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2011年09月24日
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カテゴリ:高次脳機能障害

「高次脳機能障害学」石合純夫著の”構成障害”の部分を読み直し、抜粋しました。

※個人的なメモです。


構成障害

<定義>
細部を明確に知覚し、対象の構成部分の関係を把握して正しく合成することを要する、組み合わせまたは構成の活動の障害である。

構成的な課題に現れる障害の総体といえる。このような課題に影響を与える半側空間無視のような高次脳機能障害があってもよく、独立性の低い症状といえる。


<症状>
構成障害は、図形の模写、自発描画、コース立方体、WAISの積み木課題、3次元の積み木構成などの構成的課題をうまく達成できない症状である。

構成障害自体が基本的日常生活を阻害するという性格のものではない。
むしろ、その原因となる半側空間無視全般的知能低下分析能力や計画性の問題など根底にある障害が日常生活動作を困難にするといえる。


<発現メカニズム>
構成障害を引き起こす要因として、半側空間無視と知能低下が重要であることは確実と思われる。
右半球損傷では、言語性知能が良好に保たれた例は、明らかな無視を示すにもかかわらず、ほぼ良好な立方体模写が可能な場合がある。
一方、無視が軽度であるにもかかわらず、立方体模写が不良な例では、しばしば言語性知能も低下している。

半側空間無視がない左半球損傷による構成障害では、遂行、planningまたはprogrammingの障害が主体である可能性は古くから指摘されてきた。


<経過・対応>
左半球損傷で半側空間無視がなく、知能低下も目立たない場合には、構成障害自体が日常生活の妨げになることは少ない。(設計などの職業復帰は除く)



高次脳機能障害学





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最終更新日  2011年09月24日 22時08分04秒
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