３姉妹とわたし。

DVDが届きました。

さかのぼること　日曜日。

辻井伸行コンサート前の　「雲海」でのランチのこと。

食事を同席した　初対面のご夫婦。

ハンチング帽と別珍ジャケットが似合うおじい様と白髪ショートヘアで笑顔の似合う小柄な奥様の60-70代の老夫婦でした。

おしゃべり上手なご主人のそばでニコニコと相槌をうちながら　終始笑顔の奥様。　

長年の仲の良さが伝わってくるとてもお似合いのご夫婦　はぁぁぁ　ステキ~

人生の大先輩だらけのランチで　キンチョー気味の長女とワタシに　ご主人が冗談を交えながらいろんな話をしてくださって。ずいぶんと楽しませてもらいました。

たまたま

ワタシが

辻井さんの年末ドキュメント番組を観たことや，DVDを持っているという話をしたところ

その老紳士

「ぜひ（君たちに）観てほしい特集番組があるんだっ。３年前のNHK教育テレビのと，ついこの前BS朝日でやっていたのをね！今度DVD貸してあげるよ！辻井くんのコンサートに行くのならぜひみておいてほしいんだ！　」

とおっしゃって。　このあと，辻井さんの素晴らしさを熱～く語られました。

この老紳士，クラシック，落語，ジャズ，歌謡曲・・・・いろんなことをご存知で　話題がとっても豊富な方で楽しい方でした。

そのうち

「どこに住んでるの？」とか

「名前（名字）はなんていうの？」

とか　図々しい感じでもなく　いろいろと聞いてこられたんです。恐るべし　ご年配パワー。

老夫婦は校区内の方というのはわかりましたが

町内に１軒しかない　わが家の名字で　ピンときたみたいで・・・しかも奥様とうちの義父が同級生ってことが判明して。

コンサートの２日後　

義父の勤務先まで　

「お孫さんとお嫁さんにみせてあげてください。」

と

この雪の中わざわざ持って来られたんです。

びっくり

「２枚あるうちのDC45の方を先に観るよう伝えておいて」

と指示までも

お借りしたDVDのラベルには通し番号のようなのもついていて　きちんと管理されているのが伺えます。 

きっとジャンル毎にきちんと整理されているんだろうなぁ～。あれだけ音楽や芸事に詳しい方だからきっとそうにちがいありません。ステキなおじいさまだわー。

タイミングよく　インフルエンザでひきこもっていた長女。

一緒に紳士のご指示通り　DVDを２人でみました。

2009年11月22日放送（NHK　ETV)

バン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝までの２０日間の全記録。

「世界一過酷な審査の舞台裏」

「気鋭若手演奏家が挑んだ20日間の激闘」

のﾄﾞﾞｷｭﾒﾝトで１時間半ありました。20日間かけてコンクールをするのですね，お恥ずかしながら　初めて知りました。壮絶で過酷なコンクールなんです。

娘とテレビに１時間半　昼食も忘れて釘付けになって観てしまいました。そして　

また

感動して　　泣いてしまいました