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カテゴリ:ドラマ
第十回
前回の終わりで彦一たちの正体がタイヨウにばれ、羽鳥は認知症が進み、涼太を忘れる 羽鳥は絶望の末、自殺未遂を図る 正体がばれた彦一たちだったが、タイヨウがハートフルバードから脱退したことで、即戦力としてとりあえず残ることに 一般のヘルパーとの軋轢が生じ、多くのヘルパーが辞めていく 羽鳥はタイヨウに入所し、残った記憶をビデオに残していく 涼太の父親の存在がクローズアップされる 突如として登場する厚労省の役人(陣内孝則) 和泉(山本裕典)は、彦一たちの正体を暴露したのが鷲津組の残党と推理し、処理を進める 和泉の奮闘もむなしく、写真はマスコミにばら撒かれ、タイヨウは大騒ぎとなる ヘルパー不足で激務が続く中、タイヨウで火事が起き、彦一たちの活躍により犠牲者は出なかったが、タイヨウの許可取り消し、業務停止命令が出される 写真をばらまいたのは鷲津の残党ということらしい 何故? 鷲津組とタイヨウの接点は(裏切り者の)尾国が組長を処理するために送り込んだという関係 組長が出てしまった以上鷲津組本体はちょっかいを出す必要はない(手打ち済み) そうなると尾国をはじめとする残党、とするほかない 動機は自分たちの計画をつぶされ、みじめな境遇に落した彦一たちへの報復(ちっちゃい^^) ヤクザがヘルパーとして働いているというミジメな状態を暴露? 働けないようにしてやらい とかなんとか(それにしても何らかの伏線を張るべきだと思うが) でも、彦一たちはやりたくてヘルパーをやってるわけじゃないし、タイヨウに居づらくなればやくざの世界に戻る可能性は高い (その後、暴露したのが鷲津・残党組だとわかれば再報復間違いなし → 命をかけてまでちょっかい出すメリットがない) 一方でタイヨウは彦一たちが辞めると戦力ダウンで困るだろうけど、鷲津・残党組の狙いはタイヨウの弱体化ではないだろう 実は裏で何か企みが・・・と思いきやなんもなさそうだ 物語の本筋が介護の世界の大変さ、というよりはヤクザ賛美になりつつある 主人公賛美は一般的だが、この時間帯の一般視聴者向けのドラマではあまり好ましくないかもしれない キムタク&柴咲コウの「GOOD LUCK!」がヒットしたときに柴咲コウが演じた飛行機整備士への就職希望が殺到したように、このドラマを見てヤクザになりたいと思う若者が増えたらどうするんだろうか 何を短略的に、と思うかもしれないが、主人公や周囲のものに憧憬の念を抱かせるというのはドラマの演出の王道で、ドラマがよくできていればいるほど力を発揮する ドラマを見て、その道を志した揚句、こんなつもりじゃなかったということもあるかもしれない(演出上不要なものは切り捨てられる) ドラマ最大の謎「何故ヤクザがヘルパーなのか?」は、どうやら結論が出たようだ ヤクザ→任侠→いい人ということで、この国の介護業界の人手不足を国の施策に任せておいたら埒が明かないから、国の将来を憂う任侠・鷹山がその人脈(マチ金の債務者だが)を使って解決してやろう、とかなんとかみたいだ ヤクザ=いい人かどうかは不明だが、この結論だと彦一たち(組長級)がわざわざ研修を受ける必要はないだろう それに経緯はどうあれ、ヤクザが経営する介護ヘルパー派遣業って普通の派遣会社よりも普通に酷そうだ^^ 彦一たちのドラマ中盤の活躍で忘れがちだが、彼らにしても1回目はオレオレ詐欺などかなり幅広く悪行を重ねている そんな彼らが簡単に更生できるのか? やっぱ任侠ものは任侠もの、介護ものは介護もので分けたほうがよかったのではないか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月11日 11時35分56秒
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