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カテゴリ:発動機
さて、ぐるっと眺め回してみよう。右側面だ。(写真1)右といっても、発動機の前後はわからないので、ねこぐるまの前方が前としよう。大きなフライホイール、日本語で言えば「はずみ車」だ。これがあることで低回転でも回ることができるが、ボディーと共に重い部品の一つだ。右下にある取っ手を持ち時計方向に回転させて発動機をかける。
フライホイール中心線上から左にロッドが2本と下に1本。上はOHVのプッシュロッドだろう。下は何かわからない。ボディー横の赤い線はイグニッションコード。プラグキャップの所でちぎれている。プラグキャップの下に太短い鉄棒が手前に出ているのはデコンプレバーだろう。半透明のチューブは燃料パイプ。ちなみに燃料タンクはついていない。適当な缶に灯油を入れてチューブの先っちょを突っ込んでおけば吸うのだろう。 前から見る。(写真2)煙突状の穴があるホッパーと呼ばれる物には水が入りシリンダを冷却する。車のエンジンにはラジエターがあり冷却水を冷やしているが、発動機にはラジエターなど無い。回転数も低いし、発熱量も少ない、ということか。手前の丸っこいカバーの下にクランクがあり、その軸にオイルを落とす円筒状のオイラーが左のフライホイール(写真では右)と本体の間にある。これと同じ物がホッパーの穴の手前にあったはずだが、根元から折れて無くなっている。これがないとシリンダにオイルが行かないのでなんとかせねばなるまい。右のフライホイール(写真では左)と本体の間にあるのはマグネトー点火装置だ。これが生きているか死んでいるか。死んでいたら巻き直すのは専門家でないとだめだろう。 ![]() 写真1 ![]() 写真2 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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