ご相談の流れご相談の流れ・・・「相続設計の例」 1.相続設計の流れ まずご相談を受け、現状の問題点をはっきり整理いたします。 その際、例えば、税務のご相談は税理士の独占業務ですので、税理士が担当します。 診断の後、必要があり、ご希望された場合には、さまざまな対策を生活設計全体の中で総合的に考えていきます。 対策立案の段階では、弁護士・公認会計士・税理士・不動産鑑定士・一級建築士・司法書士・社会保険労務士など様々な専門家のネットワークの中から必要な専門家に確認を取ります。 その提案書を作成した後は、必要に応じて専門家も交えてご説明の上、そのご提案のうち実行していくものを選択していただきます。 複雑な実行の手順、手続きについても丁寧にアドバイスいたします。その上で実行スケジュールを作成いたします。 実行していく際にも、窓口をひとつにして、ネットワークの専門家等もコーディネートしながら、実行の支援、全体管理をさせていただきます。 皆様がそれぞれの専門家を別々に尋ねられて手続きをお願いするわずらわしさがなくなります。 2.相続診断の内容 実際の業務の流れは次のようになります。 (1) インタビューをしながら、質問紙にも記入して頂き、確認していく。→ (2)現地調査をする。必要な資料を取り寄せ確認する。→ (3)税理士に確認しながら診断書を作成しご報告する。 診断書の内容は次の3点です。 (1) 相続財産を種類ごとに分類してその評価額を把握する。 (2) (1)の評価額から相続税額を計算し、10年後までの推移をいろいろな角度から予測する。 (3) 分割や納税資金の問題点を明確にした上で対策の大筋をとらえる。 診断書の目次 はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1. 現状を把握する ・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2. 現状の一次相続税を算出する ・・・・・・・・・・ 3 3. 相続財産の上昇率を予想する ・・・・・・・・・・ 4 4. 将来の相続税を予想する ・・・・・・・・・・・ 5 5. 二次相続を考える ・・・・・・・・・・・・・・・ 6 6. 将来の二次相続を予想する ・・・・・・・・・・・ 7 7. 二度の相続による税額の予想推移 ・・・・・・・・ 8 8. 配偶者が先に亡くなった場合の税額 ・・・・・・ 10 9. 分割と納税資金の問題点 ・・・・・・・・・・・ 11 10. 診断結果のまとめと対策の方向性 ・・・・・・・ 12 添付資料として、相続関係図・財産目録・土地建物の謄本・固定資産税評価証明書・路線価図・土地の評価明細・自社株の評価明細など。協力税理士の名前も明記。 3.相続設計(プランニング)の内容 プランニングの業務の流れは次のようになります。 (1)診断の結果、設計依頼を承る → (2)資料収集・インタビューに基づき、対策を立案し、提案書を作成 → (3)提案書の提出・ご報告 相続診断の結果を受けて、その問題点に対し今後とるべき対策を個々に検討して、その効果(相続税の減少・納税資金の増加など)をいろいろな角度から予測します。 その際、対策に必要な『基本的な考え方』は次のとおりです。 a 相続発生時の相続人間のトラブルを避ける‥‥‥‥‥‥‥(分割対策) b 相続財産の評価の引き下げ等により相続税額を下げる‥‥(節税対策) c 相続税を納める方法を検討する‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(納税資金対策) 上記のa~cを押さえながら、例として 1) 不動産の有効活用をしながら財産の評価を下げる。 2) 生命保険を利用して財産の移転や評価を下げながら、納税資金を用意する。 3) 遺言書の活用によりトラブルを未然に防ぐ。 4) どの不動産を物納すれば一番有利なのかなどの納税資金対策をたてる。 5) 自社株の評価をして評価引き下げや生前贈与などの対策をたてる。 などの対策を弁護士、税理士の協力を得ながら、状況に応じて検討していきます。 その際大切なことは、 家族全体のライフプランを基本に据え、円滑な分割の実現と遺族の生活資金が不足しないようにすることです。全ての対策は、この点をチェックしながらすすめていきます。 以上、相続設計において、ご相談から診断→設計と進む場合のアウトラインです。 戻る |