「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

　Wikiさんによると。
　「ある色をしばらく見つめた後、その色を視界から消去すると
　視覚上にはその補色（赤であればシアン、緑であればマゼンタ、青であればイエロー）が残像として残る」
　この現象を補色残像と言い、このネガを、３０秒見つめて、ほら！って
　バカほど多く、ネットに投稿されている。

　あたしは
　おっちょこちょい、なので
　配信記事を読んだとき、さっそく試して、ふ～ん、と驚いた。
　ついでに、極めつけのバカなので
　何色を何色で補色するか？その説明を、全く覚えていない。
　てか
　「補色残像」って言葉すら記憶になかった。
　今回
　ネタにしようと思い立ち、「目の錯覚　ネガ」で検索すると
　出てくる、出てくる、ほんと、どうしようもない投稿ばかり、バカみたいに。

　あの、さ。
　何の説明も出来んと、ネガ写真を投稿して、おサルまんまに驚きを伝えたいなら
　画像だけ投稿したら、どう？
　ただただ、画像をUPして
　とっても驚いちゃいました、って
　わざわざ、ブログで書かんとイケナイこと？

　何を、どうしようと、個人の勝手なのですが。
　おサルさんが見るのか？孤独に、特定キーを乱打するのか？
　そんなものばかり
　検索上位に群がっていたら
　効果の名称も、補色の相互作用も、何も、調べられんでしょう？

　辞書やエンサイクロペディアは
　全てにおいて
　最低限の説明が、簡潔にまとまっているからこそ意味がある、のであって。
　玉石混交どころか
　パクリ写真の横行、どうしようもないステマ、おサルさんの戯言ばかり並んでいては
　調べる、知的好奇心を満足させる、って、観点に置いて、ネットは機能しなくなる？

　Wikiさんだって
　ああでもない、こうでもない、と、誰彼ともなく口を出すから
　鋭角的な諸説うんぬんは、みんな、淘汰されて
　どうしようもなく平坦で、しょうもない解説ばかりが残っちゃう。
　たしか、１０年くらい前なら
　征夷大将軍の項目には、源氏の棟梁って枕詞（まくらことば）がくっ付いていた、ような。
　いや、いいんだよ。
　そういう表現が、なくなったって。
　鎌倉幕府四代将軍は、九条家の出自だし、皇族さんだって任命されている。
　坂上さんやら、北畠さんやら、よく知らん家柄もある。

　ただ
　いつの間にやら、徳川さんの系図は、平氏から源氏に塗り替わって
　太閤秀吉さんが天下を取るには、近衛の養子になるしかなかった？
　それもこれも
　鎌倉以降の征夷大将軍は、源氏の出自が基本だから、でしょう？
　真実なんか、あたしは知らんけど
　そういう説明なら、何となく判ったような気になる。

　怪しさ満点だって、諸説うんぬんは、とっても参考になる。
　なら
　あえて平氏の出自を変えなかった信長さんは、何を目指したの？とか
　本能寺の変の「真の主役」は、だれ？なんて、妄想を楽しむこともできる。
　不敬罪かも？なので、なんとも言えませんけど、ね。
　どちらかと言うと、あたしには
　五摂家以外に豊臣家として、秀次さん関白就任の方が、よほどに興味深いワケですが。

　結局
　おサルさんが、よく言う、証拠を示せ！ってヤツは
　そういう程度なんだよ。

　視神経から
　シナプスで運ばれる途中、盛大に取りこぼしては。
　その、ごくごく一部が
　電気信号だか、化学物質の沈泥だか、海馬に記憶される。
　それに
　人間の全細胞は、３年くらいで全てが入れ替わる、って説が事実なら
　海馬の脳細胞だって、１０年経てば３回くらい入れ替わっている？
　そもそも。
　視神経自体、可視光線の範囲しか捕まえられんし
　可視光線たって、ネジとポジの「補色残像」効果で
　実際には、何が、どう見えているのか？ダレにも全く判らない。

　それこそが
　実際に目撃したヒトによる、第一次資料。
　そういう
　ヒトごとに全く違って、同じヒトだって、時と気分によって全く違う、ような。
　まるで、当てにならんものを
　さらに偏向した感性…失礼、色眼鏡バリバリで報じるのが、マス・メディアさんの記事。
　そんな記事を、都合の好いものばかり集めて
　さらに偏向した感性…失礼、色眼鏡バリバリにまとめるのが、研究論文で。
　それを比較検討して
　研究室の教授の力…失礼、色んな力学で固まっていくのが、学説に違いない？

　だから、あたしには
　すぐに証拠を示せ！通説を示せ！ってヒトの感性が、全く理解できない。
　目撃情報だって、記事だって、論文だって、学説・通説だって
　それぞれに、それぞれの偏光レンズを通っているんだよ。
　と言うか
　似通ったプリズムだからこそ
　それぞれ偏光加減によって、主流派・非主流派が生まれるワケで。
　基本中の基本の学説・通説ですら
　そこに行き着くまでの調整、偏向を大前提にしている。
　そんなで
　世の中に、たったひとつの「正真の真実」なんか、存在するワケがない。
　なのに、証拠を示せ！の彼らは
　何を、どの時点で、どう正しいと判断したいのか？
　その基準も、その感性も、あたしには、全く判らない。

　何を言ったところで、何を議論したところで。
　結局は
　えい、やあ！って、決めちゃうだけのこと。
　あたしたちの判断って
　全てにおいて、それ以上でも、それ以下でもない。
　理屈や、理由や、証拠なんか、実は、どうだっていいんだ。
　あたしたちは
　ただ、自分が、そう思うから、それが好きだから
　それを、そうだ、と、決めているだけのこと。

　商取引の第三者要件って、ご存知です？
　契約書には
　印鑑証明を取った実印を押すとか、保証人を立てるとか。
　ああいうの
　そもそも契約当事者間には、全く必要がない？
　ただ
　外相会談で決めた内容を、身勝手に、反故（ほご）にするキ○ガイも居ますから。
　どちらか片一方が、おサルさんのとき
　契約が、最初の取決め通りに、上手くいかないこともある。
　その時になって初めて
　「最初の取決め」が、どうなのか？
　第三者、つまりは、司法府さんへの立証が必要になる。
　それが、第三者要件ってこと、らしい。

　それと、同じこと。
　あたしやあなたが、何を言おうと、何を書こうと
　公安さんの網に引っ掛か…失礼、裁判所さんに怒られない限り、基本、どうだっていい？
　あたしは、ダレに、何を言われたって
　意地でも、自説を曲げたりしないし
　それは、あなただって同じでしょう？
　理屈も、理由も、証拠も、どうだっていいんだ。
　あたしたちは
　それぞれが、それぞれに、そう思っている。
　ただ、それだけのこと。
　なのに
　証拠が！やら、良識が！やら、しょうもないこと言い合ったって仕方ないでしょう？

　ネットでの議論、って、全く無意味だと思う。
　おサルさん同士が
　また、バカを言い合って！と、笑う価値しかないと思っている。
　それどころか
　個人レベルで、他人（ひと）を、ああだこうだ、って罵り合う風情（ふぜい）は
　戦前・戦中の、チクリ社会と瓜二つ。
　あたしやあなたは、当然のこと
　そもそも、あたしたち庶民レベルは、正義なんて高尚なものを持ち合わせちゃいない。

　安保法制が、どうのこうの、とか
　集団的自衛権が、どうのこうの、とか。
　そんな
　しょうもないこと以前に。
　あたしたちは
　隣人の権限を、はるかに凌駕して、あたしたち自身を主張しちゃいけない。
　他人（ひと）の権利を、どうこう言いたいなら
　まずは、己が既得権益を、ひとつ失うを前提に主張したっていい。

　参院の選挙区変更に
　ぶつくさ文句を言う参院議員さんは、ダメだ！って、さ。
　自分で、自分の権益を守って、何が、どう悪い？
　と言うか
　自分で守らなくって、ダレが守ってくれる？人権派の弁護士さん？
　あたしは、日本人って以外、ほぼ既得権益なしの、どビンボだから
　そう言いたいヒトの気持ちは、判らんでもない。
　けど、ね。
　あたしたちは、世界有数に豊かな日本で生まれ育った、日本人なんだよ。
　それに、あなたが、お仕事をお持ちなら
　それも、既得権益に他ならない。
　そういうの、捨てられる？

　参院議員さんだって、福祉事業じゃない。
　自分の食い扶持くらい、自分で、どうにかしないと仕方ないでしょう？
　まずは己が当選を守るのは、当然のこと。
　なのに
　それじゃ、ダメだ！ってヒトは。
　自身のお仕事を辞めてから、ナマボ給付を返上してから、日本人であるを止めてから。
　まずは、自分自身で、己が既得権益を、ひとつ失ってみて
　そう、主張されればいい。
　てめぇは、既得権益ズッポシで生活しといて
　他人（ひと）の権益にばっか、難癖を付ける。
　そっちの方が
　己が当選ばかりに拘る議員さんより、よっぽどダメダメだ、って気がします。

　庶民である、ってのは
　何の特権的身分も意味しない。
　庶民の、庶民たる所以（ゆえん）は
　サイレント・マジョリティとして、社会に埋没するを指向することだと思うのです。
　華々しく
　どうしようもない、いや、しょうもない主張を繰り返すことじゃない。

　あたしやあなたが、何を言ったところで
　絶対的に、世間さまは変わったりしない。
　いや、その程度で変わっちゃう、世間さまなら
　そんな危なっかしいモノ、あたしたちは、ダレも信じられやしない。
　そういう
　単純明快なことすら理解できない、己が分際（ぶんざい）を超えた方々ほど
　始末に困るものはない。

　自分で、自分を守りたいなら
　決まって、他人（ひと）を攻撃しちゃイケナイのです。
　他人の既得権益を、つべこべ言いたいなら
　先に、最低でも、豊かな日本で生まれ育った、って
　己が既得権益を、どうこう考えてからでいい。

　己が分際を知って、他人ばかりを、つべこべ言わない。
　思ってたって、口には出さない。
　そう
　お母さんに教えられた、ような。
　それが
　あたしたち日本民族としての、庶民としての
　せめてもの矜持だったと思うのです。

　と言うことで。
　このブログに何が書かれていたって、攻撃なんかしちゃいけません。
　そもそも、あたしは
　ダレかに、こうだよ、って言われて
　すぐさま理解できるほど、お利口さんじゃありません。
　それに
　あなた同様、お腹の中は、真っ黒、黒です、し。

　で、あたしは。
　他人の既得権益を、全く攻撃しないのか！って？
　自分で
　自分の既得権益を、ひとつ失ってからしか、主張しないのか！って？
　そんなワケない、じゃん。

　腹が立ったら、速攻で、攻撃しちゃう。
　それが、あたしって人間です。
　お母さんの教えは、教えとして、あたしは、あたしとして。
　民族の矜持がどうだろうと、ダレが何を言おうと
　あたしが、そう思うから、あたしは、そうする。
　ただ、それだけの、お話です。