おはようございます。行政書士試験まで、あと10日です。
10月29日(水)のこと
情報公開法音読、公開模試の民法復習、百瀬ノート・一般知識をやりました。
もうここまできたら、じっくりと構えるしかありません。試験が終わるまで
突発的な病気、事故、家族・親族の不幸で受験が出来ないことのないよう
祈るのみです。
株の乱高下が続きます。昨年10月の、世界の株の時価資産は6300兆円
でした。今、3300兆円です。日本は580兆円が、283兆円になっています。
デリバティブの投売りは来月、12月も続くでしょう。実体経済はその後、
本格的なダメージが来ます。誰も確たる答えを持っていません。
未知の領域です。
未曾有の出来事で、世界が唖然、呆然、自失、思考停止というところで
しょうか。株・通貨の「信用」「信頼」の根本が問われている現況です。
貨幣は、その信頼のバロメーターでしょう。ドルが一番信頼されています。
基軸通貨です。国際取引の63%はドルです。これに代わるものは今、
ありません。貨幣も、また商品にすぎません。人は信用できる魅力ある
貨幣しか使いません。
通貨の信用・魅力の根本は、各国が自国の通貨の価値・秩序を守る
軍事力、血を流す覚悟の有り様だと考えます。いわば命を張っても
正義・秩序・理念を守る覚悟がその国民にあるかどうかです。
現下では英米を中心にした自由主義・資本主義国家が、その資格が
あると見られています。軍事力行使の裏づけがあります。日本の円が
機軸通貨たりえない原因がここにあると考えます。口先は、ともかく円は
国際通貨としては、信用がありません。使われてないのがその証左です。
信用力がないのです。国際通貨では円よりドルが圧倒的に信用されています。
いざとなったら命を懸けても、血を流してもという覚悟も、軍事力もない
頼りない国の通貨を誰も本気で使いません。誰にとってもお金は大切なものです。
儲けたいという気持ちも強いですが、損をするのにはもっと敏感です。お金は
古来、臆病なものです。頼りがいのない通貨はリスキーで、敬遠されます。
これが現実であり、秩序であり、時に正義・大儀と言われるものでしょう。
何というか・・・・・。実に、嫌なものです。
2年前から、アメリカ、ヨーロッパのバブル振りに警鐘をならすさる論者の
レポートを拝見していましたが、恐ろしいほどに当たり現実のものになりました。
理論の使命は予見だと言いますが、脱帽の思いです