言語聴覚士、勉強中!
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今回の臨床実習では、軽度失語症と軽度構音障害の合併の患者様を担当させて頂きました。 その失語症状は、以下の通りでした。 「聞く」「読む」では、助詞を中心とする文の理解障害があるが、単語レベルと複雑でない文構造の短文は良好であった。 「話す」では、呼称、復唱、音読は良好で、語の想起の障害を認めた。 「書く」では、失語性の失書(漢字の形態想起の障害、失文法、一文字の欠落)を認めた。 また、主訴として、「病後、人の名前など忘れやすくなった」とあった。 そこで、想起の力を向上させることを訓練の中心に位置づけ、訓練内容と目的を考えました。 想起の訓練をする目的としては、以下の通りです。 既に脳内にある語を想起する(再生する)力を向上させる。 「語の列挙」のように、指定された範囲から語を想起する力を向上させる。 記憶のサイクル(記銘、把持、再生)を訓練し、これからの記憶の能力を向上させる。 これからでも覚えていくことができるという自信をもってもらう。 また、想起の訓練の種類は、 眼前にある視覚情報から、語を想起する。 情景画や漫画の説明課題 自分の知識から導きだして、語を想起する。 ものの作り方や操作方法の説明課題 一旦覚えたものを再生する訓練。 漢字や物語などを記銘し、一定期間後に再生する。 カテゴリーからの想起訓練。 限定されてカテゴリーから語の列挙を行う。 1つの語から、自由に想起される語の訓練。 語を次々に連想していく。 また、続きます。
「失語症の回復における大脳対側半球の役… 2016年03月28日
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