671232 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

34 神さまの作り方?

どん底・・・神さまの作り方?

 あぁ疲れた。
 今日は病院のハシゴの日。
 片道、車で小一時間もかかってしまう。
 「うつ」で「ヒキコモリ」の身には真剣に辛い

 何時もなら「気分転換」って気分で出かけていたのに、
 ここ2週間ほどは、頭が異常回転してる?
 ・・・変な「発想」に捉(とら)われては「空回り」している
 のが、現状である。

 に書いた「こーひー・ぶれいく(其の弐)」の時が最盛期
 あれでも冗談めかして書いたんだ・・・一応はっ!

 今でも頭ん中では・・・
 「ゾロアスター教」の近親姦を励行する教義が「神」に近づくための所作じゃないのか?
 なんて考えているのだ・・・大丈夫・・・なのか?

 だって、
 沖縄(琉球)の「始祖神話」「兄妹姦」だし、エジプト神話も・・・
 世界中の「始祖神話」には「近親姦」が多い

 「古事記」だって。
 最初の神さま「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」に始まって
 12番目か13番目に、初めて生まれた男女神(それまでの「神さま」に性別はない)、
 「伊邪那岐神(いざなぎのみこと:♂)」「伊邪那美神(いざなみのみこと:♀)」なんて・・・
 如何考えても兄妹だろ?

 そして・・・
 「わが身はなりなりて成り余れる処一処あり。
 故(かれ)このわが身成り余れる処を以て、
 汝が身成り合はざる処刺し塞ぎて
 国土(くに)を生み成さんと以為(おも)ふ。
 生むこといかん?」
 ・・・きゃっ!
 トテモ私には「直訳」なんて出来ない

 最初の「H」なんだから、もう少し婉曲(えんきょく)な誘い方なかったのだろうか?
 ・・・「神さま」って「直情的な言葉に萌(も)えてしまう」ものらしい。

 こうして・・・
 この2柱(はしら:日本の神さまの数え方、決して「人」「つ」ではない)の「神さま」が、「淡路島」から次々と日本列島を生んでいくのが「国産み神話(くにうみしんわ)」
 (「伊邪那神」と「伊邪那神」なんて、一文字違うだけで非常に紛らわしい!ので、以降「♂(おす)」「♀(めす)」で判断いただきたい)

 あぁ、厳密には・・・
 最初「蛭子(ひるこ)」を産んだんだけど、フニャフニャだったんで「海」に流したんだと。

 「蛭子」が産まれたのは、「伊邪那美神(♀)」から先に「良い男ねっ!」って声を掛けたのが悪い!って別の神さま怒られて・・・
 反省した二人は、
 「伊邪那岐神(♂)」から「良い女だねっ!」って声を掛け直して「淡路島」が産まれ「国産み」「神産み(かみうみ)」が始まる
 「せめて、初めて「H」する時くらい、男から誘われるのを待ちなさいよっ!」
 って寓話(ぐうわ)なのかもしんない。
 ・・・如何でも良いことだが。

 でも。
 今の皇室に繋がる?「天照大神(あまてらすおおみかみ:♀)」は、この2柱の「神さま」正式な子供ではない
 「伊邪那美神(♀)」が最期に産んだのが、「迦具土(かぐつち)神)」って火の神さま
 貴女が、もし「火の神さま」なんて産んでしまったら・・・想像して欲しい
 う。
 貴女の想像通り「陰(ほと)」が焼け爛(ただ)れて「伊邪那美神(♀)」は死んでしまう

 その「伊邪那美神(♀)」未練タラタラで、「伊邪那岐神(♂)」「黄泉(よみ)の国」まで迎えにいく
 「黄泉の国の喰いモン」を喰ってた「伊邪那美神(♀)」の姿は・・・
 貴女「ガラパゴス大トカゲ」に似てるなんてレベルではない

 ・・・「蛆(うじ)」が湧(わ)き
 ・・・頭、胸、両手、両足、そして「大事な処」なんて身体中の8箇所「雷神(多分「蛇」だろう)トグロ巻いてたんだから。

 思わず逃げ出してしまった「伊邪那岐神(♂)」誰が責められると云うのだろう

 でも・・・追っかけてくる
 誰が?って・・・「伊邪那美神(♀)」がっ!

 「スプラッタ・ホラー」なら、「伊邪那岐神(♂)」は取っ捉まって、ゴリゴリ喰われちまうんだろうが・・・
 一応、「日本神話」なんで「伊邪那岐神(♂)」は危機一髪助かってしまう
 ・・・少々残念?

 当時、「ハッピーエンドが売り物のハリウッド映画」を参考にしたとは思えないが、
 この「国産み神話」の主人公「伊邪那岐神(♂)」が捉まってたら・・・
 日本国民全部が「ゾンビ」或いは「ゾンビの子孫」ってことになってしまう・・・ので、
 それ回避したかったのだろうと思う
 
 そして、助かってしまった「伊邪那岐神(♂)」は、黄泉の国「穢れ(けがれ)」を払うために清流「禊(みそぎ)」を行う
 ・・・簡単に言えば、川で「水浴び(みずあび)」したってこと。

 「水浴び」の最中
 「右目」を洗った時に生まれたのが「天照大神(♀)」
 「左目」を洗った時に生まれたのが「月読命(つくよみのみこと)(♂♀?)」
 「鼻」を洗った時に生まれたのが「建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)(♂)」
 「素盞嗚尊(すさのおのみこと)(「日本書紀」)」って言った方が判りやすいかも。

 だから・・・
 「天照大神(♀)」は、何故か男神「伊邪那岐神(♂)」独りから生まれたのである。
 ・・・フーっ疲れた。
 まぁ。我々の「ご先祖さま」は、兄妹姦から産まれた訳じゃない
 ・・・ってことダケが言いたかったのだが。

 ココで・・・懲(こ)りずに「兄妹姦」に戻る
 神話の世界では、非常に「兄妹姦」が多いのであるが、
 実際の例としては・・・
 「カエサル(シーザー)」と浮名を流した、絶世の美女「クレオパトラ7世」
 エジプト・プトレマイオス朝最期の女王である。
 (歴代女王は皆「クレオパトラ」と呼ばれてたため、正式にはケツに「7世」が付く)

 エジプト王朝女系相続である。
 「ファラオ(王)」王家の血継ぐ必要はない
 王家は、王家の血を継ぐ「長女」が相続し、
 その夫「ファラオ(王)」になる

 だから、先ず彼女は
 実弟「プトレマイオス13世」と結婚し、エジプトの共同統治を計った。
 それが・・・
 「プトレマイオス13世」に追い出されてしまう
 そこで「カエサル(シーザー)」に色目を使い、復権を狙った・・・らしい。
 王家の男「ファラオ」になるため・・・
 「姉弟婚・兄妹婚」は、当時の「エジプト王家の伝統」だったらしい。

 「始祖神話」だけじゃなく
 「ゾロアスター教」を国教にした「メソポタリア文明」、そして「兄妹婚」が日常茶飯事の「エジプト文明」
 其々「近親姦・兄妹婚」を励行している

 偶然なのだろうか?

 「民族の祖」「強大な王家」には・・・
 「最悪の畸形児=万能の大天才」渇望したのではないか。

 「ユダヤ教」や「キリスト教」は、あくまでも「神との契約」の元に成立している
 「旧約聖書」「新約聖書」の「約」「翻訳」の意味じゃない
 「契約」の意味である。
 「天地創造」や「モーゼの十戒」など「神」との「古い契約書」が「旧約聖書」
 「主イエス」との「新たな契約書」「新約聖書」・・・だったと思う。

 「ユダヤ教」「キリスト教」共に「正典」と認める「旧約聖書」には「エデンの園」って話がある。
 「アダム」と、神が「アダム」の肋骨から創り賜(たも)うた「エバ(若しくは「イブ」)
 この二人が「人類の起源」となる「エデンの園」は、正しく「近親姦・兄妹婚」を暗示していると云う。

 でも「神」との「双務契約」である「ユダヤ教」「キリスト教」は、「神の預言」、「神の審判」を求めるようになる。
 だから、「自らが「神」になる」必要はない

 そして、
 そんな「キリスト教的世界観」から決別したかったと云っても、
 「ニーチェ」「20世紀欧州最高の頭脳」と云われたインテリである。
 ・・・口が裂けても「近親姦励行」なんて言えないだろう
 でも彼の「超人待望」や「永劫回帰」なんて思索の中には、
 キット「近親姦」って「キー・ワード」常に意識していたんだと思っている。

 当時、世界宗教として「神になる」なんて決して言えない「ゾロアスター教」
 知識人として「近親姦励行」なんて決して言えない「ニーチェ」
 
 この二者比較・補完すると・・・
 「近親姦による『超人』の出現」=「神」と云う
 『「神」創生のための方程式』
 が浮かび上がってくるような気がしてる。

 まぁ。
 本来「近親姦励行」の筈の「始祖神話」を誤魔化してしまった民族からは、
 「神さま」は勿論、「世界史を塗り替える偉人」なんて
 絶対に生まれてこないんだろうが・・・


© Rakuten Group, Inc.