|
テーマ:読書日記(1657)
カテゴリ:読書感想
最高のおもてなし! [ 竹田新 ] 下北沢の小さな劇場で生まれたお芝居が 小説になったそうです。 この本を読んで著者は男性だろうと勝手に 想像していましたが、女性でした。 「山野海」という名で女優としても活躍しているそうです。 「お客様に、最高のおもてなしを!」 この言葉を合言葉に最高峰のサービスを提供し続けた豪華客船「竜王丸」。 その竜王丸を舞台に現代のクルーたちがまず語られている。 その後、1942年7月10日竜王丸の沈没した日まで さかのぼってその時代にクルーだった4人が登場する。 それぞれのクルーの生きざまが語られている。 この本の中で印象的だった言葉を紹介します。 「我々の今は自分が築いたものじゃない。 商社で働く取手平次氏が、上司の勝田氏からいただいた 大切な言葉。 戦争で日本が負けるとわかっていても 自ら犠牲になった勝田氏、彼の生きざまに共感する。 この本は、章ごとに7人のクルーと1人の雑誌記者の それぞれの人生が語られていて面白い。 竜王丸が沈没した日にパラレルワールドという 奇跡が起こる。 お芝居なのでありえないストーリー展開なのですが 読んでいると吸い込まれていく魅力がある。 最後の「笑って、明日も笑って」この言葉が 何度も私の中でリピートします。 そう、人生は「笑って、明日も笑って」そう生きることが 大切なのだと私たちに語りかけている。 この本を通じて。 最高のおもてなし!
書評 本が好きに参加しています。 読まなくなった本は、宅配買取サービスへ。 買取UPキャンペーンをしていますよ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.09.11 18:47:02
コメント(0) | コメントを書く
[読書感想] カテゴリの最新記事
|