カテゴリ:うんどー
今日の、午前中いっぱいかかって読んだ本。
「9条が世界を変える」(かもがわ出版、2005年3月1日第1刷、1575円)(ISBN-87699-864-7) タイトルがタイトルだから、もっとゴリゴリした本かと思ってたら、案外あっさりしてました。 っていうか、筆者の松竹さんの思いが、あふれでてくる気持ちのいい文章でした。 本の中から、紹介したいくだりを、いくつか。 「改正案の第九条は戦争の放棄を宣言し、 我が国が全世界中最も徹底的な平和運動の先頭に立って指導的位置を占むることをしめすものであります。」(憲法制定議会での、幣原喜重郎首相の発言) 「今や日本は、改正九条に依りまして、徹底的な平和運動の大きな旗を担いで、広い国際社会の原野に歩み出したのであります。 国民が之に共鳴して同じく力を協せて、此の目的を達成せしむることに尽して呉れますと云ふことは、是は是程望ましいことはないと考えます。 従って民間に於きまして、斯様な平和問題の研究、或は宣伝の機関が設けられますと云ふことは誠に私等の切望する所であります。」(同じく、幣原発言) なにがすごいって、 連合国占領下とはいえ、 保守政治家が 「平和運動する国民が必要だ。国としても平和運動の先頭に立つしね。」と言っていること!! 今の安部首相なら、絶対に、絶対に言わないだろうね。 さらに。 今の日本国憲法は、労働三権を憲法上に明記する、世界でも希有な憲法らしい。 中学校でも当たり前に習っていたことが、国際人権規約よりもずっと前に憲法に書かれていたらしい。 また、 ユネスコの目的は、教育や文化を通じて「平和及び安全に貢献することである」と、なっているらしい。 そして、平和憲法を持つ国だから、国連加盟よりもユネスコ加盟が先に認められたらしい。 するってぇとすじめの業界は、ユネスコのおかげで、そして平和憲法のおかげで成り立っていることになる。 ユネスコの文章の一部を、業界で出す作品集の巻頭に載せ続けている業界として、業界人として、こんな嬉しいことはない。 本当に今日は長くなってしまいそうなので、 見て欲しいリンク先を羅列して終わります。 さぁ、これから休日出勤!がむばるぞ!! 「この人、この本」 「憲法9条で世界を変える/松竹伸幸」 彼とはもう何年も一緒に飲んでないなぁ・・・ 「土佐のまつりごと」 ユネスコ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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