「クライマーズ・ハイ」
登山中に興奮状態が極限にまで達し、
恐怖感が麻痺すること。
佐藤浩市主演の実話を題材にした物語。
横山秀夫著。
ぷよっ子さんのブログを見てNHKドラマのDVDをレンタルしてきました☆
-Story-
「1985年8月12日」
群馬県御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落した日。
地方新聞記者・悠木和雅は魔の山とよばれる谷川岳の
衝立岩の登頂に同僚と挑戦するはずだった‥‥。
この日の事故当時、私は小さい頃でしたが
現在でいうアメリカのテロの事故くらいの衝撃を受けました。
初めは地方新聞社にとっての大きなネタ(記事)ということで
群馬と長野の境で緊迫感が広がる。
古臭い取材方法や記事の新鮮さもそうですが
確かな情報かでも掲載するかまた会社としての立場などで
ボツ(掲載不可)になったり大変な世界も垣間見えました。
(その中には新聞社と販売店との争いもあります。)
そして一番主人公が心動かされたのは地元の新聞として
遺族から「本当のことを書いてくださいね。」と言われたこと。
新聞記者が生で体感した御巣鷹山での地獄絵図。。
偏狭な場所のため日の出から山を登り暗くなる前に
下山できる時間まで救助活動や探索を行う。
たとえ見つかっても失っているものを探す。
決して悲壮になる時間などないが体力はあるが若い自衛隊員は呆然とする。
山になぜ登るのか?
「降りるためさ」
観ているときは気付きませんでしたが
なんとなく登ることでこの事故や家族など
いろいろな問題と向き合うことや逃げないことが
あるのかなぁと感じました。
登るためにはその人にとって何かがある
なくても登ったとき何かが生まれるはず。
私はハーフ・マラソンを走ったことがある。
ときどき「ランナーズ・ハイ」という言葉を聞く。
走っていて気持ちよく心地よくなるなんて信じられませんでした。
しかし何度か「ランナーズ・ハイ」を経験し
「クライマーズ・ハイ」もあるのかな。
頂上へ辿り着けたときの快感は観たものではないと
わからないものだと感じています。
以前、紹介した「ホテル・ルワンダ」や「9・11」関連も観てほしい作品ですが
20年以上前の出来事でも身近な日本の事故も忘れないことが大切だと思います。
P.S. 昔の新聞の原稿リミットって午前1時30分くらいなんだぁ
今は少しでも野球などスポーツが遅くなると結果がわからないのに。。
途中、焼肉を囲みながら話をするシーンがあったのですが
思わず某CMが浮かんできました♪
サントラ「ユナイテッド93」
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