|
カテゴリ:エネルギー関連
2011.3.14 05:00 SankeiBiz http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/110314/cpd1103140501006-n1.htm http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/110314/cpd1103140501006-n2.htm 東日本大震災 想定超える事態 原発行政、見直し不可避 東日本大震災は13日で発生から3日目を迎え、被災した原子力発電所の事故が深刻さを増している。東京電力福島第1原子力発電所では3号機で炉心に水を供給する装置が止まり、一時的に燃料棒が水面に露出し、放射性物質が外部に漏れ出す危険性が高まった。1号機では12日に燃料棒が露出し、周辺で被爆者が見つかった。ほぼ半世紀になる日本の原発史上で最悪の事態は、日本のエネルギー政策に安全性の抜本的な見直しを迫っている。 ◆立地政策に影響深刻 今回の震災では東京電力が福島第1と第2の計7機が停止したほか、東北電力の女川原発でも3機がストップした。地震だけでなく、津波で電力関連施設が損傷を受けた事態は、両社に限らず海沿いに立地してきた全国の原発の安全性に警鐘を鳴らした。 1995年の阪神淡路大震災、実際に柏崎刈羽原発が被災した2007年の新潟県中越沖地震など想定外の事象が起こるたびに、国は耐震基準を引き上げてきた。だが、巨大津波を想定した対策は必ずしも十分に行われておらず、今回の震災で安全性確保の具体策を早急に策定する必要に迫られた格好だ。 原発はこれまで、(1)燃料のウランは政情の安定した地域で産出されている(2)大量のエネルギー供給が可能(3)発電時に二酸化炭素(CO2)排出がない-などの理由で、電力需要が伸びる中、原発は主役ともいえる位置付けで建設が進められてきた。 相次ぐ被害で原発の立地政策に深刻な打撃を与えかねない。計画が決まっていたり建設が進められたりしているのは、東電・福島第1原発7、8号機、中国電力・上関原発1、2号機、北海道電力・泊原発3号機など全国に15基ある。今後、新規立地が困難になるのは避けられない情勢だ。 ◆老朽施設に厳しい目 一方で、古い原発を当初の想定より長い期間の運転を続ける方策も進めてきた。 今回被災した福島第1原発1号機も、長期運転を計画していた。1971年3月に運転を開始した第1世代の原発で寿命は当初、30~40年とされていた。しかし、部品の経年劣化などを診断した結果、必要な点検項目を設けるなどすれば60年に延長できると判断し、国も2月に認可したばかりだ。 だが、今後は老朽化した原発の運転について地元の理解を得るのは難しくなりそうで、計画延期や中止に追い込まれる可能性がある。 その一方、原発を代替するエネルギー源を開発する必要があるが、そう簡単にはいきそうもない。 急速に導入が進みつつある太陽光発電は、発電量が小さく稼働が天候に左右され、デメリットも大きい。風力発電も風況の良い立地が限られるなど課題がある。転換は容易に進みそうになく、日本のエネルギー政策は岐路に立たされている。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[エネルギー関連] カテゴリの最新記事
匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_^;)ありがとう。。。
グッチ アウトレット http://gucci.konjiki.jp/ (2012.12.14 20:35:30)
お世話になります。とても良い記事ですね。 ヴィトン 財布 http://louisvuitton.karou.jp/
(2013.03.13 13:40:32)
|
|