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2016年03月17日
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カテゴリ:紀州犬物語
生後6カ月15日の紀州犬オス犬のタケゾウ。(生後6カ月15日の日に1kmのランニングをした)
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生後6カ月15日の紀州犬オス犬のタケゾウ。(生後6カ月15日の日に1kmのランニングをした)
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1歳8カ月と6日の「ジュウベエ」。32キロメートルのランニングをこなした後で撮影。
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紀州犬物語133「土用の一つ子」の紀州犬 白のオス犬の生後6カ月と15日。(横田俊英)

(タイトル)
「土用の一つ子」の紀州犬 白のオス犬の生後6カ月。

(サブタイトル)
紀州犬(日本犬)の望ましい歯の在り方。

第133章 「土用の一つ子」の紀州犬 白のオス犬の生後6カ月。 執筆 横田俊英


(本文)

 狼の歯牙と犬の歯(歯牙)は同じである。狼と犬は類縁であり、狼が人と仲良くなって飼い慣らされて犬になった。現在の説はこのようになっていて、恐らくそれで間違いはないだろう。狼に性質と犬の行動は似かよっている。このことも犬と狼の関係の上の説を補強する。

 人の手で曲げられた特別な犬は別にして、紀州犬などの日本犬の歯の生え方、歯牙の状態は狼と同じだ。話が飛ぶが狼の顎(あご)などを含む頭蓋骨の標本はの歯の状態は日本犬の歯と同じであった。下顎の門歯の1本が途中で折れていた。

 私の飼い犬の紀州犬が道ばたに飛び出してきた狸(タヌキ)をつかまえたのを無理に引き離したときに、狼の頭蓋骨の標本と同じ位置の歯が抜けてしまった。その歯を生理食塩水に漬けて動物病院に犬と一緒に運んで手当をした。セメントと呼ばれる接着剤で仮止めしてして置いたら歯と歯茎の肉とが密着した。そのままの状態で数年を過ごしたのちに歯は抜けた。下顎の門歯は5本になっていたが抜けた歯の左右の歯と歯茎が寄って門歯が6本そろっているのと同じ状態になった。

 このときには「小春」と「ムサシ」という和歌山で生まれた胴体の紀州犬をつれていて、この2匹が道を横切る狸を電光石火つかまえた。狸はドブ板の隙間に潜り込もうとして藻掻き、犬に向かって爪を立てる。その爪が眼を傷つけるのを避けるために引き綱を強く引っ張って引き離した。その弾みで門歯の1本が抜けた。抜けてはいなかったが歯肉にわずかに着いている状態だったので、その歯を抜いて生理食塩水に漬けた。その後の顛末は上のようなことだ。

 狼の歯や下顎やその頭部の構造は狩りをするのに適した構造になっているのだろう。どのような構造であっても狼は狩りをする動物である。その狼と犬は直系の類縁にあり、頭部と顎と歯の構造は同じである。狼と犬とは交尾すると子どもが生まれる。狼の血を入れると犬は強くたくましくなると思いたくなるが、甲府の動物園における実験では狼の血が入った犬は人におびえていて犬の特性を欠くのであった。

 平岩米吉氏は朝鮮狼を飼い馴らして街を連れ歩いていたが、人々はそれを狼だとは気付くことがなかった。飼い馴らせば狼もそのようになる。平岩米吉氏は狼の研究家で自宅の庭で狼を飼っていた。平岩米吉氏は1898年2月4日、東京都亀戸で生まれ育ち、世田谷に移って犬や動物の研究をしながら動物文学を執筆した。1986年6月27日に没する。

 シャパードと狼の骨格標本をつくっていた平岩米吉氏の観察ではこの二つの間に特別な違いはみられない旨の感想が述べられている。

 紀州犬や日本犬にとって望ましい頭蓋骨と口吻や顎そして歯の構造の基本は狼と同じである。歯のこと、歯牙のことに関してはその生え方や歯の本数、その構造は狼とかわらない。

 犬の乳歯は、(一般の犬の乳歯のことであり、特別に人の手が加えられた犬のことではないない)上下あわせて28本である。これは紀州犬や日本犬も同じである。

 門歯(切歯)は上下とも6本ある。上下あわせて12本。犬歯は上下とも左右に1本で上下あわせて4本。犬歯の後ろに前臼歯があり上下とも2本、あわせると8本。その後ろに後臼歯が上下とも1本あり、あわせて4本。乳歯はこれらをあわせると28本である。

 紀州犬や柴犬などの日本犬の乳歯の欠歯は見たことがない、

 永久歯は上下あわせて42本ある。

 門歯(切歯)は上下とも6本ある。上下あわせて12本。犬歯は上下とも左右に1本で上下あわせて4本。犬歯の後ろに前臼歯があり上が左右あわせて8(片側4本)本、下も同じで左右あわせて8(片側4本)本、前臼歯の合計は16本。後臼歯は上下で数が異なる。上が片側2本、あわせて4本、下が片側3本、あわせて6本。これら全部をあわせると42本になる。

 紀州犬や柴犬の前臼歯は犬歯のうしろの上の歯の3本は小さい。その後ろに生える1本の前臼歯とそれに続く2本の後臼歯は大きな歯であり、隙間なく連なっている。上顎に生える犬歯のうしろの左右それぞれ3本の前臼歯は隙間をもって生えている。そのためにその後ろに生える前臼歯と後臼歯と違ってみえる。

 下顎の状態も似ている。下顎の犬歯のうしろの歯の4本は小さい。これが前臼歯の4本である。前臼歯は犬歯のうしろに生える第1前臼歯は小さい。第2、第3、第4と大きくなっている。この前臼歯は隣の歯との間に隙間をもつ。その後ろに生える後臼歯は隙間なく生える。第4後臼歯はおまけのように生えていて他の後臼歯に比べると小さい。

 上顎に生える後臼歯は下顎に生える後臼歯よりも1本少ない。第4前臼歯は大きく、その後ろに3本の後臼歯とつながっている。

 臼は穀物などを磨りつぶす道具である。磨りつぶすから臼なのであるが、犬は臼歯と名付けられている歯のうち、何本かは肉を裂く役割を担っている。それが肉裂き歯であり、上顎では第4前臼歯がその役割を担い、下顎では第1後臼歯がそれである。上下とも前臼歯は臼歯の機能はなく、下顎の第1後臼歯は肉裂き歯であるから、臼歯の役割を果たさない。

 上顎の第4前臼歯と下顎の第1後臼歯とで肉を裂く。

 上顎の歯の数が少ないのは頭部とつながる顎の構造によるものだろう。人では親知らずが生えてきて下顎の歯の数が上顎より多くなる。

 下顎と上顎とは弁当箱の蓋をしたような構造になっている。上ぶたが下ぶたにまたがるようになっている。犬の顎と歯のつくりはこのようになっている。犬歯の後ろの前臼歯は蓋状になっているものの上ぶたが下ぶたを覆うような状態にはならないで隙間がある。

 日本犬の保存と飼育の課題の一つは欠歯の発生率を低下させることである。紀州犬や柴犬も同じである。

 欠歯の犬の子孫の欠歯の発生率は高い。これを低下させるために欠歯の犬による繁殖を控えるのがこの課題への対応である。

 歯の方面は門歯の噛み合わせを含めてこのようなことであるが、ベロ(舌)に発生する黒い斑点についても同じである。ほかにもいろいろある。そのような犬による繁殖を努めて行うことはしない。控えることである。文章に書かれた掟(おきて)ではないが、暗黙の了承といった不文律である。

 よい姿、良い気性、そして健康な紀州犬を育て、一緒に暮らしたい、とう強い願望の持ち主のメスの子犬が生後4カ月になった。

 生後4カ月になると門歯が生える。犬歯も抜けかけているか生えてきている。門歯の噛み合わせも上の歯が弁当箱と同じようなつくりで下の歯を覆うように生えている。正常の噛み合わせである。

 良い犬になる要素十分な紀州犬を愛好するベテランが言った。怖くて犬歯の後ろを覗(のぞ)けない。指を入れたら隙間があった。第1か、第2の前臼歯の生えるその場所に何もなくて隙間が空いている。欠歯だ。

 ある人の犬は生後3カ月に点検すると門歯の噛み合わせがよくない。下顎の歯が上顎の歯の前に出ている。上顎と下顎の歯がカチカチと噛み合うカスタネット状ではなく、下顎の歯が上顎の歯の前にでているのだ。アンダーショットだ。

 飼っている当の本人にその自覚はない。ひとに指摘されてわかったことである。

 教えを受けてその人は飼い犬の下顎を毎日、日に数度も押し込むことをして過ごした。生後5カ月になると上顎の後ろになり、生後6カ月では鋏状で弁当箱状の正常な噛み合わせになった。

 この犬はメス犬であり生後6カ月のときの背丈は紀州犬標準の下限の46センチメートルを超えて47センチメートルに達していた。日本犬保存会の中型日本犬の標準体高はメスが49センチメートル、オスが52センチメートルだ。ともに上下3センチメートルの範囲で許容される。したがってメス犬は46センチメートルから51センチメートルであり、オスは49センチメートルから55センチメートルである。

 ほとんど同じ日に生まれた「タケゾウ」という紀州犬のオス犬はある人が背丈を計測すると43センチメートルであった。別の人が計測すると47センチメートルであった。「タケゾウ」の父親は生後8カ月では甘く計って52センチメートルの背丈であり、厳しく計ると49センチメートルであった。その父親は3歳になると53センチメートルになっていた。「タケゾウ」と同じように背丈を含めて成長ののろい犬である。

 生後3カ月の時点でアンダーショットだった紀州犬のメス犬は生後6カ月には、背丈が47センチメートルになって標準が求める範囲に達した。この犬の母親は生後8カ月過ぎに上限に近い50センチメートルになっていたが、その後にはほとんど背丈が伸びずに許容の範囲におさまっている。だから生後6カ月で背丈が47センチメートルの犬に繁殖者は母犬の経験を重ねて大丈夫だ、と言いきる。だけど大丈夫でないこともある。

 先の生後4カ月のメス犬を育てている人は背丈のことをづっと心配していた。背丈が46センチメートルほどに留まることがあるからだ。この人の飼い犬は背丈の大きな犬であり、その祖父犬も大きな犬である。その子孫を飼ってきて何度も背丈の不足気味の犬があったので、背丈への不安はついて回る。

 同じような系統のオス犬を私が一時預かった。この犬は生後6カ月で背丈が52センチメートルになった。計り方によってはそれを超えていた。生後8カ月には55センチメートルになった。これも計り方によっては55センチメートルを超えている。
 背丈が大きな犬、小さな犬、歯が全部そろわない犬、噛み合わせが悪い犬がいる。

 噛み合わせが悪く著しいアンダーショット状になり、下顎が突き出ていると犬歯があるべき位置に納まらない。上顎と下顎とそこに生える歯の機能も不全になる。

 紀州犬を愛好する者の愛好熱が高じると、幼い飼い犬を育てるときには、その一挙手一頭足に喜びそして憂える日がつづく。

  (誤字、脱字、変換ミスなどを含めて表現に不十分なことがある場合はご判読ください。)


 【特別な追記】
 『しつけの仕方で犬はどんどん賢くなる』
 (藤井聡著 青春出版社、税抜き1200円)
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 犬のシツケとは飼い主がその犬はこのようにあって欲しいと願う状態にすることである。

 「こうあって欲しい」は飼い主によって決まります。

 普通の家庭で飼う犬は人に危害を加えないこと、人の迷惑にならないこと、飼い主にとってこの犬と居ることが楽しいことなどである。

 上に列記したことを簡単に言えば犬の性格が良いことです。

 そして健康であることは飼い主にとって好都合です。

 格好いいこと、可愛いこと、性格が良いこととなどは飼い犬がかわいがられる条件になります。

 そのような犬を生むことができるような犬を飼うことも望みに含まれます。

 犬が飼い主が望むような状態をめざそうとすると、犬の行動の仕方を理解しておくことが大事です。

 犬の性質を理解する、ということです。

 犬は狼の子孫であり、常に主従関係がはっきりした縦社会のなかで生きていて、犬の精神はそうした状況のもとにあります。

 犬を仕付けて訓練することを考える前に、犬の性質を知ることが大事です。

 このための手がかりとなる理論を本に書いているのが藤井聡さんです。

 この人が書いた『しつけの仕方で犬はどんどん賢くなる』(青春出版社、税抜き1200円)です。

 この本を読んで目が覚めた、という人が多くおります。

 どうか読んでいない方は読んでください。

 読んだ人ももう一度読んでください。

 自分がしていることの過ちや犬への間違った理解に気づかされます。

 私が紀州犬愛好家として申し上げる追加項目は、紀州犬の愛好家は避妊手術はしないことを慣わしとしているということです。

 飼い犬の健康の状態、精神のことなど、特別な事情があれば上のことは違ってきます。

 (誤字、脱字、変換ミスなどを含めて表現に不十分なことがある場合はご判読ください。)
 (数字の表記が漢数字になったり、算用数字になったりしております。惑いつつ統一することをしませんでした。)





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最終更新日  2016年03月17日 10時47分36秒
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