以前お約束しましたギター特集
ストラトキャスターの解説と教則DVDのご紹介です。
(後半は安達久美ご本人が長いコメントを入れてくれています。)
ストラトキャスターは、フェンダー社の1954年に発表・発売されたエレキギターです。
■形状
高音部が弾きやすいようにボディを大きく削る高音弦側のカッタウェイに加え、ストラップを使用した時のバランスを改善するための低音弦側カッタウェイを採用したダブルカッタウェイシェイプ、ギターを持ったときに腰や肘のあたる部分を削るなどの工夫も見られます。
【例】ST54-DMC/VSP DiMarzio Collection Pickups Classical Vintage
初年度の1954年仕様 '54ストラトキャスター
アッシュ・ボディ、メイプル・ネック、指板、勿論グリップはVシェイプを採用
アッシュ2ピースのラッカー・トッピコート・ボディにディマジオ・コレクション"Classical Vintage"ピックアップを搭載しています。
フロントの甘いトーン、リアの煌びやかなトーン、ピックアップ・セレクターをブリッジ・ミドルあるいはミドル・ネックの中間で止めて音をミックスさせる、いわゆるハーフトーンも魅力的です。
クリアでありながらも、ディマジオらしい厚みのあるビンテージ・サウンドが特徴です。
60年代のストラト
ビンテージの良質のものでしたら、自分の出したい表現がそのまま出せそうですね。
VINTAGE'62MODEL
のご参考 ネックは VINTAGE HODROD 62 STRATの
ストラト(安達久美スペシャル)の過去ログを参照してください。
ビンテージ50年代と60年代は人気を2分しています。
70年代のストラトの仕様(概略)
トレモロブロック:鉄製からダイキャスト製に変っっています。
それまでのものより音が明るくなっています。
メイプル1Pネック:クリアなサウンドが特徴的です。
ボディ :
それまでのアルダー中心からアッシュに移行し、中音に特徴がある音から、高音低音に特徴ある音(いわゆるドンシャリ)に変わっています。
アッシュのストラトはアルダーのものより重く、サスティーンにも優れています。
ある意味結構ロック向きな音です。
■ヘッド
2種類が製造時期によってスモールヘッド、ラージヘッドの2種類が存在します。
VINTAGE HODROD 62 STRAT スモールヘッド(安達久美スペシャル)転載禁止です。
ラージヘッドは1966年以降の仕様であり、ヘッドだけ見れば違いは見た目だけです。しかしラージヘッド時代ならではのネックなどの仕様がありますので、それも含めたらスモール時代とはいろいろ違いはあるようです。
■ブリッジ
シンクロナイズド・トレモロ・ユニットと名づけられたブリッジ部分。音程の変化の幅が非常に大きく、チューニングの狂いも少ない。
トレモロ2点支持アンカー(ベタ付け)(安達久美スペシャル)転載禁止です。
■材料
アッシュ、アルダー等
それぞれの材料には音質に特徴があり、用途や好みによってユーザーに選ばれています。
材料の乾燥状態、品種もあり下記の意見もありますが、一概に言えないようです。
アッシュ:中高域がよく抜ける。乾いた明るい音
アルダー:高域~低域はよく出てるけど中域がちょっと弱い。ストラトのイメージ?
■メイプル指板 と ローズ・ウッド指板
メイプルは滑りやすいとか、湿気が多いときに逆に弾きづらいといわれますが、
実際弾かれた方はあまり違いはなくよい感触だそうです。
3トーンサンバースト ローズウッド指板(安達久美スペシャル)転載禁止です。
■サウンド
以前の3ポジションから5ポジションスイッチ(センター位置にもクリックがある)に変更されました。
ギブソン社のレスポールモデルに搭載されているハムバッキングピックアップと比べるとシングルコイルピックアップは出力が弱くよりクリーンなサウンドが特色ですが、マーシャルに代表される大音量のアンプや、歪みエフェクターとの組み合わせにより、ディストーションサウンドを得ることもでき、このサウンドが不可欠なハードロックに用いるプレイヤーも多い。
以上、管理人がまとめましたので、お詳しい方は書き込みお願いいたします。
加筆させていただきます。
初心者用 セット(参考)
1.本体 お気に入りの色を選んでください! 2.ソフトケース 3.アンプ(10W)
4.シールド ギターからアンプへつなぐコード。 5.ストラップ 立って弾くにはコレが必要です。 6.ピック 弦を弾くときの爪。 7.ピックケース 8.クロス 使用後にはきちんと磨こう! 9.チューナー ギター&ベース兼用で便利。
それと教則DVDですね。
初心者も中級者の方も基本が大事。でもお堅い教則は飽きてしまいます。
新しいことにチャレンジしたり、弾けたらいいなという曲が演奏できるほどに上達出来たらいいですよね。
ちょうどストラト特集の連載を始めるために(?)安達久美さんの
「初心者から中級者まで楽しめる教則DVD」が発売されます。
「安達久美 直伝 WILD & GROOVE GUITAR」※タブ譜付き
本ブログ管理人は妥協を許さない?ストラトファンで、ギターを何度も始めた(挫折した)ど素人。
今回のDVDは期待すること大であります。
皆さんにご紹介するために
久美さん本人から特別にコメントをもらいました。
以下です。
対象者は初心者です。(だと本人は思っています)
まずは16分音符カッティングでリズムトレーニングをしていきます。
使用するコードはひとつ。(なのできっと誰でも押さえられます。)
安達が1小節のリズムパターンを延々繰り返し弾いてるので視聴者はそれに合わせて
一緒に練習することができます。
最初は簡単なパターンから少しずつ難しくなり(めちゃめちゃ難しいものはありません)、
実際に曲中でよく使われるバッキングパターンや、
皆さんが耳にしたことのあるパターン(弱冠アレンジをしています)を
1小節だけ取り上げて、ストレートやスウィングフィールをリズムマシーンを使ってデモ演奏しています。
DVDの中でもコメントしていますが、これらの1小節のパターンを一つずつ長い時間をかけて
音の長さやキレ、跳ね方の度合い等をコントロールできるようになり、30~60分弾き続けても
気持ちよくリズムにのれる、アドレナリンがでるまでグルーブをキープできるようになるのが目標です。
次にギターソロをとる練習です。
まずはギターの場合、ドレミファソラシドの位置を指板上で覚えるのが大変ですよね。
ひとつのポジションでしかわからないとか、、、。
安達はオクターブ上までを5つのポジションに分けて、そしてコードと結びつけて考えます。
DVDではそのCメジャースケールを指のトレーニングも兼ねて効果的に覚える方法を解説しています。
さて多くのギタリストの次の壁は、Cメジャースケールを覚えたから SO WHAT?
ギターソロの中でどう取り入れて良いのかわからない。
結局ペンタトニックスケールの指癖で終わる、、、みたいな。
もちろん私もロックやブルースが大好きなギタリストでありますので
ペンタトニックスケールは大好きです。ライブでもペンタしか出てこない時もあります。
しかし、日々のトレーニングとして、はたまた新しいアプローチにチャレンジしてみることは大変刺激になります。
ということでペンタトニックスケールから抜け出す第一歩として今回はGミクソリディアンスケール(=Cメジャースケール)
を取り上げ、クラブパンゲアの『Dlusion』というロックな曲で展開していく方法を解説しています。
またこの曲のバッキングパターンも前半のリズムトレーニングが反映されてきますので
このDVDでは無駄なく一曲が濃密に演奏できるほどに上達していただけるようになります。
そしてこれをきっかけとしてみなさんが日頃親しんでいるロックやブルースの曲への理解を深めたり、
演奏への何らかの助けになれば、と思っております。
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