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カテゴリ:OPERA
New National Theatre, Tokyo
2011/2012 Season Giuseppe Verdi : Otello Apr.1 4 7 10 13 2012 The production was premiered September 2009, the 2009/2010 season Conductor : Jan Latham-Koenig Production : Mario Martone Scenery Design : Margherita Palli Costume Design : Ursula Patzak Lighting Design : Kawaguchi Masahiro Otello : Walter Fraccaro Desdemona : Maria Luigia Borsi Iago : Mikael Babajanyan Lodovico : Matsui Hiroshi Cassio : Ohara Keiroh Emilia : Shimizu Kasumi Roderigo : Uchiyama Shingo Montano : Kubota Masumi A Herald : Tang Jun Bo Chorus : New National Theatre Chorus Orchestra : Tokyo Philharmonic Orchestra Armenian baritone, Mikael Babajanyan made his debut at the New National Theatre, Tokyo as Jago. He showed us very impressive Jago. He is a very talented actor-singer. He portrayed Jago as if he had been in a straight play. 新国立劇場 オテロ 2012年4月7日 オペラの森の狭間でどうなんだろうと思っていたオテロ、 …ものすごくすばらしかったです! 期待度が低かっただけ満足度超UP! すべてが良かった。 合唱 オケ。 指揮者 歌手! すべてが揃っていた。 歌手は主役の2人がすばらしいばかりか キーマンのイヤーゴが大収穫。 ミカエル・ババジャニアン。 Mikael Babajanyan アルメニアのバリトンということですが、 すばらしかったです! 歌が良いのに加え、 演技がすごい! イヤーゴになりきっていた。 その表情。 動き。 すべて。 イヤーゴがまさにその人だったのでお話に入り込めた。 オペラじゃなくてそのお芝居にすっぱり入り込んでしまった。 だからアベ・マリアで泣けた! みんな回りは泣いていたかも? 心に沁みる歌唱。 それもすべてがイヤーゴの仕組んだ狡猾な策略のせい。 お話が活き活きとして伝わってきた。 ええわ~ どうしてそんなひどいことするの、オテロ! とオテロが恨めしいほど。 イヤーゴが秀逸だった。 エミーリアの清水華澄さん、すばらしかった! 主役より歌が良かった。 すごいパワー! 目立ってたわ~ カーテンコールで主役の3人に大ブラボー! 特にボルシにはブラーヴァ、ブラーヴァの大合唱でした! 本当にお疲れさまでした~ フラッカーロはトロヴァトーレで相当声が荒れていたので、 オテロを歌えるのかと思っていましたが、良かったです! アントネンコレベルとまでは行かなかったと思いますが 高音も良く出て良かったです。 声としてはサイモン・オニールに似ています。 サイモン・オニールも波が激しいので似たようなタイプかな。 とにかく声を抑えることなく突っ走るので、荒れる時もあるでしょうね。 すべてにおいてすばらしい歌唱ではないけど肝心な部分、アリアとかの部分は圧倒的歌唱です。 1幕の幕切れのヤーゴとの二重唱はまじすごかったです。 ボルシは妖艶な肉感的なデズデモーナで声も良かったです。 絶唱では気持ちが入っていましたし、オテロに甘えるしぐさが艶めかしくそりゃ浮気を疑いたくもなるでしょう、と思わせるデズデモーナでした。 舞台はキプロスではなくベネツィアに設定されています。セットや美術に関する記述はプレミアの時のものをご覧ください。 前回「?」だった部分の演出は改善されています。 第1幕 嵐の中の船を見守る人々。 圧倒的な合唱と演奏。 すばらしいです。 ヤーゴはロデリーゴと芝居しまくりです。 内山さんは演技がすごくうまいですね。 船が沈むことを望んでいた2人。 当てがはずれ、オテロが上陸する。 オテロ役のフラッカーロは背が高く、長いコートが似合うこと! 髪の毛はもじゃもじゃで、顔は黒く塗っている。 オテロと言えば顔を黒く塗る演出は馬鹿げていると私は個人的に思う。 オテロは第一声を上げ歌うと人々と握手して自宅に入る。 イヤーゴとも握手するが、イヤーゴは複雑な表情。もう彼の演技のすごい予感がここでびんびん来た! ヤーゴはロデリーゴにカッシオに喧嘩をふっかけさせる。 飲め飲め! 酒飲め音頭、すばらしい歌唱。 この人いいじゃん…と思ってうれしくなる。 ロデリーゴは酔ったカッシオに喧嘩をふっかける。 止めに入ったモンターノが負傷する。 カッシオの役の小原さんはスリムな体つきで動きも敏捷。 ちゃんばらの動きがすばらしかった。 ロデリーゴはいつのまにかいなくなりカッシオはモンターノと戦う。 カッシオがとどめをさそうとしたその時、大音声が響く。 オテロだ。 やめろ! 窓のカーテンが開く。 天使まで起こしてしまった… オテロがいい皆に広場から去るよう命令する。 デズデモーナとオテロ、2人きり。 美しいシーンですよね。大好きです。 うっとりするメロディライン。 恍惚の響き。 このあとの悲劇も知らず幸せな2人。 デズデモーナはハンカチを出してオテロの汗を拭う。 キスを交わし、 もう一度キスして…というオテロ。 このメロディがオテロがデズデモーナを殺すシーンにも浮かび上がってくる。 悲劇の予感。 2人はそうとも気付かず暗闇の中寝室に消える… 第1幕了 第2幕 朝。 朝もやが水面に立ち込めている。 美しい。 解任されたカッシオがかみてから出てくる。 ヤーゴは下手から出てきて、なにかを水路に投げ込む。噛み煙草? そしてカッシオに声をかける。 ヤーゴはカッシオに助言を授け、散歩に来たデズデモーナに声をかけさせることにする。 ヤーゴひとり。ヤーゴの歌唱 クレド。 これがもう~すごかったです。 俺は無慈悲な神を信じる ヤーゴは神を信じない無神論者だ。 彼は過酷な運命にもてあそばれてきたので、すっかり性格がねじ曲がっている。 彼は戦いで負傷し、左足を引きずって歩く。 オテロのような豪放磊落なあけっぴろげの性格とは大違い。 いつも首を右に傾けている。 そして斜めに下から人を観察している。 彼には人の心の動きが読める。 壁に水路の泥で十字架を描き、バケツの水をかけて消す。 そして手を洗って拭く 抑えに抑え、最後に激情がほとばしる歌唱、本当にすばらしかったです! 必見! そこに飛んで火にいる夏の虫、オテロが現われた。 オテロは上着をひっかけながら部屋から出てくる。 ヤーゴは気付かずにつぶやく振り。 まずいな… なに? いらしたのですか、オテロさま。 あの私の妻と話していた男はカッシオだな? … カッシオ? カッシオだと思うぞ。 Che ascondi nel tuo core? 何を考えているのだ? 何を考えているのだ、ですって? 「何を考えているのだ?」 ここは口真似ではなく、激情にかられて高い声で叫ぶオテロ。 なんで俺の言葉を繰り返してるんだ!? ヤーゴはオテロに恐ろしい疑問を植え込み始める 嫉妬… 人々がデズデモーナを祝福する歌を歌う。 しかしオテロの目に見えているのは幻想。 いろんな男がやってきてはデズデモーナに親しげにあいさつしていく。 3人目は白い花をデズデーモナに捧げる。 デズデモーナはオテロにカッシオのことをとりなそうとする。 Non ora! 今はダメだ! 怖いお声。このハンカチで… オテロはデズデモーナのハンカチを投げ捨てる。 運河には落ちず、エミーリアの手前に落ちる。 エミーリアにヤーゴが近付いていく。 ヤーゴはハンカチを奪おうとする。 センターではオテロとデズデモーナ、の4重唱。 すばらしかった。 ヤーゴとエミーリアの歌唱の方がびんびん響く。 デズデモーナに帰るように言いつけ、オテロは怒りをたぎらせている。 現れたヤーゴにつかみかかる 証拠だ!証拠を持ってこい!さもないと… オテロはヤーゴを床に叩きつける あくまでも卑屈なヤーゴ。 でもお前は正しいのかもしれん… どんな証拠がほしいのです? 2人が抱き合っているのを見たいのですか? オテロは激こうする 死んじまえ! ヤーゴはオテロにハンカチの疑念を植え付ける ヤーゴはオテロの寝室の花瓶に入れてあったさきほどの白い花を手に取る そしてその白い花をぶらーんと上下逆さまにぶら下げる。 デズデモーナの死を暗示するが如く。 オテロの見事な歌唱 続いてヤーゴとの二重唱。 大迫力のすばらしい歌唱。 第2幕了。 Part 2 に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月08日 11時04分29秒
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