風魔の小次郎 最終回感想
小次郎からのメール欲しさに、病室を抜け出すえりな。だがその小次郎は、彼女の兄と命のやりとりの真っ最中だった。武蔵って最近まで普通の生活をしていたのか?以外だ。妹が発病しなければ、ただの高校生だったのか……。これが初仕事で、それで雇われ司令官なんて出来るわけないじゃないか!そういえばこれまで武蔵の背景は殆ど語られなかった。これが主役回にあたるのか。「オレ、姫子のためなら命を張ってもいいと思う」救出された姫は小次郎と武蔵を止めようとするが、どちらも引かない。だが、病院で寝ているはずのえりなが現れ、さすがの二人も怯む。「世間には、暖かい風が吹くこともあるのよ」「小次郎と結婚したかったな」それは、死を目前としたえりなの生霊だった。毒気を抜かれた風魔一族は武蔵を見逃して帰ろうとするが、武蔵にはどうせ戦い続けるしか生きる道はない。夜叉姫は自害。誠士館学園は廃校となる。小次郎たちはサバサバと帰って行き、「いつでも呼んでくれ」という約束だけが残る。立場が違うから仕方ないが、蘭子は海外留学するそうだし、寂しい終わりだ……。「どうせ、この世はままならぬ」