燗酒が好き
今晩は。独酌です。1月度の末に出た平成20年度の着地予想が更に悪い方向へ修正される見込みで、経費を削る為に必死に足掻き続けていましたが、いよいよ来週の月曜日に勝負に出ます。ここを乗り切って行けないようであれば、この先も苦しみ続けた挙句の先細り…不幸な結末を迎えるだけです。痛みを伴うのを覚悟の上で、大鉈を振り下ろし…鉈を振るうように大雑把にはいきません。額に締めた鉢巻を顔に傷を付けずに切り落とす業物とそれを振るう腕が必要なんですが…まだ砥ぎ上げていない鈍ら刀と独酌の腕でどこまでやれるか。「抜刀必殺」という言葉があります。そのままの意味では「刀を抜いたのなら必ず殺せ」という事になりますが、本来は「覚悟が出来ていないなら刀を抜くな」という教えです。刀を研ぐのに許された時間は今日までです。この刀を週明けには抜いて戦わなければなりません。やれるだけの事はしたのだろうか?今更、自問してもどうにもなりませんけど。腹を括るしかないですね。こんな殺伐とした独酌とは正反対な広告を見つけました。【第二景:嵐山浮舟春燗酒】企画趣意澄んだ 嵐山の小舟に揺られ、湯豆腐と燗酒で ほっこりしませんか。 雪どけの嵐山に来たならば、幽玄な舞台は 貴方の独壇場かもしれません。渡月橋のほとり、大堰川にぽつんと佇む小舟にて。しみじみ 戴く 湯豆腐 と、じんわり 地酒 を 燗 で味わう。心身ともに暖たまれば・・ ひとあし先に、もう春です。 日本酒百景酔暦実行委員会は2月14日から1カ月間、燗酒を楽しむ第二景「嵐山浮舟春燗酒(あらしやまうきふねはるかんざけ)」を京都嵐山で実施します。日本酒百景酔歴とは「日本で一番日本酒を飲みたい舞台をつくる」ことをコンセプトに酒造メーカー、料理店が参画。昨年9月には第一景【鴨川月見酒】を実施し約250人が参加した。同委員会の南部さんは「日ごろから飲んでおられる方はもちろん、普段お酒は飲めるのに日本酒を飲まない方に少しでも飲んでみたくなる舞台をつくれれば」と話しています。今回の「嵐山浮舟春燗酒」は、期間中に嵐山通船(京都市西京区)が出す船の中で日本酒と料理を楽しむもの。通常の舟に窓などを付けた暖房船で、1回1時間程度運航するそうです。「百景コース」(7,900円)=熊彦嵐山店(右京区)「酔暦コース」(6,900円)=京料理一休(右京区)の2コースから選べます。料金には乗船代、料理、2~3銘柄の日本酒1合分、土産代が含まれます。使用する日本酒の銘柄は、【初日の出】(羽田酒造=右京区)【聚楽第】(佐々木酒造=上京区)【英勲】(齊藤酒造=伏見区)【七本槍】(冨田酒造=滋賀県伊香郡)【竹泉】(田治米=兵庫県朝来市)この中からだったら独酌は【竹泉】がいいなぁ~!一年で一番寒いこの季節、そして燗酒が一番旨い季節でもありますね。日本酒の本当の味が解かる温度が39度~42度の間ぐらい(と個人的に決めつけています)ですが、丁度良い加減にお燗のついたお酒を頂くと「日本に生まれて良かった」としみじみと思います。この温めて飲むという世界的に珍しい燗酒は日本のみならず少しづつ世界に広まってきている筈です。独酌は会う外人会う外人の全てに薦めてますからね。蕎麦屋へ連れていくと、日本を好きになって馴染むか好きになれないかが直ぐに判りますよ。味噌舐めて一杯。蕎麦を手繰った後の蕎麦湯を肴にもう一杯。これは受け入れられても、蕎麦を啜り込む「ズズーッ!]この音がどうしても我慢ならない外人さんが多いようですね。(^^;まあ、他の国の人がどう思おうが構いません。自分の生まれた国の食文化を楽しんでゆきたいと考えています。嵐山は無理でも、近場で…それも難しいかな、暫くの間は。家でゆっくり飲めれば幸せだ…と日記には書いておこう…って日記なんて書いてないし…これが日記か?今の若い人には何の事やら?でしょうね。明日か明後日のどちらか休めるかなぁ?豪華な肴も要りません。豪華じゃなくても美味しいのは欲しい。これはミポリンさんの住む高知県の【福辰】というお店の鰹の塩辛。【極上鰹之塩辛】という商品名ですが、中身は鰹の胃だけで作ったちょっと贅沢な品。発売期間は10月中旬~2月末で限定800個のみ。普通の酒盗と違い柚子の香りが爽やかに広がります。独酌はこれ大好き。欠点は、「これを舐めたら酒が止まらんなるぜよ!」って事と、中々手に入らない事。手酌でケッコウ。美味しいお酒を飲みたいな。独酌は燗酒が好きです。!世界に燗酒を広めるオヤジに愛の手を!ポチッ!と応援お願いしま~すm(_ _)m