暴れん坊将軍3 「お庭番を愛した女」感想
野望家って何。野心家だ野心家!誰か気づけ!好きだぜ尾張様。かっこいい大物悪役。不行跡やなんかで、甲府金番に「山流し」になった二人の旗本。荒れていた二人のうち一人が自害……に見せかけて殺される。もう一人は、友を失い大岡様に刀を抜くほど激昂。お前さん腕がたつらしいし、心がけがよければこんな陰謀に巻き込まれずに済んだろうに。手口が尾張の伊賀ものの仕業、ということで、黒幕も今後の展開も読まれている。これをどうやって阻止するか、が問題。それはさておいて?町に遊びに出た上様、元お庭番に接触。紀州でのんびり暮らしているはずだったのに、いつの間にか江戸にやってきていた男、いきなりの再会に呆然となる。五年前、鉄砲が強奪され、彼一人が生き残った。死んだ部下の顔を焼くことで知られるような敵も、倒れた敵のとどめはささないのか……。元お庭番の恋人は裕福な未亡人。一年で亭主と死別、苦労して船宿を経営しつつ娘を育ててきた。が、舅は再婚するなら孫娘を渡せという。しかも舅は伊賀もの、しかもそのトップとも疑われる。そんな偶然ってあるんだろうか……?「あの徳田という男、お庭番の頭かも」非情の忍びの想像力も、それが限界か(笑)。舅に娘を連れ去られた後家、お前の亭主を殺したのは今の男だ、いや舅だと言われて混乱。自分が忍びの女房だったなんて知らなかった。舅は金で篭絡した旗本にクーデターをけしかけるが、彼は譜代旗本の矜持までは捨ててなかった。奪い取った鉄砲も取り返され、用済みとなった爺さんは孫諸共始末されることに。尾張様は事件の首謀者?である隠密頭を自ら殺して尻尾きりに成功。しかしお庭番めっちゃ贔屓な上様,かなりピリピリしてた……。