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出張先で、
仕事帰りに水上バスに乗る。。。 7月に乗った時は、 空は青く、富士山まで眺めることができた。 季節の流れは速いもので、 同じ時間帯なのに 周りは薄暗く、 遠くに港の灯りが寂しく点灯している。 甲板に座って、 そこにあるはずの霊峰に顔を向けていると 左右に船体が激しく傾いて 飛沫が冷たい。 よろめきながら船内に移動し 椅子の取っ手につかまりながら、また、 外を眺める。 岸に近づくにつれ 波止場の壁にぶつかって戻ってきた波で さらに海面がうねる。 港の灯りに照らされたその水面は、 まるでフェリーニの海のように 白々しくも美しい。 白々しさ。 虚構。ゲーム。 そう思って眠ろう。 ぐっすりと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月27日 23時08分30秒
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