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2016年11月12日
テーマ：たわごと(26727)
カテゴリ：カテゴリ未分類
毎日新聞さんの
『日印原子力協定 インド電力不足、解消へ道「原発推進不可欠」』って記事です。 インドは 経済発展に伴う電力需要の拡大の一方で、慢性的な供給不足が続いており、 人口１３億人超のうち約３億人が電気のない生活を送るとされる。 首都でも頻繁に停電が発生し、不安定な電力供給が海外企業進出の足かせにもなっている。 モディ首相は昨年、２０１８年までに全農村の電化を達成することを約束しており、 発電能力の強化は喫緊の課題だ。 インドの電力は約７割が石炭などの火力発電で、原発は全体の約２％にとどまる。 これを３２年までに現在の１０倍以上の６３ギガワットに引き上げ、 ５０年には発電量の２５％を原発でまかなう計画だ。とか。 とうぜん 広島・長崎の首長さんは、「被爆地として極めて遺憾」と談話を出されているようですし 首相官邸前じゃ恒例になっている？市民団体さんの反原発デモには 「原発売るな」「日印原子力協定反対」という横断幕やプラカードを掲げる人々もいた？ 何と言ったらいいんでしょう。 インドでは 「人口１３億人のうち３億人が電気のない生活」をしているんだよ。 彼らは 放っておいていいのかい？ なになに？ 太陽光だって風力だってあるでしょう！って？ ごめん。 ああいう再利用可能エネルギーで、どうにでもなる！ってなら あなたが、そうしてみなよ。 お日さまが陰ったら 炊飯器でご飯が炊けなくなって 風がやんだら どれほど蒸し暑くたってエアコンも使えやしない。 あたしたちの 生活の根本である電源政策を お日さま任（まか）せ、風任せにしちゃう、って、そういうことだ。 それでいいなら どうぞ、ご自由に。 けれど あなたが我慢できないことを、他人（ひと）にばかり押し付けようとするんじゃない。 ただただ それだけのお話です。 あたしは、脱原発派さんに大反対なだけ べつに 原発推進でも何でもありません。 どちらかと言えば ああまで危険極まりない装置は、とっとと失くしちゃえばいい、と思っています。 けれども 替わりの電源がないんだよ。 お日さまや風に限らず、地熱もメタンハイドレートも含めて そういう、ごくごく少量か、たんなる気まぐれエネルギーでは どうしようもないんだよ。 なら 原発は必要悪って、お腹を括（くく）っちゃうしかないじゃない？…亀甲縛り、で。 広島、長崎の首長さんは、お立場もあるでしょうから まあ そうとしか言いようがないのも判ります。 ですが。 原発は、将来的に何万人ものヒトを殺しちゃうかも？って方は すこし考えて欲しいのです。 反対に、原発が いままで世界中で、何億人のヒトを救ってきたんだろう、って。 モディ首相さんは 「インドの電力は約７割が石炭などの火力発電」とおっしゃっているワケですよ。 ああ 中国だけじゃなく、インドも世界中にPM2.5を巻き散らかしてるぅ！ってんじゃなく インドの電源の７割を賄（まかな）う化石燃料は どこからきてんだ、ってお話です。 もし、世界中どの国にも原発がなかったら 化石燃料は いまだ、あたしたち先進国が独占しちゃっていない？ってことですよ。 さすがに そこまで、いかなくて。 半分くらいは、インドさんにも分けてあげましょうよ、って場合 じゃあ、それで いままで１３億人中、何億人分の電力が賄えたんですかね？ けっか いままで何億人が生活できなくなって、何億人が産まれてすらこられなかったんですかね？ あたしたち日本人、先進国の生活は そこだけ 切り取って存在しているんじゃないのですよ。 ある意味 食物連鎖的と言いますか、バタフライ・エフェクトと言いますか。 めっちゃラララに複雑に絡み合って、有象無象に影響しあって ほんともう、単体・単独では、どうしようもない？ それを あたしたち日本の、未来の子どもたちのために！って言われましても… そのためなら インド人さんは何億人も死んじゃ、いや、産まれてこなくたっていい、と？ そりゃ、あたしだって わが身可愛さ１２０％ですから、とくに反対はしませんけど。 そういうの 首相官邸前で、大声で叫んじゃう、って 何と言いますか。 わたし、緊縛プレイが大好きなんです！って、集団で大声を上げるのと あんま、違わないような？ それもそれで べつに反対はしませんが、まあ、それだけのお話です。 勘違いしないでくださいね。 あたしは 人道主義者さんでも何でもありませんから。 なので、世界中から どビンボさんの救済を！ってのも ちょっと何だかなぁ、と感じちゃったりします。 国連さんにしても、国際NPOさんにしても。 いま、世界の貧窮を訴えて 彼らは、いままで どれだけ多くのヒトを救ってきたのか、ばかり、喧伝（けんでん）しちゃってます。 けれど あなたたちが救った「どビンボ」さんたちが、さらに子をなして だんだんに 大飢饉の規模を拡大しちゃっている嫌いはないの？と。 いやいや。 いくら酷薄な、あたくしだって 死んじゃいそうなら、そのままにしとけば？なんて思っちゃいません。 あたしだって 目の前に死んじゃいそうなヒトがいれば、救いたいと思いますよ。 ただ、ひとり旅をしていると 何があっても 現地の生態系には干渉しちゃいけない、と考えるようになっちゃいます。 いくら あたしが、どビンボたって 海外旅行中なら、それ相応のお金を持っています。 だから たった数米ドルで、身体を売っちゃう薄幸の美少年さんがいたら せめて数日分は そうしなくていい生活くらい、どうにでもしてあげられる？ けれども たとえ、そうしたところで。 あたしは、その子の未来に何の責任も負えないんだよ。 負う覚悟なんかないんだよ。 なのに いっときの「おためごかし」で、安易な助け舟を出しちゃっていいの？と。 それ どう考えたって、あたしの自己満足に過ぎないでしょう？って。 そういうの ゴチャゴチャ言ってないで。 助けないより、助けたほうが百倍はマシ。 それはそれで いいんですよ。 ヒトそれぞれの考え方、感じ方だと思います。 ただ あたしたちの手に収まるほど、世界中の極貧は容易（たやす）くないし すべての赤貧を救済できるほど、あたしたちには富も力もない。 そんなで やろうとする救済は。 それでも…それでも、仕方ないじゃない！なのか ただの気休めなのか。 それを 判じる必要はないんですよ。 ただ どちらも、ちゃあんと自分の中に持っていればいい。 かえって生態系を壊しちゃうから、と あえて何もしない無力感・脱力感でも。 それでも、わたしに何かできることは？と 必死に何かをやろうとする煩悶（はんもん）でも。 どちらにしたって それぞれに言い分、道理があるワケです。 それが判っている限り 他人にまで、ああだこうだと押し付けたりしませんから どちらだっていい、と、あたしは思うのです。 行動力より、想像力を。 脱原発にしたって、貧困救済にしたって それで よくなる側面もあれば、悪くなる側面だってあるんですよ。 なんでもかんでも 考えるより先に、まず行動しちゃう積極性が悪いとは思いません。 ただ そういう、物事の二面性・多面性を 総合的に勘案（かんあん）できる、いや、しようとする賢さ。 それも あたしたちにあっていい、ような気がします。 そうして考え過ぎて 何もできなくたって、それもそれでアリだと思うのです。 いつも あたしたちが、ふつうに思うことの外に じつは まったく別の世界観・感じ方があるのかも知れません。 それはそれで あたしたちの思いと同様に、とっても価値があるのかも知れません。 脊髄反射的に ただただ批判するのは簡単です。 けれども そういう批判に隠れた裏側に、じつは切迫した真実が隠れていたりするのかも？ ちょっとしたことでも折に触れ、想像力を駆け巡らせて そういう 自分とは、まったく異なる思慮を探してみましょうよ？ 世界って、人生って だから面白いんだ、って思いませんか？ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2016年11月12日 20時50分21秒
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