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鹿の国から'24・・・・・・・・FP汀

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家計データの整理

家計簿の目的は、細かくきちんとつけることではないように思います。たとえ毎年つけていて年代順に棚に並べていたとしても、それだけではお金の日誌という意味合いです。

 目的は、コスト管理(節約だけではなく)をし、貯蓄や支出に回すお金を作っていくことではないでしょうか。したがって事業者の帳簿の場合は別ですが、一般の家計では、税金・社会保険料・住居費・保険料・教育費・基本生活費など、おおまかな項目について年間の金額をつかむことの方が大切だと思います。それで生活の固定費とその変動を知ることが必要です。

 今後のライフプランを作るにもこの金額をつかんでいないと難しいですし、リストラその他で収入に大きな変化があった場合にも、最低必要な固定費をつかんでいないと家計の舵取りも困難です。

 昨年の収入合計から、年間純貯蓄額(昨年一年間で増えた貯蓄額)を引いたものが、年間の支出合計額で、これははっきりしています。次に昨年年間ではっきりしている税金・社会保険料・住居費・保険料・教育費、天引き、口座引き落としの生活費などの金額をつかむことが、まず最初の一歩です。支出合計額からそれらを引いたものが、小遣いや医療費も含めた残りの基本生活費、使途のわからない雑費などです。

 次の年は、最低、医療費と小遣いのほか、基本生活費だけ、予算を見積もります。日々は基本生活費項目でその日のレシートや領収書、小口支出のメモなどの合計だけをつければ、負担感は軽くなります。小遣いは、受け取った総額を記録します。

 そして付けるのをためると、どこでいくら使ったか忘れます。それらが使途不明金ですが、年度末には、その金額だけははっきりしますので、あまり気にしないで続けることです。ただ、不明金にはムダがある傾向がありますので、金額が大きくならないよう気をつけてください。




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