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カテゴリ:麻雀
今日は色々あった。
オーラス西家1巡目 トップまで跳ツモが必要。 二四六七八(24557)678 ツモ二 ドラ発 あがりトップなら打(7)だが、跳ツモ条件。当然678の三色の目は残す。よって打(2)。すると次のツモが三、打二。そして次のツモが(3)。完全に終了した。うまくやっていれば、リーチ一発タンヤオツモ赤赤で跳ツモだった。 それは置いといて、この状況で何を切るか。 二三四六七八(4557)678 ツモ(3) 結局ツモ切ったが、(6)や(8)をツモることはなく、トップ目が9巡目に300・500をツモって終局した。 他にもこんなのがあった。俺が親であがりトップ。南家が現在トップ目で当然あがりトップ。南家が激しく仕掛け、役牌ポン、チー、チーと仕掛けた。その2巡後、南家は致命的なミスをした。手出しの打1だある。これは、待ちを公開するのと同じことと言っても過言ではない。9割以上25の両面待ちである。4をひいて1を切ったのがばればれだ。その後3も4もツモ切り、結局親の俺が2単騎を積もり逆転した。しかし、その時、4をツモ切っていればどうなってたか。その後の3をカラ切りすればどうなっていたか。おそらく親が多面待ちにとって、2はとまらなかっただろう。完全にミスに助けられた半荘だった。 さて、ここからが本題である。故意のチョンボは許されるのか? ルールは一般的なありありルール。赤牌は1,2,1の合計4枚。 7巡目、西家の俺がこんなリーチ。 三三三四六(34555)789 ドラ五 ドラのカンチャン待ちである。これが事件を呼んだ。 リーチ打牌の白を南家がポン。その後、北家が追いかけリーチ。その直後親がドラの五を暗カン。 そして、発を叩き切ってリーチ。それを南家がポン。場にはピンズが極端に高く、中は場に一枚も出ていない。 はっきりいって泣きたい状況だ。自分のあがり目は完全に無く、最低18000の親リーと大三元に対して全部ツモ切りしなければならない。 もし、この状況に中を持ってきたとすれば、故意に誤ツモすることは許されるのだろうか。俺は絶対に許されないのではないかと思う。もしするような奴と麻雀を打ちたいと思うだろうか。フリー雀荘であれば出禁にされても文句は言えないだろう。 実戦では12巡目、なんと(5)をツモって来た。さすがに流局はないだろうと俺はとっさに(5)を暗カンしたが、これは許されるのだろうか。結局のところは、ほかの人に分かる理由はないのだから、問題は無いであろう。あとは良心の問題くらいか。実戦では北家が(2)をつかみ親の(2)(5)待ちに放銃。36000点(リーチタンヤオドラ9)だった。もしあの(5)をツモ切りしていれば、24000点の放銃となっていた。しかも、あとでわかったことだが、白と発をポンしている南家は(5)(8)待ちで、合計56000点のダブロンを食らうところだった。これを知っているのは、当然ながらこの卓の中で俺一人である。 ついでにもう少し考えてみる。まったく同じ状況だが、自分の手牌を少しだけ変えてみる。 二三三四六(34555)789 見ての通りのノーテンリーチ。流局チョンボに該当する手配だ。この手牌のときに前述の通りのことが起きた時、(5)の暗カンは許されるのだろうか。なんとなくだが、これは抵抗なく暗カンする人が多いような気がする。もともと流局チョンボなんだから、躊躇する必要がない、と思う人も多いだろう。 故意のチョンボは許されなくて、故意の流局チョンボは許される。おかしい話だろうが、結局は対局者同士の信頼や良心の問題なのだろう。ただ、できることならこのような「裏技」が「技術」と言われるようなことにはならないでほしいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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