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「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

17 表面だけ見てちゃ何も判らないよっ!

表面だけ見てちゃ何も判らないよっ!(政治編)

 最近の日記を見て。
 私は「オカルト趣味に走った危ないオッサン」だと
 思った方が居たかも知れないけれど

 「私はマトモな人間だぁ!」
 と「鳥居みゆき」がネタで叫ぶくらいには
 私はマトモである・・・?

 何時も「新橋駅前」で、独りブツブツ言ってる「オッちゃん」が
 部屋に「ひきこもっている」と思っていただければ・・。
 それほど外れてはいない。
 まぁ。
 「オカルト趣味に走った危ないオッサン」と云うよりは
 「偏向した読書癖を持った汚いオッちゃん」と云うのが、私の実態である。
 余り変わんないよーな気もするが。

 だから。
 今日の日記には
 「呪い」も「神話」も出てこない。
 殆どの方が興味のない「政治」である。
 「オカルト」を期待した方は・・さようならぁ~。

 今の私は。
 「TVを見ない」のは「何時ものコト」だが
 「新聞」すら・・碌に読んでいない。
 「完全に情報が遮断されている」状態なので、余り良く判らないのだけれど。
 「うつ」で「お外にも出られない」しっ!

 「ガソリン」って下がったの・・か?

 「揮発油税」等石油関連特措法部分を除いた「ブリッジ法」は成立したけれど
 「ガソリン税等の暫定税率部分(上乗せ部分)」は・・失効した。
 と云う「ネット配信記事」を読んだ気がするのだが。

 若しそうなら。
 「福田さんってスゴイっ!」と・・唸ってしまう。
 「厭味」なんかではなく「素直な感想」である。

 小泉政権のとき
 「郵政民営化関連法案」を巡って自由民主党内が大きく揺れた。
 そして。
 「突然の内閣総辞職」による衆議院選挙。
 「刺客」なんて呼ばれた「小泉チルドレン」が次々に当選し、「自由民主党」が大躍進した。

 「自民党をぶっ潰す」「抵抗勢力」なんて
 まるで「間抜けな時代劇」を見るような娯楽性が
 本来「政治に無関心な日本国民」の多くを魅了したのだろう。

 「大衆迎合」のマスコミは。
 それまでの
 「『自民党』を『野党』が非難・攻撃する」と云う構図を捨て
 「『自民党保守派(抵抗勢力)』を『改革派(旧来の自民党を改革すると主張)』が非難する」
 と云う「自民党内完結型」の報道に徹したため
 「野党」が・・完全に「蚊帳の外」に置かれてしまった。

 小泉自身は「そんなパフォーマンス」を演じているのだ・・が。
 「議員きっての防衛通で、戦車の模型が大好きな危ない軍事オタク」石破茂防衛庁長官
 「護送船団方式の既存銀行体制を打っ壊した」竹中平蔵金融担当大臣
 「大馬鹿田中眞紀子の尻拭い(外交正常化)を果たした語学の達人」川口順子外務大臣
 「大臣経験者なのに政務次官として金融二法成立に尽力した経済政策のエキスパート」谷垣禎一財務大臣・・・
 それまで。
 「年功序列だった閣僚就任」を廃し、
 「主要な大臣」には「自ら官僚を取り仕切る実力・能力のある者」を抜擢した。

 だから。
 幾ら小泉が・・オドケていても
 彼の「内閣」は、驚くほど劇的に前例踏襲を廃し、着実に実務を進めていく。

 絶対に「裏」で、誰かが「青写真(シナリオ)」を書いている。
 その時から。
 「モノを真正面から見ることが出来ない」私は、そう思っている。

 そして今回の騒動である。

 前にも書いたが
 福田首相は「機に聡い人」である。
 そして
 首相就任は、誰が見ても「火中に栗を拾う『汚れ役』」である。

 「政治家」としての「経歴」を考えれば。
 あんな時に・・誰も首相になんか成りたくない。

 「麻生太郎」は「自民党総裁には、絶対に選出されない」と判断して
 「経歴(キャリア)を積む」ために、出馬しただけ。
 決して、本気で首相になりたかった訳じゃない。
 若し「本気だった」としたら、彼の「未来」は・・とても暗い。

 「政治家なんか何時辞めても良い」
 まぁ「無責任」と云うか。「無欲」と云うか。
 「福田さん」には。
 「信念・信条を曲げること」を嫌い、国会議員を辞めた
 私の大好きな「野中広務」と相通ずる「匂い」がする。

 「日銀総裁の空席」は
 「日本国の金融政策能力に対する失望」を
 「諸外国投資家」に与え、「株式市場の混乱」や「更なる円高」を招くことになる。

 「政治不安」により「経済が失速する」と
 通常は「その国の通貨の価値」は、「相対的に低くなる」のだけれど。
 今の「世界情勢」は
 「サブ・プライムの後遺症」から抜け出せない「米国経済」の影響で、
 何時「世界同時不況」に突入してもオカシクない。
 そんな中。
 「金融政策の要(かなめ)」である「中央銀行総裁」も決められない国が
 「側面的に米国経済を支援する」経済関連政策を「積極に打つ」なんて考えられない。

 「『空白の10年』を経験した」と言っても「日本国」は
 「官民」合わせて「莫大な資金」を提供できる「世界有数の国」である。
 そんな「日本国」が全く動けないのだから
 当然に「米国経済不安の拡大」は止まらない。
 だから。
 「米ドルの価値」が下がり続けることになる。
 「政治不安による『円』の低下」以上に「米ドル」が低下すれば、結果的に「円高」を招く。
 「経済に関してズブの素人」である私は、そう考えている。

 更なる「円高」は。
 必死に持ち堪えている「日本国経済」に「決定的な打撃」を与えることになる。
 だから。
 我々が考える以上に「財界」は「円高進行」なんて許さない。
 
 そして。
 「特措法(ガソリン税等)」の暫定税率部分の失効である。
 「道路特会」は色々な問題があるけれども。
 「道路の建設・補修維持」は「関連する企業」に莫大な金を落とす。

 「特例的措置」を除いて「国」や「地方自治体」など「行政機関」は。
 「特定業種」や「特定企業」に対して「補助金」なんて支給できない。
 「道路建設・補修維持」は・・隠れた「企業補助金」なのだ。
 そんなコト。
 「大企業」から「中小企業」まで「み~んな知っている」こと。

 それに「ガソリン価格」が
 「1リットル当たり二十数円」安かろうが、高かろうが。
 マスコミが云う程「一般家庭」にダメージはない。

 「消費税導入時」を考えれば判ること。
 「我々の家庭」は・・「年間支出」5%分の出費が増えたのだ
 「年間所得(支出)」が、400万円の「少しビンボな家庭」でも
 その「増加分」は・・20万円になる。

 貴方の「年間ガソリン消費量」に「1リットル当たり二十数円」を増減しても
 それ程「大きな金額」にはならないんじゃないのか?

 でも。
 「道路建設・補修維持」が出来ないと「建設業界」にとっては「死活問題」となる。
 「建設業界」だけではない。
 「建設業界に融資する銀行」、「建設資材を提供する製造業」、「資材を運搬する運送業」・・

 そして。
 戦後「財閥は解体された」と云うものの
 今だ日本国の「全ての企業」は、「3~4つ」に色分けされる。
 「みずほフィナンシャル・グループ」を中心に「東武鉄道」「フジTV」「日産自動車」など多数の企業を擁する、日本最大の「芙蓉グループ」
 「芙蓉グループ」なんて旧「安田財閥」じゃないか。
 だから。
 「グループ」内の「建設関連企業」がおかしくなれば、
 その影響は、「道路建設」等とは、全く関係の無い「グループ」内の「企業」にまで及ぶ。

 一般家庭で「1リットル当たり二十数円」安くなる。
 どの企業が倒産しても不思議じゃなくなる。
 比較できるの・・か?

 「ガソリン」が安くなったぁ!
 と喜んでたら、突然「勤めてた会社」が倒産しちゃうんだ。

 「無収入」になったら車なんて乗れないよっ!

 だから。
 「道路特会」の廃止に繋がる「特措法の暫定税率」廃止なんて
 絶対に「経済界」は許さない。

 でも。
 こんなこと幾ら言っても
 日本人は「お馬鹿」だから理解なんて出来やしない

 「お馬鹿」に判らせるには・・「実際に体験させる」しかないのだ。
 
 「勤める会社」が倒産して初めて
 「ガソリン税の上乗部分の廃止」なんて議論が「如何に間抜けなモノ」だったのかを。

 「日銀総裁の任命」や「特措法(ガソリン税等)の暫定税率」再延長なんて
幾らでも出来たのに・・。
 「福田内閣」は・・そのまま放置した。

 怒り心頭に達している「経済界」は、既に判っているのだけれど。
 これから国民自身が、自ずと判ることになる。

 誰が、「『政争の道具』なんて下らないことだけ」のために、反対したのかを。

 私は。
 福田首相は、敢えて放置した・・と思っている。
 「民主党の云う通り」にしちゃえば「如何なってしまうのか」を。
 「国民のこと」を放っておいて、『政争』だけに興じる「民主党」が、どれ程「詰らない存在なのか」を。
 ・・「国民全員に知らしめる」ために。

 かつて「社会党村山政権」が誕生した時も
 「社会党」は、「それまで主張してた政策」なんて1つも実現することなく瓦解した。
 「社会党」が悪いのではないし、その「政策遂行能力」が低かった訳でもない。
 想像以上に「社会党」は立派に政権を担当したのだが・・仕方ないのだ。

 「政策の継続性」は、「世界共通の認識」である。
 「国家の基本政策」なんて誰も変えることなんか出来やしないのだから。
 若し勝手に変更しちゃえば・・「米軍海兵隊」が派遣されたりする。
 だから。
 「反米」を訴え、クーデターを起こした「パキスタンの革命政権」すら、「親米政策」を継続した。
 
 「政権奪取を狙う」なんて戯言(たわごと)を言っちゃいるが
 今の「民主党」に政権維持能力なんてない。
 だって。
 本気で「政権」を狙ってんのなら
 「日銀総裁の空席」や「特措法暫定税率部分の廃止」が、「如何云う結果をもたらす」なんて判るハズじゃないか。
 それを
 マトモな「対案」を出すことなく、みーんな反対しちゃって如何するの?

 次の「衆議院選挙」勝っちゃたら「民主党」が「政権与党」。
 「世界中から信頼を失った状態」で経済政策を打たなきゃなんないし、
 「道路特会」無くなっちゃたら・・道路造れないよ?

 こんな「無責任な政党」に、一時とはいえ「政権」なんて任せられない。
 それが「財界」を始め「自民党」を取り巻く「危機感」なんだろう。

 普通なら。
 「政権与党」が、「政策を放棄する」なんて考えられはしない。
 今回は。
 「民主党が反対したために実現できなかった」と云う「体裁」にして
 「福田政権」は・・政策を放棄した。

 「テメエのこと」を棚に上げ
 「民主党」が「自民党国会議員の年金不払問題」を追及した時。
 「福田さん」は、「全ての責任」を全部かぶって「官房長官」辞めちゃった。
 その後は・・ズッと「隠棲(いんせい)生活」。
 
 私は「福田さん」に
 「何でも良いから一度は首相になってやるっ!」
 なんて「自己顕示欲」を・・少しも感じない。

 「国会議員」辞めたくなっちゃたんだろうか。・・高齢だし。
 誰かの「青写真(シナリオ)」に乗って。

 だから。
 首相になって、馬鹿を装って、政策を放棄して
 そして。
 本来なら政権奪取後にしか判らない「民主党の愚かさ」を衆目に曝(さら)す。

 如何でも良いんだろうな。自分の政権なんて。
 今回も平然として首相辞めちゃうんだろーな・・きっと。
 そして
 私は「小沢一郎」が「ダッ嫌い」なのだけど
 彼は「そのこと」が、きっと判っている。

 「管」や「鳩山」なんて「間抜け」にゃ・・判らないだろうけれど。


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