた。毛～ 「いやいや、ほんとそういうののために　　　 やった訳じゃないんで」社員 「そうは言っても・・・。」もらわないと、向こうの顔が立たないだろうなと思った。毛～ 「分かりました、いただきます」今日、分かった事は・・・初めて会った人に自分を覚えてもらうのに、自分の良さをひたすらアピールするという方法もあるが、気配りで相手を驚かすという方法もあるということ。前者が「押し」の個性の出し方だとするならば、後者は「引き」の個性の出し方。何か一つ、私の個性を出す、良い形が見えた、とっても有意義な説明会だった。以上

  2005/02/13

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• 「赤」が見たくて

  朝、起きたら友達の家で、酒も飲んでないのに泊まって。実はこの日は兵庫でコウエンデビューの予定だったのだが、直前でキャンセルになり、暇をどうするか考えていた。テレビで京都の紅葉特集をやっていた。「赤が見たい」と思ったので、鎌倉に行く事に決定。その前にやらなくてはならない事があった。・髪を切る・姉の見舞いかかりつけのかわいい美容師さんと、「チャンスはやってくるもではなく、チャンスの求めて得るものだ」なんて二人で話しながら、私の縮れ毛をジョッキンジョッキン。姉の見舞いに行って、アイスをあげた。姉は喜んでいた。そんなこんなで歩いていたら、 小畑さんとばったり会った。新橋から横須賀線に乗って、鎌倉まで１時間ちょっと。詩集を読んで、ちょっと寝て、少し傾いた日差しに起こされ・・・。実は鎌倉に行くのは初めて。鎌倉で降りると、ターミナルがあり、バスが沢山、人も沢山。私の想像していた「赤」はなく、沢山の「垢」がそこにはあった。鎌倉で降りるのを止め、北鎌倉に引き返す。北鎌倉で降りたときはもう時間も時間で、円覚寺を少し見て、鳩サブレを買うか迷ったが、止めた。結局「赤」は見られなかったので、消化不良。しょうがないので、北鎌倉から大船まで歩いてみた。距離としては４キロくらいか。歩く事は好き。今度、その事を書きます。大船から電車に乗ったのだが、このまま帰ってもしょうがないので、横浜駅で降りて、吉村家という私の大好きならーめんをほおばった。その後、池袋でサシ飲みを二本こなしたのだが、二本目の飲み屋でばったりと元カノに会った。酒が入っていたため、びっくりしたというより、「奇遇だねー」と嬉しい気持ちだった。向こうはいたって日常の出来事のように接してくるので、「すごい女だなー」と改めて思った。連れの人には「早い話が前の彼女ですよ」と正直に言って笑い飛ばした。席に通されてから、少し気になったが、広いお店で良かった。探さないと見つからないから、あきらめがつく。そういえば元カノは赤茶のタートルを着ていたなぁ。そんな色々が詰まった一日でした。以上

  2004/11/27

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• 素敵な人から

  いつもは出来るだけ汎用性の高い文章を書いているのですが、今回ばかりは個人的な文章を書かせてください。私のパーソナリティを知らない方には面白くないかも知れません。次回はちゃんと書きます。仕事を終えた帰リ道、新宿駅南口からルミネを抜け、都営線へ。長いエスカレーターを降りている途中に携帯が鳴った。「今日9時って暇ですか？」ここ最近、素敵だなと思っている人から、食事に誘われた。不意に鞄に手をやる。前に会ったとき、会話の中で登場した、その人にあげようと、買っておいた詩集、幸い入っていた。その人の職場近く、汐留に行く。誘われた真意を色々とめぐらせたり、電車内に携帯電話を忘れそうになったり、とにかく浮き足立っていた。日テレ前のタリーズでココアを買う。コーヒーはあまり飲まないが昼に飲んだエスプレッソが意外にも美味しかったので、正直迷ったが、甘いものを頼んだ。その人が来た。少し緊張した。何話そうか。そう思っていた。とりあえず、本をあげた。二人は食事に行った・・・私がその人に対して気にかかること、・体を大切にして欲しいこと・その人の仕事のことあともう一つ。。。あ、「部屋においでよ」読んでください。

  2004/11/08

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• 深夜のパパの仕事ぶり　－後編－

  後部のドアが開いた。私「助手席で良いよ」父「何言ってんだ、お客さんなんだから後ろなんだよ」目白通りをタクシーは走る。私と父は話すことがないという一般の父と子とは違う。私の仕事の話はもとい、さっきまでの飲み会の話などした。運転手の顔写真に父の顔が写っている。子バカなのか、やはり昔、社長であっただけのことはある。普通のドライバーの顔とは違う、精悍な顔。大岡越前が嘘のようだ。私「父上の写真。仕事できそうだよ」私は父がとても頑張って仕事をしている姿を見たことがない。なので、褒めたことがない。褒めようがない。多分初めてか、そうでなくてもだいぶ久しく言ってないはずだ。父「そうかーできそうか！！」明らかに声のトーンが変わった、嬉しそう。父は褒めると調子に乗るタイプ、決まって自慢話を始める。このくらいにしておこう。しかし案の定、金曜の夜はこういう客が多いから俺はいつもこの地域にいるとか軽く自慢話が始まった。まあ、よほど嬉しかったに違いない。なぜか今日はいつもの自慢話が素直に聞ける。父「メーター切ってやろうか」不意に父は私に言った。それはタダにするということ。正直、深夜で割増料金であったし、結構距離を走っている。メーターを切ってくれたらとても助かる。私「良いよ、払うよ。父上の利益になるんでしょ？子供におごられたと思って、もらってよ。」私はそう言った。それは父の仕事ぶりにとても満足したから。ちゃんとプロだったから。プロの仕事には対価が必要。私はお金を払いたいと思った。家まで着き、タクシーのドアが閉まった後、父を一度見た。こっちを見ていた。私はなんとなく手を振った。父も手を振った。多分、もうこんな事ないと思う。しかしこの時は、なぜか二人とも自然に手が上がった。最後に父上、これからも頑張ってください。絶対見てないしこれからも見ないだろうから書いてます。以上

  2004/10/30

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• 深夜のパパの仕事ぶり　－前編－

  その日は、大学の先輩の紹介で、小さな大学OB会が開かれた。新卒の私は聡明な先輩方の刺激的な話に、目からうろこを落とすばかり。楽しい場は先に抜けたくないもの。時を忘れてしまい、気が付けば終電もなくなってしまった。私は初めてやってみた、タクシーを呼ぶという行為。タクシー「もしもし」私「もしもし、今目白にいるんだけど、来れる？今どこにいる？」タクシー「今、原宿だから15分だな」私「じゃあ、山手通りと目白通りが交わる交差点前にいるから来てください」タクシー「おう」呼んだのは父のタクシーである。父は去年の冬からタクシーの運転手になった。ちなみに10年前は社長だった。昔はまあまあ裕福だった私の家。東京23区内で地下や屋上があり、高校１年生まで、大理石の風呂に入っていた。父の会社が傾いたのはバブル崩壊のせい、だとは到底思わない。当時は経営力や営業力なんて知る由もなかったが、学校から帰宅すると、１階の事務所で父が大岡越前の再放送を見ている。そんな光景に子供ながら「大丈夫かな？」と思っていた。高校二年生になり、私は大理石の風呂に入れなくなった。父の仕事が変わり、最寄り駅も変わった。　　　　　　　　　　　　・　　　　　　　　　　　　・　　　　　　　　　　　　・それから紆余曲折を経て、父はタクシードライバーになった。私を含め家族は「やっとまともな仕事に就いた」と喜ぶ。私が小さな頃から、父の仕事振りはいわゆる「大岡越前」なので、朝７時から翌朝3時まで勤務するタクシードライバーという職は、正直、長く続くとは思っていなかった。しかしふたを開けてみれば、仕事を始めて１年が経とうとしている。私も社会人になり、仕事をする立場、そういえば父が働いている姿を見たことがない。しっかりやっているのか？そうでないのか？いつしか父の仕事振りを見てみたいと思うようになっていた。そんなことを考えているうちに、山手通りからこちらに停車するタクシーが１台現れた。続く

  2004/10/29

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• 剛毛国ファッション史　－江戸末期～現代－

  私は一応、色彩コーディネーターの資格を持っている。好きな色はピンクで、ピンクの服やバッグを持ったりしている。あ、決して林家ペ○のようなショッキングピンクではないので、普通ですよ。特に仕事現場で使える能力ではないのだが、たまに資格証を見せると、なんかセンスの良い人みたいに皆が見てくれる。結局人は肩書きとかで物事を判断しているんだなとつくづく思う。どうでも良いことだが、検定試験会場はセンスの良い服飾系の女の子ばかり居るので男性諸君はとっても非日常を感じれて、オススメ。私が服飾や色に興味を持ったのは思春期の中学生時代。それまでは母が買ってくれた服を着て、勿論シャツインのスタイルだった、私。しかし中学での友達はシャツを外に出し、親からこずかいをもらって、池袋に服を買いに行く。かっこいい。まあ、池袋と言っても結局「ジーンズメイト」なんかに行って、買っていたのだが。あの頃の私は、何か幕末の大政奉還、文明開化のよう。急速におしゃれを学び、取り入れようとしていた。しかし、そんな文明開化の剛毛国を高みから見物する国があった。姉国だ。姉国は剛毛国よりも２年早く、国が形成され、文明開化も早い時期から目覚めていた。文化において、姉国は圧倒的に先進国だったのだ。当時の剛毛国は思春期を向かえていて、姉国を疎ましく思っていた。使者を送り、姉国の文明を取り入れるという選択肢は選ばず、あえて独自路線を貫かんとするのである。ある日、私はとっても気に入った服を合わせて着ていた。最高のシャツ・パンツで、剛毛国の栄華の極みを見せ付けた格好だった。しかし姉はこれを見て一言「お前さ、１＋１＝２にならないんだよ」宣戦布告なし。いきなりの先制攻撃に剛毛国は焼け野原になった。剛毛国は敗戦した。しかしこの敗戦から一つの本質を学んだ。「１＋１＝２にならない」戦後の復興は早かった。・アルバイト景気　（数度に渡り記録、中でも「ケーキ屋アルバイト景気」は初期の剛毛国に女性目線という新たな価値観を与えた）・彼女景気　（数度に渡り記録、最長５７ヶ月）・ファッション雑誌景気　（「FineBoys」→「Smart」と独自の路線を進む、途中「HotDogPress」の女の子特集なんかに心を奪われそうになる）・ショップ店員観察景気　（きわめて短期）などを経験し、「もはや戦後ではない」との印象を姉国に植えつけた。途中、「浪人不況」を経験するも、「リメンバー１＋１＝２」の精神と不断の努力で、ついに待望の言葉を耳にするするのである。「オシャレだよね」それは長い敗戦の呪縛から解き放たれた瞬間だった。何故か私の中ではロッキーのTheFinalBellが流れていた。剛毛国は貿易のスライドが得意。女性圏諸国で使われているモノを、男性圏で使ってみるということを得意とした。男性圏諸国でアウトドアリュックやショルダーバッグたすき掛けが全盛の頃、当時、女性圏的なモノとされていたトートバッグを積極的に輸入、使用していたことは画期的であったと言える。剛毛国はこれからも経済・文化の発展を千代に八千代に、続けてまいります。あの時、戦没者となった数多の服に・・・この歌を捧げます、　死にゆく男たちは 守るべき女たちに　死にゆく女たちは 愛する男たちへ　何を賭けるのか 何を残すのか　I pray， pray to bring near the New Day合掌。以上

  2004/10/27

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• 10月の夜と去年の夜

  10月が一番好きな月、10月の夜が好き。空気がピリッとする。寒くなってきて、何だか去年を思い出す回数が多くなってきた。去年の今ごろは、春に行く会社、進路を決めかね、本当の自分は何をしたかったのか？小さいころの夢に自分は近づいているのか？あの頃思っていた、大人に自分はなれているか？それはどの道なのか？そもそも、夢に向かっている道はあるのか？そんなことを考えながら、だけど考え出すと答えが見つからなくて、自分が嫌いになってしまうので、気を紛らわすように友達と遊んでいた。飲んで、酔って、帰る自分は、だらしなく、家族にこんな顔は見せられず、家で一人で居るのも怖くて、当時の彼女の家に泊まった。週に３～４日は泊まっていたので、半同棲と言っても言い過ぎではない。その彼女は「また、来たの？もう帰れ！」「（ドアを開けたら）やぁ☆」などと、私の心を察くれてたのか、そうでないのか、今となっては分からないが、当時は彼女に救われていた。何も特別なことはない、一緒にスーパーに行って、料理を作りあって、ご飯を食べて、笑って、寝る。次の日、手をつないで大学に行く。いつしか「この人とならずっと一緒に居たい」と思えるようになった。弱い自分、一番ダメな自分、誰にも見せられない自分それを安心して、ぶつけられる。そんな人ができた。あれから、だいぶ経って、今は居ない。人一人を大切にするって難しい。幸せにするって難しい。私のように、自分のことばかり考えている人間は人に対していつも注意を払っていないと周りを悲しい気持ちにさせてしまう。今年は、弱さを受け止めてくれる人、居ない。いや、むしろ去年が学生時代や、就職活動や、がんばってきた事へのご褒美だったのかもしれない。去年の私は今でで一番、色々なことに気付き、変わった。だから今年は、弱くなった自分、そんな自分を好きなろうと思う。でも本当は受け止めて欲しいけど・・・以上

  2004/10/25

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• 愛について

  今、大学の友達が会社を辞めようとしています。もともと我慢がきかないけれどこつこつ努力をするという稀なタイプなので、こつこつ型人間が好きな私は懇意にさせて頂いています。彼女はバランス感覚があまりないというかというか、ちょっと怒られるとすぐ凹むし、下ネタを言われると「あの人デリカシーがないわ」と真面目にいう人です。会社では理不尽な事を言いつけられ、よく怒られるらしく、モチベーション、モラル共に落ちきっています。そんなこんなで最近、電話をすれば全会話の7-8割は彼女が愚痴をこぼしています。そこで、私は言いました。「好きな人に思い切り抱きしめてもらいなよ」理屈でどう仕様も解決できなくなくなったときは誰かに愛してもらうと自分の価値が再確認できたり、何だか分からないけど気持ちが楽になるものです。抱きしめることが難しいとしても、その人を想う気持ちやそういうものが相手に伝われば、どうにかなったりすると私は思います。誰かに愛されている→その存在に価値が出る→自分に自信が持てるという式は成り立つはずです。私は博愛主義者では決してないけれど、とっても意固地な彼女がもし変わるとしたら、たぶん愛が関係するんじゃないかなーって思っています。どうにか立ち直って欲しいものです。そのためにできることはしてあげたいのですが。

  2004/10/04

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• ハッタリからWeb職人　～後編～

  小「君、すごいねー、HTML歴３年！」俺「ありがとうございます、でもまだまだですよ」（まだまだどころか「全然」だよ）その日までに来た応募者の中でHTML歴３年という数字は群を抜いていたということが、その言葉で容易に分かった。しかし私のHTML歴は３年は彼女いない歴３年に近い。つまり最後に作ったのが３年前。その後、先日に書いた封入で採用されたこと、でも、満足していないから、出版社の採用を今年も受けるということ。この直前にやっていたインターンの話等々、30分くらい話したところで、「じゃあ、来てもらおうか」と握手。就職活動の時にはあれだけ振られたリクルート。特にこの会社は一次面接で５分くらい話を聞かれただけで、さくっと落とされているし。それが採用１名で即決かよっ！そんなこんなでハッタリWeb担当が誕生してしまった。入るまでは自分でも驚くほどトントン拍子なのだが、Web製作は何しろ技術職である。インターン初日からページを作らされるわけだが、レクチャーは最初に会社専属のWebデザイナーの方から商用サイトを作るにあたっての心得を30分くらい伝授されただけだ。なにしろキャリア３年だからインターンで教えてもらうというより、もう私がガンガン作るということを求めている。事実、私のタイムカードには"インターン"　ではなく"区分：短期アルバイト"と書いてあった（笑）実際に商用のWeb製作は個人のとは違う。アイコンやタイトルの画像など、全て自分で作るからだ。photoshopは何とか使えるので、これを何とか駆使して・・・と思ったら、photoshopが使えない。仕方なく今まで一度も使えなかったIllstratorを使わざるを得なくなった。朝から始めたが、昼まで何をして良いか分からなかった。というか何も出来なかった。取り合えず、ソフトをいじってみただけだった。。。「昼食ってきまーす」霞ヶ関ビルのエレベーター内で、すぐさまIlustratorが使える友達にメール。そのまま、本屋に直行。こんな日が何週か続いた。この頃は屈辱感でいっぱいだった。私は給料泥棒だと思いながら家路に着くことがほとんどだった。はっきり言ってこの頃の私は使えなかったと思う。先行投資としか言いようがない。そんな気持ちを感じていた私は良いものを作りたい、i-Companyの人たちを喜ばせたいという気持ちがあった。何より憧れのリクルートで「使えない」の烙印を押されるのはその時点で、自分の社会人としての限界を感じてしまう気がしていた。必死になると、人間何でも出来てくるみたいでそれから、少しづつ、Webが作れるようになったのだが、とても、恩を感じている。現在ではWebを作れる金融マンというキャッチコピーも言えるようになったし、私を必要としてくれている人が増えた。これからも私を欲してくれる人のために、自分をどんどん使おうと思うので宜しくお願いします。なお、Web制作のご用命は剛毛まで。私書箱にメールください。（ちゃっかり営業でした）以上

  2004/09/19

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• ハッタリからWeb職人　～前編～

  現在i-CompanyのWebをはじめ、数社のWebを作っている。そして今後も１社１法人の受注予定だ。「Web作れるなんてすごいね。どこで覚えたの？」「スクールとか通ったの？」とかよく言われるのだが、実は一年前までさかのぼると、私はまだ、HP製作はおろか、画像処理ソフトも使えなかった。本格的にWebを製作したのは９ヶ月前。ではなぜ短期間でこんなになったかと言うと「危機感」と「罪悪感」これに尽きる。早稲田大学が大好きで、早稲田生でもないのに大学のことを学生よりも知っている人（主に浪人生に多い）のことを「ワセキチ」と早稲田界隈では言うらしい。私はそのリクルートバージョン。「リクキチ」だった。4年生の後期にもなって、インターンの面白さに気付いた私は、日当の支給されるインターンを探して、バイト代わりにしていた。ある日ほろ酔いでインターン斡旋サイトを見ていたら【リクルート】という文字が。「インターン募集」の案件が入っていた。しかも一名。募集職種はWeb製作ができる人、HTML（言語でWebの製作）歴を書けということだった。正直企業のWeb製作ができる技術なんぞ持ち合わせていない。でも、どうしてもやりたい。入りたかった、だって「リクキチ」だから。私は考えた・・・HTML・・・そういえば大学の授業でやった。大学1年の夏休みにしこしこ作っていたのを思い出した。あの頃が一年だから・・・2・3・4・・・HTML歴３年！すかさず３年と書いて、送った。締切は２週間後のはずなのに、意外にも次の日、電話が鳴った。リク「根岸君？リクルート某の小畑と申します。今日これから面接したいんだけど、来れる？」俺「面接ですか？今、スーツではないんですけど・・・」リク「かめへんかめへん、来れる？」俺「じゃあ、はい。」とまあ、決まった。銀座線、永田町、霞ヶ関ビル、リクルート・・・かっこいい。そして、そこを闊歩する俺、かっこいい。隣は文部省、裏は特許庁、何か自分も官僚になったかのような気分になる、服装はネルシャツだが。外務省の前を通った時は電波少年の松村よろしく、警備員さんに止められないかドキドキだった（これでも東京っ子）。「やっぱ、リクルート、違うぜ」と、ややうかれ気分でリクルート某に到着したが、もっと驚いたのは面接だった。面接官はアロハで登場、いかにもエロそうで腰の低いおじさんが「どもども小畑です」という感じで入ってきた。この方がただのエロいおじさんではなく、ルパン３世であることは後々知ることになるのだが、面接で、とりあえず言われたのは・・・続く

  2004/09/15

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