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カテゴリ:日常
お年寄りに席を譲らなかった話題で盛り上がっています。
ここはブログらしく、トラックバックしておきませう。 私はお年寄りが近くに来たら 必ず譲るように教え込まれた世代です。 年金やら何やらとかは関係なく とにかく譲る。 もちろん、お年寄りだけでなく 足を怪我している人や妊婦さんもです。 でも、一度譲らなかったことがあります。 しかも、今回のネタになっている若者に近い経験です。 当時ラグビーをしていてゴッツイ体をしていました。 とうぜん、シーズン中とかは怪我が絶えず 足の肉離れを起こしてしまいました。 それも相当にひどく、 立っているのもままならないほどの激痛です。 仕方ないので松葉杖をついて通学していました。 席に座るときに邪魔になると思い 座る直前に網棚に松葉杖をおいていました。 そんなとき 比較的しゃんとしたおじいさんが 私の前にすっくと立ち 演説をぶちはじめたのです。 「最近の高校生は 老人が目の前に立っていても 席を譲らん!」 いきなりです。 席を譲るも何もそんな時間もありません。 もしかしたら、私が気づくのが遅かったのかも知れませんが それにしても、人が顔を上げて会釈するくらいの間合いは欲しいものです。 で、悔しかったので立ち上がりました。 ただ、そのままでは立っていられないので 網棚の上の松葉杖が必要です。 で、私はおじいさんに言いました。 「分かりました、席をお譲りいたします。 ただ、今足を怪我しておりまして 網棚の上の松葉杖がないと 立っていられません。 目上の方を使って申し訳ございませんが 網棚の上の松葉杖をとっていただけますでしょうか?」 と、当時できる限りの丁寧な言葉遣いで お願いをしました。 さすがにおじいさん 気まずかったのでしょう。 真っ赤な顔をしてどこかに行ってしまわれました。 その時に思ったのは 「こんなおじいさんにはなるまい」 でした。 年寄りであることは特権ではありません。 目上の方を尊敬することは大事ですが、 それと何かをしてもらうこととは違います。 あくまでも、それは好意であり 相手の意志によるものですから 強制するのは間違っていると思いました。 自分はまだ若いと思っているので たいていお年寄りに席を譲ります。 でも、それは私の好意であり 強制されたら立たないかも知れません。 まぁ、強制されるような年ではなくなってきたのですが…。 さすがに譲られることはないけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 1, 2005 09:12:43 AM
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