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カテゴリ:検査・訓練
コース立方体組み合せテストを練習する中で、マニュアル以外に、いろいろわかったことがありましたのでまとめておきます。 全体の流れについて 教示などは、患者様が理解できているのであれば、すばやく行なうこと。 説明しながら、次の説明のために積み木を動かし、説明時間を短縮する。 積み木の説明と手指動作・色認識の確認 箱から積み木を4つ出しながら、 「今日は、○○さんに、これらの積み木を使って図形を作って頂くのですが、ちょっと、手にとってみて頂けますか?」 と言って、1つの積み木を渡す。 他の刺激が入らないように、箱のフタは閉じる。 「この様にいろんな色があるのがお分かりでしょうか?」 といって、検者の1つの積み木を回転させる。 「手で動かしたりは、大丈夫でしょうか?」 これで、色の認識と、積み木を動かすことができるかを確認する。 この教示をしながら、手元の3つの積み木を同じ方向に並べておく。(難しい) 「では、失礼します。」 と言って積み木を返してもらう。 直ぐに、返してもらった積み木を同じ方向に並べて、 「これらの積み木は、すべて同じものになっています。」 と言いながら、 同じ向きに並んだ4つの積み木を2つずつ回転させ、同じ色柄になっていることを確認してもらう。(4つの積み木をA、B、C、Dとすると、まず両手でAとBを90度回転し、次に、CとDを90度回転、また、AとBを90度回転し、次に、CとDを90度回転。)様々なやり方があるようです。 この教示は、"これらの積み木"とし、"4つの積み木"とは言わないこと。ヒントになってしまうため。 練習の教示 練習用ページを開いて、図版を箱の上に置き、被検者の見やすい位置に置きながら、 「はい、では、今から、まず、私が図形をつくってみますので、よく見ておいて下さい。」 と言う。 検者が作ってみせ、 「このように、積み木の上の面と、この図が、同じになるように並べます。」 「横の面はどうでも構いません。」 「では、○○さん、やってみて頂けますか?」 と言いながら、積み木をバラバラにする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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