671303 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

1 『天皇』について

【天皇について】
 先ず、このコラムを読まれる方にお願いがあります。
 私は、余り賢くないので「日本人として触れてはならないタブー」に触れるどころか弄繰り回して頬磨りして舐めまわしてしまうことが多々あります。
 ですから、「タブー」に触れたとお考えの方は楽天に連絡してください。楽天からコラムの削除や訂正の指示があれば素直に応じます。

 また、右翼的思想をお持ちの方は、激怒される部分があるかと思いますが、私はかつて「天皇家が大好きな社会主義者」を自認していた時期があります(労働貴族:赤○代議士が書記長の時に社会党は嫌になりましが)。
私の知識は偏向した読書(雑誌「ムー」を含む)の賜物で、敢えて学会で認められていない怪しげなものを好むという傾向にあります。 

 ですから、怒鳴ったり、「街宣車」で取り巻くのは、そんな人間にブログ作成を許可した楽天の方にしてください。

 大嫌いな三木谷が「街宣車」に取り巻かれて慌てるところを、少し見てみたい気もしますし、直ぐにコラムは削除しますので、私だけは、いじめないでください。

 今回、師匠には、小泉首相から盗み取った毒饅頭(+特製トリカブト入り)を食べてもらい、草葉の陰でゆっくり眠ってもらってますので、変な関西弁は出てきません。

 「天皇について」は、「楽天」が許す限り、継続して書いていきたいと思っています。

それでは、天皇について考えてみます。

【歴代天皇家は本当に「男系」だったの?】
 私のかなりいい加減な知識では、歴代天皇家では最低2度ほど女系で繋いだことがあったと考えています。
 「継体天皇」と「持統天皇」の御代です。

 現在まで、中宮や皇后など天皇の本妻(かなり失礼な言い方ですが)は必ず天皇の血を継いでいます。
 例外は、藤原家から初めて出た中宮(すみません。名前を忘れてしまいました)と美智子皇后だけだったと記憶しています。

 何故でしょうか。

 日本人は元々、性に関しては非常にオープンな民族でした。
 江戸時代の長屋では、味噌や醤油と変わりなく「女房」の貸し借りをしていたと聞きます。
 それどころか、ほんの数十年前まで農村部では、辛い生活から開放される「村祭り」が、男女出会いの場(夜這いOK)であるとともに、夫婦なんて関係なく誰とでも関係できる年に一度の幸せな期間だったと聞いています。

 そんな民族ですから、平安時代の貴族などフリーセックスが当たり前の社会だったわけで、「源氏物語」では、好色な光源氏が中宮に手を付けることも書いてあったような憶えがあります(間違えていたらごめんなさい)。

 つまり、天皇の子は、ハッキリ言って誰の子かわからない状況にありました。
 そのため、《尊き血筋》を途切れさせないためには、天皇の本妻が天皇の血を継ぐことが絶対条件だったわけです。

 北陸の方で見つけ出された「天皇六代の孫:継体天皇」は、当時の都に十何年も入ることが出来ませんでした。
 そりゃそうでしょう。本当に天皇の血を継いでいたとしても6代も経てば、どう考えても普通の人です。
 旧宮家や旧摂関家、旧清華家ならまだしも、6代も前の先祖が誰だったかなんて貴方も知らないでしょ。(あっスミマセン。貴方は旧大納言家の方でしたか。)
 そのため、何代かに渡って、天皇の血を濃く継ぐ者を皇后にして、急場をしのいだと読んだ記憶があります。

 「持統天皇」の御代はもっと派手です。
 「古事記」の記載より《崩御した年齢から出生した年》を推定すると、「天武天皇」は「天智天皇」よりも年上になるそうです。
 二人とも同じ天皇、皇后を父母とする御子なので、年上のものが先に《日継ぎの御子》になるのが自然です。

 政争に巻き込まれて弟の「天智天皇」が先に即位したのかもしれませんが、「天武天皇」は少なくとも《日継ぎの御子》の資格があるのにも関わらず、幼少期など全く記録がないそうです。
 公家の日記などの記録では、ある時から突然〈あたかも依然からズットいましたよ〉というように書かれているそうです。

 加えて、「天武天皇」の皇后「持統天皇(もちろん女性です)」は、「天智天皇」の内親王ですし、「天智天皇」は他にも4人の内親王を「天武天皇」に嫁がせています。
 つまり伯父と姪5人が結婚したわけで当時としても異常事態だと思います。(重婚は当時の慣習ですが、現在の民法は、当然、三親等以内の結婚は認めていません。)

 そういう状況の中、「持統天皇」は、「天武天皇」の数ある御子の中から、有力な御子を殺しては、病弱で長生きできないのが判っていたにも関わらず、自分の子の即位を強行します。
 更に、その天皇が若くして崩御されたら、幼少の、その孫を即位させます。
 それを正当化させるために書かせたのが、「古事記」の天孫降臨神話〈天照大神(女神)が貴方の国ですよと降臨させたのは、自分の子ではなく、その孫でしたというお話〉だと邪道な見方をされる作家(現役の学者ではありません)もいます。

 確かに自分の子や孫が可愛いのは判りますが、ここまでするのは、常軌を逸しています。
 《尊き血筋》を受け継がない「天武天皇」系統から《尊き血筋》の正しい系統に戻そうとする涙ぐましい悲痛な試みがあったように私には感じられてなりません。
 近江にある《「天皇家の菩提寺(?)」の歴代天皇の位牌には、「天武天皇」系統が全くない》(本当?)ということです。

 今、巷では「男系」だ「女系」だと騒いでいますが、歴史の中には、もともと「そんな区別なんて関係なく、何が何でも《尊き血筋》を守ることが大事なのだ」という「天皇家」の悲壮な決意が見え隠れしているように感じられます。

 女系でも男系でもいいじゃありませんか。
 そんな事で、日本第一の「アイドル」がいなくなってしまったら非常に悲しいことだと私は考えてしまいます。

 余談ですが、「杉の花粉」氏が「猫神」と結納を交わしたのは「敬宮愛子内親王」のお誕生日だったそうです。
 


© Rakuten Group, Inc.