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「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

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24『勧誘電話』から『資本主義』への考察

「うつ」人の考察:『勧誘電話』から『資本主義』を考える。

 先日の日記に、公表していない固定電話電話番号「ヤフーBB」から、勧誘電話が掛かってきたと書きました。
 今日「KDDI」から、電話が掛かってきます。
 そこで、相手に問い合わせた処、『全ての地域の「0000番」から「9999番」まで、お知らせしています。』との事でした。

 「そんな馬鹿なこと!」
 「名簿が流失しているに違いない!」

 そう考えて、ネット検索『全国の固定電話数』を調べてみます。
 平成16年総務省の調査によると約5,961万台だということです。

 (1)1人が1時間に45件の勧誘電話を掛けることができる。
 (2)1人、時間当り1,000円のパート料で、8時間勤務する。
 (3)1回当りの電話料を10円とする。
 そう仮定してみます。

 すると、1人が1日に掛ける勧誘電話の件数は、360件
 1時間当たり1,000円8時間勤務なら人件費は、8,000円。
 1通話当り10円なら電話料は、3,600円。
 これが前提条件です。

 全国の固定電話数5,961万台を、1人が1日に担当する勧誘電話の件数360件割ると、延べ約16万5千人必要です。
 1人当たりの1日の経費は、人件費8,000円電話料3,600円合計11,600円です。
 延べ16万5千人1日当りの経費11,600円掛けると、19億1千4百万円。
 総費用額は約20億円です。

 (4)電話勧誘した内、契約する人の割合を1%とする。
 この仮定加えます。

 1日の経費は、11,600円ですので、1人が1日に担当する勧誘電話の件数360件1%、3.6件割ります。
 すると、3,222円となります。

 一度、契約すれば数年間は変更しないでしょうが、「1年間は変更しない」仮定すると、月々の契約者1人当たりに転嫁される負担額は、268円となります。
 契約者の割合2%になれば、268円の半分、月に約百円です。

 (1)~(4)の仮定には全く根拠はなく、単純に「これくらいかな?」という数値放り込みました。
 ですから、結果としての数字明確な根拠はありません。
 大体「こんなもの」という目安です。

 総費用額約20億円1人当たりの月転嫁負担額は、百円から3百円程度ということになります。

 「そんな馬鹿な!」
 冒頭で述べた感想です。

 しかし、総費用額約20億円契約者1人当たりの月転嫁負担額は、百円から3百円程度なら充分に可能です。

 「大資本」の遣り方は、時として庶民の想像を遥かに超越してしまいます。

 「全固定電話契約者に対するローラー作戦。」
 総費用額約20億円かかっても新しい契約者に転嫁すれば、高々数百円の事
 電話料金の値引き額につられて、誰も気が付かないでしょう。

 「大資本」は、益々大きくなり、この『ローラー作戦』で、一時的とは言え大量の雇用も生じます。

 始めは「こんな無駄なことを!」と思っていましたが、結果を見て思わず「う~ん」と唸ってしまいました。

 「資本主意の功罪」

 私には判断できません。
 でも、この程度の事なら、「自分に損害を蒙ることなく」平気で遣ってしまう「大資本」の力には驚かされていまいます。

 そして、益々自分の「非力」を思い知らされました。
 「完敗」です。


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