死の家の記録
死の家の記録改版いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ────────────────────────────── ◆今日読んだ本────────────────────────────── 題名:死の家の記録 著者:ドストエフスキー 出版:新潮文庫 定価:743円+税────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/410201019x/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1728464%2f────────────────────────────── ◆本の目次────────────────────────────── ※目次はありません。────────────────────────────── ▼本の成分解析────────────────────────────── 知恵 :■■■□□ 勇気 :□□□□□ 豊かな心:□□□□□ おすすめ:■■■□□ この本は、昭和48年7月に出版されています。 著者は、ロシア文学を代表する世界的に有名な作家です。 著書も多数あります。 どのような物語なのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。────────────────────────────── ■この本のどこを読むか────────────────────────────── 1)楽しんで読もう。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。────────────────────────────── ■この本をどう読んだか────────────────────────────── 1)楽しんで読もう。 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。────────────────────────────── ★今日から実行すること────────────────────────────── 【 特にありません 】────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために──────────────────────────────●楽しんで読もう。▽これまで紹介した、著者の作品は以下の通りです。 「カラマーゾフの兄弟 上(1回目)」,Vol.720,2008/07/22配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20080722060000000.html 「カラマーゾフの兄弟 上(2回目)」,Vol.721,2008/07/23配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20080723060000000.html 「カラマーゾフの兄弟 上(3回目)」,Vol.722,2008/07/24配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20080724060000000.html 「カラマーゾフの兄弟 中(1回目)」,Vol.726,2008/07/30配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20080730060000000.html 「カラマーゾフの兄弟 中(2回目)」,Vol.727,2008/07/31配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20080731060000000.html 「カラマーゾフの兄弟 中(3回目)」,Vol.728,2008/08/01配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20080801060000000.html 「カラマーゾフの兄弟 下(1回目)」,Vol.738,2008/08/19配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20080819060000000.html 「カラマーゾフの兄弟 下(2回目)」,Vol.739,2008/08/20配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20080820060000000.html 「カラマーゾフの兄弟 下(3回目)」,Vol.740,2008/08/21配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20080821060000000.html 「カラマーゾフの兄弟 下(4回目)」,Vol.741,2008/08/22配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20080822060000000.html 「永遠の夫(1回目)」,Vol.796,2008/11/13配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20081113060000000.html 「永遠の夫(2回目)」,Vol.797,2008/11/14配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20081114060000000.html 「賭博者(1回目)」,Vol.825,2009/01/05配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20090105060000000.html 「賭博者(2回目)」,Vol.826,2009/01/05配信分 http://archive.mag2.com/0000194014/20090105060000000.html 長編ばかりで、一つの作品を読むのにかなりの時間が必要ですが、 とても好きな作家です。 今回紹介する「死の家の記録」も、少しずつ読んできました。 しかし、560頁中200頁を残して挫折しようとしています。 ▽著者は、1849年に「ペストラシェフスキー事件」で逮捕され ます。 ウィキペディアによると、ミハイル・ペトラシェフスキーが主宰 する空想的社会主義サークルのサークル員になったために逮捕 されたとのこと。 危険な思想家として逮捕されたようです。 逮捕後死刑を宣告され、死刑場での刑の執行直前に、恩赦に よってシベリア流刑を言い渡されます。 1850年から4年間、オムスク要塞監獄で徒刑囚として服役 しています。 その間、獄中で体験した記録が「死の家の記録」として出版され ました。 ▽この作品は、1860年9月から雑誌に発表が開始され、1862年 に完結します。 著者は、危険思想を持っていて逮捕・投獄されたので、作品の 発表は検閲が厳しかったみたいです。 ▽一応、小説という形式をとっているため、単なる著者の記録として は書かれていません。 「ロシアの貴族地主で、妻殺しの罪で徒刑囚となり、十年の刑期を 勤め上げ、シベリアの小さな町でひっそりと死んでいった男の手記」 という形式をとっています。 その手記の中に、ぶ厚い手帳があって、その手帳の中に10年間の 獄中生活の記録が書かれてあって、その紹介ということになってい ます。 ▽著者の人間観察は「すごい」の一言です。 監獄内の囚人の衣服や食べ物、仕事、酒盛り、賭博、芝居等々、 その詳細な情景描写は絶対にマネ出来ません。 すごいのは情景描写だけではなく、囚人達の性格や心理面の描写 も素晴らしいものがあります。 巻末の解説によると次のように書かれています。 「『死の家の記録』は、ドストエフスキーにしては珍しく、鏡に 映るがごとく現実を再現するというロシア・リアリズムの正道を 踏み、緻密な観察者の目を通して描かれた作品である」 その通り、読んでいるとその情景が浮かび上がってくるようです。 ▽たしかに素晴らしい作品だということは理解できます。 ところが、私には読み進めるのが少し辛かった。 というのも、「記録」なので囚人の観察やイベントの描写等が 並べてあるだけでストーリー性が全くなく、「次どうなるのか?」 といった期待感がありません。 記録を読んでいるだけなのです。 もちろん、個人の趣味の問題もあります。 著者の「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」や「賭博者」は、 かなり面白く読ませてもらいました。 個人的に、小説には「物語性」を期待してしまうため、記録だけの 内容を560頁読むのは、私にはかなり辛いです。 ここまで読んできて、残り200頁程度、普通の小説1冊分くらい。 せっかくなので、少しずつ時間を見つけて最後まで読もうと思って ます。 この本は、当時のロシアの監獄内の様子や、犯罪心理を知るには いい本だと思います。 ただ、本文中にも書いたように物語ではないので、個人的には 読み進めるのが辛い作品でした。最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ 人生を成功に導く読書術! ~おやじむしの3分書評~ より抜粋 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/ 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/ 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/ 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi