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☆明を晦(くら)ます☆
艱(くる)しみて貞(てい)なるに利(よ)ろしとは、 その明を晦(くら)ますなり。 (地火明夷) 地火明夷(ちかめいい)は 太陽が沈み隠れたような暗黒の時代の生き方を説く。 下の者は明徳を持っているが、上に立つ者はとても愚かである。 これを易経では、殷(いん)の紂王(ちゅうおう)が権力を振るった時代に喩える。 このような時代には、明るさや徳は傷つけられ、害され、正道は一切通らない。そのため艱難辛苦するが、どんなに苦しくても、 後々のために、固く自分の聡明さを隠して耐えよ、と易経は教えている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私には、良い先輩のメンター方が、いらっしゃる。とても良いアドバイスをいただける。一時、世に出るチャンスがあった時に、アドバイスを求めた。「本当に良し仕事をしたいならば、世に出すぎるな。」それがアドバイスだった。だから、地味な本を書いたり、真面目な雑誌には登場したが、TVはお断りし、少し砕けた企画もお断りした。マスコミで大活躍する昔の同僚を見て、羨ましいと思ったこともあった。 それでも、少し本が売れて、名前が知られてきた頃に、アドバイスを受けた。「そろそろ、隠れた方が良い」と。その心は、「いま世に出ても、潰される。それだけ、世の中は、ここから10年激変する」ということ。当時は2006年。それで、本業に集中するために、2006年に脱筆を宣言し、本業のコンサルティング活動以外の分野の講演、執筆、メディア露出などの活動を全てやめた。 いま、考えると、この選択は大正解。2005年から、政権の政策方向性は、大きく方向性を変え、マスコミの論調も大きく何度も変わり、かつてマスコミを賑わせたスターの顔ぶれも大きく変った。一度ポジションを取ってしまったら、レッテルがついてしまう。 我々には、敢えて『能ある鷹は爪を隠す』を意識的に行うべき時期も必ずある。人は、全て、「自分が一番能力が高い」と思っている、すなわち、あなたが持つ自己愛の感情を、全ての人が持つということを前提するようにしてから、行動が変わった。目立ってはいけない時も多い。つまらない摩擦に疲れる可能性が有る。潰されるのは、人間の自然な心理作用からすれば、当たり前のことであると。 それから行動を変えた。その前は、嫉妬は醜い、どうして他人を潰すのか、そんな志 の低い集団とは付き合いたくない、という思いで生きていた。目立っても良い。嫉妬する人が悪いと思っていた。でも、自己愛を中心の設計された人間という前提に立てば、足の引っ張り合いは当たり前という考え方に立ち戻れた。 本当に良い仕事をしたいなら、徒に目立つことを避けた方が良い。目立ち始めたところで、少し隠れ気味にした方が良い。自分でその際は感じるものである。時代が自分を素直に取り上げてくれる時代まで、ゆっくり待っても良いと思う。 名前を売ることに焦るな。それで名前を失った人は山のようにいる。力を蓄えろ。そして、自然に力の強さが、表に出る時代まで,力だけを磨け。曖昧な力で、名前だけだそうとすると回復不能なくらいの打撃を受ける。 あなたにも、私にも「じっと、我慢して耐える」時代がある。ー目立ちすぎないことの美徳を学ぶべき。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 携帯電子書籍 「20代・30代のための『自分成長戦略』設計書~流行りのスキルアップ術に踊らされない~」山本真司 著 / 日経BP出版 4/1発売 ●発売中です。 ●携帯サイトを作りました。下記のQRコードから本書の情報にアクセス出来ます。 ![]() ![]() 公式twitter http://twitter.com/jibunseityo//ハッシュタグ #jibunseityo ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ![]() 4月10日発売「新装版 30歳からの成長戦略」(PHP研究所) 楽天。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |