久保田早紀さんのこと久保田早紀さんのこと今、私のなかで何回目かの「久保田早紀ブーム」が訪れています。 エスニックなムードにあふれた「異邦人」という曲がスマッシュ・ギガヒットし、80年代のミュージック・シーンに彗星のように現れた早紀さん。 顔も声もピアノを弾くたたずまいも、すべてが麗しく、デビューアルバムの「夢がたり」のレコードは、すりきれるほど聴きました。 当時は学生で、あまりバイトも出来なかったため、それほどライブを見ることは出来ませんでしたが、彼女のラスト・ライブを九段会館で見たのは一生忘れられない思い出です。 絶対早紀さんと同じ大学へ行く、なんて本気で思っていた時期もあったほど(笑)、彼女はあこがれの人でした。 表舞台からは消えてしまったように思われている早紀さんですが、現在はアレンジャーの久米大作氏と結婚され、一児の母となり、本名の「久米小百合」名義で音楽活動をされています。 現在の肩書きは、「音楽伝道師」とのことのようですが、その音楽世界は俗世間とは色を異にした、とても聖なるものです。 もともと早紀さん、小百合さんの声質が大好きで、本当に聴いているだけで心についた汚れが取れていくような澄みきった、あたたかい声は、まさにクリスタル・ヒーリングヴォイス。 早紀名義の時代には、彼女が好きだという、ポルトガルの民族音楽、ファドの影響色の強い作品がとても素敵でした。メランコリックでありながら、明日への希望を絶やさない、といったファドのエッセンスをいい塩梅に取り込んだその作品たち。 そして現在の小百合名義では、どこまでも「生と愛、そして神」を賛美する美しい曲を聴くことが出来ます。 この2つの世界が、今、大好きなヒトに出会って、歓びに震え、いまだかつてない感情に戸惑う私を、実にやさしく、「そのまま、心のまま」に愛すようにと教え、諭してくれているようで、それがあまりに心地良いので、最近彼女の声を聴かない日はないほどなのです。 どうしてそのヒトに出会ってしまったのか、そしてこれからどうして行けば出会えたことがきれいな実を結ぶのか、そういったことへの答えまでもが、彼女の透明な世界から見えてくるような気がして… 少女時代に、あれほどときめいた早紀さん。 時は流れて、説明のつかない、大はしゃぎしたい気持ちと泣きそうな気持ちをもてあます私を、また救いに来てくれました。 正直よこしまな妄想ばかりしている私ですが、それは、心から大好きなヒトを賛美し、崇めているゆえ。そんな気持ちを確かめさせてくれるんです。 私が大好きな早紀さんの曲は、「ナルシス」「星空の少年」「天界」「上海ノスタルジー」「ネフェルティティ」などなど沢山あるのですが、どれも彼をすぐに思い浮かべてしまう曲ばかり。 そのココロは、生まれる前かそのヒトに出会うことがもう、空の上では分かっていた、というロマンかな。 この12月に、小百合さんのライブがあるとの情報を得ました。 本当に久しぶりに彼女に会いに行ってみようかなと思っています。 大好きという気持ちを一段と磨き上げるためにも、彼女の生声を今、ぜひ聴きたいんです。 2005/10/22 ジャンル別一覧
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