面倒なので敬称略でいきます。
プロ将棋に興味のある方なら、3/2がどれほど重要か知っているはず。そう、A級順位戦の最終局。私もヘボながら将棋を指す人間として、この日に興味がないわけがない。NHKのBS2では午前、夕方、夜間に生中継が行われ、特に夜間は22:31から26:00まで放送枠があった。長い!! 私もネットの有料中継(300円)を見ながら、22:31からテレビでも観戦。
今回は高橋-藤井戦、三浦-木村戦、丸山-渡辺戦を集中してチェック。藤井、木村、三浦、丸山は降級候補なので、見応えがある。A級から落ちることは棋士の格が落ちることで(収入も落ちる)、大相撲で言えば十両から転落する様なもの。勝負に力が入らないわけがない。
結果は藤井、木村が降級。10名のA級メンバー中にも「名人挑戦候補」「降級候補」というのは分かれている。名指しは失礼だから誰も表立っては言わないけど(笑)、ファンも心の中では分けているはず。たまにイレギュラーで昨年の佐藤康光が降級なんて事件もあるけど、まぁそういうのは本当にイレギュラー。実際佐藤はB級で既に昇級を決め、来年度はA級復帰だ。そして正直言って、残念ながら今回の降級の二人は妥当。藤井はここ数年いつも落ちそうな成績しか取れていない。藤井の将棋(解説等も)は好きだけど、A級にいるのが少々つらい感じがしていた。年齢的にもA級復帰は難しいかもしれない。木村はまだA級新参で、A級にいつもいる顔という格ではない。でも解説が面白くて棋士としては好きなので、頑張ってA級に復帰して欲しい。
渡辺は勝ってプレーオフに行くかと思ったけど、残念ながら敗北。羽生世代は20代でB級をぶっちぎりに勝ってA級に昇級、そのまま名人戦を伺うというパターンが多かった。渡辺もそのパターンかと思ったのだけど。純粋に将棋が面白かったのは森内-久保戦。最後までドロドロで、執念を感じた。実際終局は25:30くらいで、最後まで観戦した私は寝不足だ(笑)。勝った森内は名人挑戦を決めた。森内の順位戦の強さは尋常ではない。
余談ながら、後頭部に冷却ジェルを載せていた丸山が笑いを誘っていた(笑)。恥も外聞もないのが順位戦だ。丸山は昨年の最終局では深夜0時過ぎ、明らかに勝ちという局面でカロリーメイトを頬張っている姿がBS2で放送されていた(笑)。相手は藤井。藤井としては14時間も戦って終局間近のもう勝ちのない局面なのに、勝勢な丸山がまだまだ長い勝負に備えて栄養補給する姿には心が折れたと思う。来年も丸山は笑わせてくれるのだろうか(笑)。
これからB級以下でも3月末までドラマは続く。面白い対局が見られることを願う。