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ここ読め本本!!―レビュー&書評―

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■今月の新刊案内

『君も社長になろう』    『君も社長になろう。』 吉田雅紀


   自分らしい生き方を見つけないと、

   人生がつまらなくなってしまう。

   起業を支援する団体「ドリームゲート」を立ち上げ、

   代表を務める著者が若者たちへ送る熱いメッセージ





■「ここ読め本本」とは?

『80対20の法則』
というのをご存知でしょうか?

1冊の本の中で、本当に大切な情報の80%は20%のページに存在するといいます。

ここではその大切な20%を掘り下げて、人生に役立つ「本のエッセンス」を紹介します。



■「本サルタント」とは?

「1冊の本との出会いが運命を変えた」

本サルタントの使命はそんな素敵な「本との出会い」を演出すること。

本サイトのコンテンツはメルマガ 「ここ読め本本」の書評をベースとしており、

これまでに掲載した書評総数は100、読者数は2000名を数えます。

  ⇒ 本サルティング(メルマガ登録) / メルマガサンプルを見る



■コンテンツ一覧

自己紹介 〜「本サルタントもっちー」について〜

書評一覧 〜「ここ読め本本」で掲載した書評一覧〜

エッセイ一覧 〜メルマガ編集後記で御馴染みのビジネス・エッセイ〜

起業家の本棚 〜起業家を成功に導いた本とは?〜

書評定食セット 〜せっかくですからこちらから書評定食セットを取ってみませんか♪〜





 

もっちーの本サル活動記 [全128件]

『ツキの大原則』 西田文郎   (53) 

★「失敗は失敗の母、成功は成功の母」(p56)

★「まず小金持ちになってしまうことが、お金にツキのある人間になる第一歩」(p110)

★「自分で思う「中身」より、「評判」のほうが大切である」(p128)

★「まずいときは反省するな。反省は絶好調のときにせよ」(p153)

★「1回ついたウソはウソだが、100回ついたウソはホントになる」(p179)

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        【本日のブックレビュー】 〜名著の紹介〜
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          『ツキの大原則』 西田文郎
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●「成功者になるために一番大切なのはツキと運である」

 スポーツ、ビジネス、受験、その他多くの分野にメンタルマネージメントを導入し、

 成功者を続出させてきた著者・西田氏は、本書の1ページ目からこう述べています。


●「たゆまぬ努力」「誠実さ」、「あきらめない心」…我々が一般に「成功」という

 言葉から連想するこれらの要素とは、およそかけ離れているようにも思えます…。

 ただ「真面目である」ことと「上手くいく」ことに全く相関関係がないことは

 残念ながら明らかのよう。


●それどころか真面目な人というのは「ツキや運」などというのを頭から否定し、

 自分の力だけに頼ろうとするため、ますます苦境に追い込まれていく傾向にある。

 「お金とツキはあるところに集まる」というのは昔から成功者の間では

 常識となっているようです。


●さて、この「ツキと運」には他にもいくつか【原則】があります。具体的には、

 「ツキのある人はツキを大切にしている」「ツキのある人はツイている人と付き合う」

 「目標意識がツキのある人生かを決める」など。ビジネス・恋愛・スポーツ・子育て、

 全てのステージで共通する【ツキの大原則】を知りたいあなたにお薦めの1冊。


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        【本日の<ここ読め!>】 〜名文の掘り下げ〜
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   ★「まずいときは反省するな。反省は絶好調のときにせよ」(p153)
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●「われ、日にわが身を三省す」…『論語』の中で曾子が述べている言葉です。

 どうやら人というのは昔から「反省」が大好きな生き物のよう。ただしここで

 注意しなければならないのがそのタイミング、つまり反省は好調のときにする

 べきであり、不調なときにはするべきではないというものです。


●どういうことか?つまり、「うまくいかない」時というのは、何かしら「うまく

 いかない」考え方をしているから物事が思い通り運ばないのであって、その誤った

 フレームワークで考えている限り、いつまでも事態を打開することはできません。

 スポーツのスランプというものを考えれば分かりやすいでしょう。


●テニスで思うようにサービスが決まらないときに、いくらその理由を考えても無駄。

 フォームは?握り方は?タイミングは?…頭で考えれば考えるほど深みにハマって

 しまいます。結局は無心になって打ち続け、その中でジャストミートするポジション

 を見つけていくのがスランプ脱出の最短距離だといえるでしょう。


●反対に絶好調で「我が身を省みる暇もない」というときこそ、真に反省が必要。

 「好事、魔多し」という言葉もあるように、上手くいきそうな時ほど悪い要素に

 行く手を阻まれるもの。図に乗って我を見失わないように、「三省」といわず、

 1日に「十省」も「百省」もする慎重さが必要になってきます。


●上手くいかない時ほど、勇気を振り絞って行動し、

 上手くいっているときこそ、頭を冷やして考える…。

 やたら「運がいい人」「ツイている人」… 一見お調子ものに見える彼らこそ、

 こういった本当の意味での「慎重さ」を徹底している人達なのかもしれません…。




□■エッセンス■□

・「まずいときは反省するな。反省は絶好調のときにせよ」(p153)

▼あなたは「ダメ→反省→もっとダメ」の悪循環に陥っていませんか?



□■今日の紹介書籍■□

『ツキの大原則』 西田文郎

『ツキの大原則』


オススメ度★★★★☆

→・これまで「ツイてない」人生を送ってきた人
  ・いま周りに「ツイてる」人間がいない人
  ・これから「ツイてる」人生を送れる予感のない人



最終更新日時 2005年3月19日 11時44分47秒
コメント(53) | トラックバック(61) | コメントを書く


2005年2月25日

『30歳からの成長戦略』 山本真司  (1) 


★「大衆化するビジネススキルは超効率で学び、
  イノベーションによる差別化を思考する」(p50)

★「意識して全体を考える人は伸びる。自分が組織の歯車に過ぎないとしても、
  歯車であるなら、必ず全体と繋がっているはずである。」(p74)

★「良い経営者とは「着眼両極・着手単極」で、
  最後に矛盾のマネジメントを克服記できる人である。」(p186)

★「自分の欲から入り、悩んで否定し、そして統合し、最後に利他に気がつく
  という形の進化過程は、誰も避けることのできない通過儀礼」(p222)

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        【本日のブックレビュー】 〜名著の紹介〜
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         『30歳からの成長戦略』 山本真司
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●「君らのやり方は間違っている。それも大きく間違っている。」

 表層的な情報に左右され、「成長戦略」を見失っている若者に対し、

 同じように悩み苦しんできた著者が、声を大にして警告を発します。


●その最たるものが「大衆化するビジネススキルでは差別化できない」ということ。

 流行のマーケティング本やロジカルシンキング術等に飛びついているばかりでは、

 いつまで経っても自身の「差別化」はできません。この激しいビジネス世界を

 勝ち抜くためにはどういった「成長戦略」を立てる必要があるのでしょうか??


●「アウトプット志向で学習をせよ」、「いいとこ取りの拡散読書をしろ」

 「論理と感情を併せ呑んだ<レゾナンス思考>を行え」、などなど…

 本書では外資系コンサルティング会社での15年間の修行をもとに、

 著者が会得した「成長戦略」が生々しい実体験と共に語られています。


●「アップ・オア・アウト(成長しなければクビ)」と言われる激しい

 コンサルティング業界で、ヴァイスプレジデントにまで上り詰めた著者が説く

 戦略論には大変説得力があります。「大衆化」する様なスキル本とは大きく異なり、

 いつまでも傍らに置いて<成長の道標>としたい、骨太な1冊。


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        【本日の<ここ読め!>】 〜名文の掘り下げ〜
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  ★「良い経営者とは「着眼両極・着手単極」で、
    最後に矛盾のマネジメントを克服できる人である。」(p186)
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●企業経営者には常に二律背反のテーマが付きまといます。「利益」と「社会貢献」、

 「変化」と「安定」、「低コスト」と「高品質」などがその一例でしょう。

 著者はこれらの両方に「着眼」しつつも、まずは片方だけに「着手」する、

 「着眼両極・着手単極」という新しい発想を提唱しています。


●ちなみに名著『ビジョナリー・カンパニー』においては、これらを二律背反の

 「OR」の問題として捉えず、両方同時に手をつける「着眼両極・着手【両】極」

 =「AND実現」の考え方が支持されています。ただ、ある程度発展した企業なら

 まだしも、発足したばかりの組織が、この「着手両極」を行うのは非常に危険。


●というのも「着手両極」でバランスを取る、というのは裏を取れば「中途半端な経営」

 という事にも繋がるから。起業当初というのは、バランスをとった無難な経営よりも、

 偏ってはいても、爆発的発展を遂げるための「着手単極」型経営が大切な気がします。


●ただし、いつまでも「利益」偏重で顧客や従業員のことを考えなかったり、

 「変化」ばかりを追い求め社内制度を整えないようでは、いつか経営は破綻します。

 それを回避するためにも、移行期を見定める「着眼両極」の姿勢は大変重要。


●個人の場合でも、「金への欲求」と「自己実現」などはまさに同じ構図ですね。

 神田昌典氏が「凡人にとっては、お金を稼ぐことに対する懐疑心を持つのは致命的」

 と言うのも、無理にこれらを「着眼両極・着手両極」しようとすることの愚を指摘

 しているのでしょう。「広い視野で狭き事に」打ち込む勇気を持ちたいものですね。




□■エッセンス■□

・「良い経営者とは「着眼両極・着手単極」で、
  最後に矛盾のマネジメントを克服できる人である。」(p186)

▼あなたは「着眼両極・着手両極」の無難なバランス人間になっていませんか?



□■今日の紹介書籍■□

『30歳からの成長戦略』 山本真司

『30歳からの成長戦略』



オススメ度★★★★★満点!

→・将来が不安な20代
  ・他人と「差別化」したい30代
  ・「成長戦略」を見直したい40代



最終更新日時 2005年2月28日 10時34分31秒
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2005年2月22日

『ビジネス書100冊プレゼント』 本サルタンツ  (1) 


書評メルマガの作者様たちとこんな企画を始めました。



人気メルマガ作者厳選!〜ビジネス書100冊プレゼント

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  ⇒ http://www.enbiji.com/camp.html




楽天で有名なミドル英二さん、Tulipaさん、 まるるちゃんさん、
そしてわれらが「ここ読め本本」と「起業家の本棚」も。

ぜひご応募ください♪




最終更新日時 2005年2月25日 3時50分32秒
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2005年2月19日

『パワーロジック』 内藤誼人 

 
★「相談する必要の「ない」ことを相談する」(p50)

★「リンカーンは、自分に悪口を言ってくる相手にこそ、
  重要な役職を与えてうまく動かした」(p104)

★「人間の心理は、ある感情が一方に片寄ると
  自律的に元に戻そうとする働きがある」(p126)

★「大事な約束に遅れたときには「謝罪」ではなく「感謝」を」(p156)

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        【本日のブックレビュー】 〜名著の紹介〜
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         『パワーロジック』 内藤誼人
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●「パワープレイ」、「パワーマインド」に並ぶ「パワー」シリーズの言葉編。

 いずれも人間関係においていかに「パワー」を発揮し、優位に立つかという

 方法論について書かれていまが、前2作が「しぐさ」や「服装」に着目した

 のに対し、本書「パワーロジック」は「言葉」の操り方にフォーカスしています。


●「交渉の場で優位に立つには、まず「何を議論するか」を議論しろ」

 「1回の「大説得」よりも、100回の「小説得」をこころがけろ」

 「会話は長くとも「3秒」で区切れ」などなど、非常に具体的・かつ実用的な

 アドバイスが、上司・部下・顧客といった相手別にまとめられています。


●著者の内藤誼人氏は心理学者として有名な方ですが、その著作には定評があります。

 というのも、日本にはここまで「体系的」にまとめられたノウハウ本が少ないから。

 「あとがき」に書かれているように、本書を一通り読めば、すくなくとも50通りの

 「説得技術」を学ぶことができるはずです。(当然使えるかどうかは別としてですが)


●精神論や人生論について書かれた本と違い、1回読んで世界が変わる!という類の物

 ではありませんが、少なくとも自分の周りの世界を変えるツールは手に入るはず。

 「明日にでもすぐ使える究極のハウツーが欲しい」そんなあなたにお薦めの1冊。


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        【本日の<ここ読め!>】 〜名文の掘り下げ〜
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   ★「人間の心理は、ある感情が一方に片寄ると
     自律的に元に戻そうとする働きがある」(p126)
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●あなたにも経験がないでしょうか? 仕事がうまくいき始めてまさに絶好調な時、

 ふいに「いつまでこの調子が持つのか?」などと思ったり、恋が叶って最高に

 幸せなのに「いつまでこの幸せが続くのか?」なんて不安に思ったりした経験が。


●人間はプラスにしろマイナスにしろ、ある一方に感情の針が大きくふれると、

 無意識にそれを戻しバランスを取ろうとするようです。ということはマイナスの

 感情が発生している際にも、無理にプラスに押し戻そうとするのではなく、

 さらに同質の感情を増幅させることで、自然にバランスさせられると考えられます。


●これを提唱したのが精神科医のアルトシューラー博士で、まさに「同質の原理」と

 呼ばれます。現在では音楽療法で利用されていますね。例えば、悲しい気分の時に

 無理に明るい曲を聞かせても効果がなく(むしろ逆効果)、あえて悲しさをイメージ

 させるような曲を聞かせる事で必要なカタルシス(精神浄化)が得られるという具合。


●さて、これを「パワーロジック」的に活用するとどうなるでしょうか?

 「怒っている顧客には、敢えて苦言を呈す」、「調子に乗っているライバルは、

  敢えてそのまま調子に乗らせてしまう」など、色々な面で応用できそうですね。

 キレている彼女をさらに怒らせる度胸は、少し僕に足りないかもしれませんが…(笑)




□■エッセンス■□

・「人間の心理は、ある感情が一方に片寄ると
  自律的に元に戻そうとする働きがある」(p126)

▼あなたは無理に感情を押さえつけようとして、逆効果に陥っていませんか?



□■今日の紹介書籍■□

『パワーロジック』 内藤誼人

『パワーロジック』

オススメ度★★★★☆

→・サラリーマン、営業マン
  ・交渉力、対人関係能力を上げたい方
  ・体系的に「how to」を身に付けたい方



最終更新日時 2005年2月23日 17時25分59秒
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2005年2月16日

『現象学入門』 竹田青嗣 


★「コンピューターはコードにしたがってだけ「考える」から、
  このコード自体の「正しさ」をけっして判定することができない」(p19)

★「自分の認識が<客観>に「一致」するかどうか
  <主観>にはけっして判定することができない」(p19)

★「世の中にはより正しい認識やより不完全な認識があるのではない。
  そうではなくてより優勢な認識(解釈)と、より劣勢な認識(解釈)があるだけ」(p32)

★「<知覚>は<覚>だけでは成立せず、<知>を含んでいる」(p54))

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        【本日のブックレビュー】 〜名著の紹介〜
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           『現象学入門』 竹田青嗣
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●「この目でみた世界と実現する世界は同じものなのか?」

 デカルト以来、近代哲学がこれまで抱えてきたこの根本課題に対して

 新たな解を投げ出したのがドイツの哲学者フッサールの提唱する「現象学」です。


●面白いのがフッサールという人物はもともと数学者として出発しているという点。

 「1+1=2」や「4÷2=2」といったふうに、確実で「厳密」な

 ものを扱う数学に対し、哲学は人間の「感情」や「思考」といった曖昧で、

 ある意味捉えどころのないものを対象とします


●彼の提唱する「現象学」やその論理が非常にユニークなのも、

 1つここに依拠しているのかもしれません。ただし、フッサールの

 原著自体は非常に難解な言葉で書かれており、読みこなすのに一苦労。

 「入門書」として、まずはこの本を手に取ることをお薦めします。


●「夢と現実の境って一体なんだろう?」「宇宙の果ては存在するのか?」

 「この世に誰にも疑い得ない“真実(ファクト”ってあるのだろうか?」

 そんな哲学的な問いや「考える」こと自体が大好きな方に、読んで欲しい1冊。


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        【本日の<ここ読め!>】 〜名文の掘り下げ〜
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   「自分の認識が<客観>に「一致」するかどうか
    <主観>にはけっして判定することができない」(p19)
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●これが冒頭で紹介した「この目でみた世界と実現する世界は同じものなのか?」

 という根本課題の背景にある思想です。我々の頭脳を1種のコンピューターと

 して考えましょう。コンピューターはご存知のように「0」「1」といった

 ある種の「コード」の組み合わせで物事を捉えています。


●そしてコンピューターの考えていること(主観)が正しいかどうかを

 客観的に判断するには、このコード自体の正しさを証明しなければならない。

 その正しさを判別するコードを「メタ・コード」と呼びますが、今度はその

 「メタ・コード」自体の正しさを判別する「メタ・メタ・コード」が必要になる…。


●こう考えていくと、コンピューターが「コード」という主観によって考えている

 限り、それが本当にこの世の「客観」に一致しているかどうかは、究極的には判断

 不能ということになります。同じように人間も「主観」で動いている以上、そこで

 捉えている世界が「客観」に一致するかどうかは誰にも判断することができません。


●この問題に対しデカルトは「神」を持ち出すことで「主観―客観」の一致を証明し、

 カントは人間には「客観」を認識することができないと提唱、ニーチェに至っては

 「客観」それ自体が存在しないと説いています。


●僕自身、この世界というのは「客観」ではなく「主観」の集合体に過ぎないんじゃ

 ないかと考えています。鬱病・殺人・貧困・戦争…現代に潜む多くの問題も、唯一つ

 の「客観」を求めることから発生しているものが少なくないのではないでしょうか。

 自分の内側に客観は求めても、世界に客観を押し付ける事だけはしたくありませんね。





□■エッセンス■□

・「自分の認識が<客観>に「一致」するかどうか
  <主観>にはけっして判定することができない」(p19)

▼あなたの考えている「客観」は他の人にとっても「客観」でしょうか?



□■今日の紹介書籍■□

『現象学入門』 竹田青嗣

『現象学入門』


オススメ度★★★☆☆

→・「主観」と「客観」について深く考えたい方
  ・近代哲学を体系的に捉え直したい方
  ・「考える力」を磨きたい方



最終更新日時 2005年2月22日 9時19分13秒
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2005年2月10日

『アマゾンの秘密』 松本晃一  (1) 

★「入り口は無数にあるのだが、出口は用意されていない。
  インターネットの海のイソギンチャク、それがアマゾンのサイトだ。」(p50)

★「本は好きだが、文書を書くことにまったく縁のなかった人間が、
  カスタマーレビューを書くことを通じて、文書を書くこと自体の楽しさ、
  それがサイトに掲載される歓びを知ってしまったのである。」(p141)

★「二十四時間眠らないサイトは、二十四時間体制で異常事態に備えている」(p153)

★「コンピュータ技術者にとって最新のIT環境は、給料よりも大事なのだ」(p170)

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        【本日のブックレビュー】 〜名著の紹介〜
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          『アマゾンの秘密』 松本晃一
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●今やおのずと知れた世界最大のネット書店「Amazon」。徹底した秘密主義で知られる

 同社は2000年のオープン直前まで、日本においてその存在を隔し続けました。

 アマゾンが何かと話題に昇るのは、これほどまでに革新的なモデルでありながら、

 その実態がほとんど把握できていないことに起因しています。


●どうしてこれほど巨大なサイトをオープン直前まで隠し通すことが出来たのか?

 なぜアマゾンにはあれほど上質なカスタマーレビュー(書評)が集まるのか?

 外資系ネット企業がいかにして日本においても成功を収めることが出来たのか?


●本書はアマゾンジャパンの設立に参画した著者による、生々しい成功秘話。

 マーケティングスタッフやシステム屋として奮闘する著者の様子とともに、

 新たな企業が勃興する瞬間の、野望と熱気に満ちた雰囲気が伝わってきます。


●外資系企業の強みというのは、この様な新しいプロジェクトが立ち上がる際に

 優秀な人材がイソギンチャクのように集まり、社内を盛り上げる点にあります。

 アマゾン創設者のジェフ・ペゾスを中心とした当時の盛り上がりと、その後に

 続くローンチ(立ち上げ発表)までの道のりを描いた、ノンフィクション大作。


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        【本日の<ここ読め!>】 〜名文の掘り下げ〜
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 ★「コンピュータ技術者にとって最新のIT環境は、給料よりも大事なのだ」(p170)
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●ビジネスの世界に最も影響力を持つ思想家の一人、P・ドラッカー氏によれば

 現代の競争力要因となるものはただ1つ、「知識労働者」の生産性です。

 知識労働者というのは自ら生産手段を保有し、その獲得・発揮のために働く…

 ここでいうコンピュータ技術者を始め、現代に働くほとんどの人を指しています。


●さてここで大事なのは、知識労働者は報酬のみを目当てとするのではなく、

 その知識の「獲得・発揮」のために働くということ。ドラッカーはその著書

 「プロフェッショナルの条件」の中でこんなことを述べています。


●「もはや忠誠心は労働力だけでは得られないことを意味する。

  組織は知識労働者に対し、その知識を生かすための最高の

  機会を提供することによって、初めて彼らを獲得できる。」


●「コンピュータ技術者にとって最新のIT環境は、給料よりも大事」というのも、

 まさに彼らがその生産手段(知識)の獲得・発揮のために働いているからです。

 さてこの点に関していえばアマゾンの社内戦略は実に効果的。彼らはたとえ全社的に

 コストを削減している時でさえ、基幹となるIT系の投資は惜しまないといいます。


●これというのもまさに「知識労働者」の生産性が唯一にして最大の競争力要因と

 なることを把握しているからでしょう。どれだけいい給料がもらえたとしても、

 この先応用の見込みがなく何十年も遅れているIT環境で働く気は起きませんね。

 アマゾンに優秀なSEやエディターが多く集まるのが少し理解できた気がします。




□■エッセンス■□

・「コンピュータ技術者にとって最新のIT環境は、給料よりも大事なのだ」(p170)

▼あなたの会社には知識の「獲得・発揮」の場が十分備わっていますか?



□■今日の紹介書籍■□

『アマゾンの秘密』 松本晃一

『アマゾンの秘密』

オススメ度★★★★☆

→・Amazonの舞台裏に迫りたい方
  ・ウェブマーケッター、システムエンジニア
  ・知識労働者をひきつける秘訣を知りたい方



最終更新日時 2005年2月20日 13時38分36秒
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2005年2月7日

『ツイてる!』 斎藤一人  (1) 


★「人間というのは、人と同じことをしても、ちゃんと個性が出るんです。」(p55)

★「人に教えるということは、同じ人に、同じことを
  400回いえるかどうかにかかっている」(p101)

★「得意なことばかり聞くのではなく、いつも怒られていたことを聞いてあげると、
  その人間の良さを見出すことができる。」(p105)

★「人間関係をよくしたいと思うならば、相手を変えるより、
  自分が変わる以外に術がありません。」(p132)

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        【本日のブックレビュー】 〜名著の紹介〜
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            『ツイてる!』 斎藤一人
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●「日本一の大金持ち」として知られる著者の斎藤一人さん。「スリムドカン」等の

 ユニークな商品で知られる「銀座まるかん」の創設者としても有名です。

 「ここ読め本本」でも『斎藤一人の世の中はこう変わる!』や『斎藤一人の人生が

 全部うまくいく話』といった本をこれまでにも紹介してきました。


●とその過程で、僕もいつの間にか斎藤一人さんのファンになっていたよう(笑)

 この本がどうやら一人さん自身の書く最後の著作になるようで…少し寂しいですね。

 毎度の事ながらその優しい語り口調と、素直で真っ直ぐなものの見方・捉え方は、

 この日常社会で何かと窮屈な思考に陥りがちな僕らを、優しく癒してくれます。


●「日本一のお金持ちというくらいだろうから相当苦労しているのだろう」などと

 思いきや、本人は「苦労は買ってでもしろなんて嘘だ」といいます。成功者は

 自分が得意な事をして成功したのだから、苦労などしていないのだとか…こんな

 発言からも、一人さんがどれだけ「自然体」で人生に臨んでいるかが覗えますね。


●他にも「笑いこそ人間が万物の霊長たる由縁だ」、「完璧を求める必要はない」

 「結婚は人間関係の修行だ」などなど、人生に対して「積極」的な気持ちに

 なれるメッセージで溢れています。日本一の「商人道」ならぬ「笑人道」を

 歩みたい、そんな全ての人にお薦めできる1冊です。


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        【本日の<ここ読め!>】 〜名文の掘り下げ〜
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   「人に教えるということは、同じ人に、同じことを
    400回いえるかどうかにかかっている」(p101)
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●起業家として、ビジネスの世界で成功を収めている人にその要因を聞くと、

 いつも決まって1つの答えが返ってきます。それは「成功するまでやったから」。

 同じように、斎藤一人さんは「人が人を教える」際にも大事なことはただ1つ

 「できるようになるまで(400回でも)教える」ことだといいます。


●家庭教師のバイトや、部下や後輩を持った経験のある人は分かるかもしれませんが、

 僕自身も人が物事を教わって習得する際に必要なのは、その人自身のやる気や資質

 の問題よりも、教える側の覚悟や根気の方が大きいのではないかと考えています。


●そもそも「やる気があるからできる」ということと、「できるからやる気がある」

 ことの間には明確な境界線がありません。学校の勉強だってよく考えてみれば、

 「好きだったからできた」のか「できたから好きだったのか」なんて曖昧でしょう。


●ここで始めから資質がある人や、やる気のある人は「できる→やる気がでる→できる」

 の好サイクルに乗って、上達していくことができます。しかし普通の部下や生徒を

 指導する際には、皆が皆この「資質」や「やる気」を持ち合わせているわけではない。

 つまりこの「できる→やる気がでる→できる」の上達サイクルに持ち込むまでが

 大変なのです。


●だからこそ一人さんの言うように「できるまで教え」、この「上達サイクル」に

 放り込むことが大切なのでしょう。「深い井戸ほど出る水はキレイ」という言葉を

 胸に、指導者としては「水が出るまで井戸を掘る」心構えを大切にしたいものです。




□■エッセンス■□

・「人に教えるということは、同じ人に、同じことを
  400回いえるかどうかにかかっている」(p101)

▼あなたは人に教える際に「できるまで教える」覚悟で臨んでいますか?


□■今日の紹介書籍■□

『ツイてる!』 斎藤一人

『ツイてる!』

オススメ度★★★★★満点!

→・商人、笑人を目指す方
  ・究極のプラス思考を学びたい方
  ・ツイてる!人生を歩みたい全ての人



最終更新日時 2005年2月11日 13時27分33秒
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