ハーブと一緒に私のスマートライフ

​
なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか? / 衛藤美彩 【単行本】​

私は、社会人１年目の６月に簿記３級を
独学で取得しました。
９６点という高得点での合格です。

そして翌年の秋に簿記２級を取得しました。

文学部出身の私なので
簿記については全く知識がありませんでした。
でも、会社の同期に同じ大学の商学部の
男性がいて彼に
「借方って何？？
小切手って何？
手形ってなんなの～？」
と質問しながら独学で学んでいきました。

そして、簿記取得後２０年間私は
経理一筋で仕事をしてきました。

今では、会計ソフトという便利なものがありますが
私の２０代はまだまだ伝票起票などしていました。

私自身、簿記を学んだときにすごく楽しかったんですね。
物事を２つに分類する。
借方と貸方に分けるという仕訳に
すごく感心し、すごい！と簿記を学ぶことが
とってもとっても楽しかったです。

★なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら
世界が変わったのか？★
長いタイトルにまずなんだこれ？？？
何の本なの？って思いますね。

でも、実は中身は複式簿記について
わかりやすく書いてあります。

テレビを見ないので衛藤美彩さんについては
知りませんでした。
彼女が主人公となって、パラレルワールドで
複式簿記のない時代にタイムスリップして
複式簿記を教えるというストーリーです。

以前、ドラッカーの本を「もしドラ・・」で
わかりやすく伝えてヒットしましたが
そんなかんじでしょうか？

簿記って難しい！
簿記ってつまらないって
感じている人たちが
この本を読むことにより簿記って
楽しいねって感じてくれたら
きっと著者にとっても最高にうれしいのではないでしょうか？

ただし、私のように簿記の知識がある人間にとっては
まわりくどい感じの表現もあり
「う～～ん」といった感じも否めません。

ですから、社会人なり立てで
簿記の知識を学ぼうかなって思っている若者には
いいかもしれませんね。

私自身、簿記や宅建、FP他たくさんの
資格保有者です。
その私が、社会人みんなが取得してほしい
資格として簿記３級とAFPをあげています。

簿記３級は、社会人みんなが是非勉強してほしい
内容です。
仕訳や借方・貸方って何？？？って
思っている若者に是非この本をお勧めします。

資産・負債・資本・費用・収益について
この本を読みながら学べるのは
おもしろいと感じます。

この本を読み終えるころには、何となく
資産は左、収益は右なんて
分かってくるかもしれませんね。
そんなことも期待できます。

複式簿記のない時代・・・
私には想像できない世界だけれども
その世界をこの本で表現しているのは
すごく面白い発想だと感じました。



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