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2023年09月11日
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2023年夏の真夏日80日の記録更新と地球温暖化論
Record update for 80 midsummer days in summer 2023
2023年の夏は全国的に平年より気温が高かった。暑さのピークは7月下旬から8月初旬であるのはフィリピン近海の対流活動が活発となり西日本や沖縄を中心に太平洋高気圧の勢力が強まるからである。暑さに影響するのが太平洋高気圧とチベット高気圧。太平洋高気圧とチベット高気圧は広がる高度が違う。同時期にチベット高気圧が日本付近まで張り出すと太平洋高気圧と上空で重なり合ってダブル高気圧を形成する。二つの高気圧が背の高い一つの高気圧の様相となるために暑さが増すため最高気温が35℃以上の猛暑日が続いたりフェーン現象が起こりやすい場所では40℃前後の酷暑になる。

2023年夏の真夏日80日の記録更新と地球温暖化論

地球の大気の変遷の図。丸山茂徳・磯崎行雄著『生命と地球の歴史』(1998, 岩波新書)を元にしている。




地球の大気組成の変化 太古の地球には酸素がなかった 炭酸ガスは海に溶け込み著しく減少して現在に至る



地球の炭酸ガスは海に溶け込み著しく減って現在に至る

地球大気の温度変遷の歴史と現在を示す図



地球温暖化論争の雑記帳(データベース)by計量計測データバンク編集部


(タイトル)

2023年夏の真夏日80日の記録更新と地球温暖化論

(本文)

 2023年9月12日、東京都心は午前中の早いうちに30℃に到達して、この年80日目の真夏日を記録した。関東から東北にかけては夏の名残の暖かな空気に覆われており、午前中から日差しが届くことで気温が上昇した。東京都心は9時前に30℃となって、真夏日の年間最多記録をさらに更新。11時00分までの最高気温が全国で最も高い秋田県横手市では34.1℃、青森県三沢市で33.8℃を観測、北海道のオホーツク海側は南西の風によってフェーン現象が発生して30℃を超え、斜里町では32.2℃まで上がった。関東は大きな崩れがないため気温の高い状況が続いている。

 2023年の夏は全国的に平年より気温が高かった。暑さのピークは7月下旬から8月初旬であるのはフィリピン近海の対流活動が活発となり西日本や沖縄を中心に太平洋高気圧の勢力が強まるからである。暑さに影響するのが太平洋高気圧とチベット高気圧。太平洋高気圧とチベット高気圧は広がる高度が違う。同時期にチベット高気圧が日本付近まで張り出すと太平洋高気圧と上空で重なり合ってダブル高気圧を形成する。二つの高気圧が背の高い一つの高気圧の様相となるために暑さが増すため最高気温が35℃以上の猛暑日が続いたりフェーン現象が起こりやすい場所では40℃前後の酷暑になる。9月になっても日本付近には南から暖かい空気が流れ込みやすいため前半を中心に残暑が厳しい。

 太平洋高気圧は亜熱帯高気圧の一つで太平洋に発生する温暖な高気圧。北太平洋の北太平洋高気圧と、南太平洋の南太平洋高気圧の二つがある。日本で太平洋高気圧といっているのは北太平洋高気圧のこと。夏期を中心に強まる高気圧で中心はハワイ諸島の北の東太平洋に位置し、日本には夏場に暑い晴天をもたらす。太平洋高気圧の一部で、小笠原諸島から南鳥島方面に位置するのが小笠原高気圧だ。

 チベット高気圧は、春から夏にかけての暖候期前半に、チベット高原を中心としてアジアからアフリカにかけての広範囲に発生する対流圏上層の高気圧。高度15㎞から16㎞や11㎞の高層天気図ではそれぞれ100ヘクトパスカル、200ヘクトパスカル。

 日本列島が2023年に異例な暑さとなったのは太平洋高気圧とチベット高気圧が日本上空に大きくはりだして広い範囲で重なったことによる。この二つの高気圧が日本上空で広く重なり合う要因となるのはエルニーニョ現象、ラニーニャ現象、インド洋熱帯域の海洋変動などである。

 暑い夏がつづくと地球温暖化だと結論付けたくなるが一歩踏みとどまって考えたい。縄文時代を迎えるまでの日本列島は氷期であり寒冷期のなかにあって気温変動を繰り返していたことを古気候が示す。縄文期以降は温暖に大きく振れて温暖ななかにおいて小さな気温変動のまま今日に至っている。縄文以前の氷期の激しい気温変動と対比して佐藤宏之教授は現代の現在の気候を何が温暖化であるのかという言葉を投げる。縄文以前の日本と地球の気候は氷期が長く続くなか激しい気温変動を繰り返していた。古気象学が示す地球大気の気温変動を記憶にとどめておきたい。

 地球の大気組成の変化ということでは太古の地球には酸素がなかった。炭酸ガスは海に溶け込み著しく減少して現在に至ると結論付けるのが丸山茂徳・磯崎行雄著「生命と地球の歴史」(1998年刊岩波新書)である。46億年まえ誕生した地球の大気は高温と高圧の水蒸気が大部分を占め他に二酸化炭素と窒素などを含んでいたと考えられている。数億年かけて地表が冷え水蒸気が雨となって地表に降り注いで海ができると大気の主成分は二酸化炭素と窒素になった。海に二酸化炭素が溶け込み一部がカルシウムイオンと結合して石灰岩(炭酸カルシウム)として海底に堆積することにより大気中の二酸化炭素は減少し大気の主成分は窒素になった。

 27億年まえ太陽の光エネルギーを利用して光合成を行うラン藻(シアノバクテリア)が海中に誕生し二酸化炭素と水から有機物と酸素が生成されるようになると大気中の二酸化炭素はさらに減少し酸素が増えはじめた。そのご生物が進化して陸上に進出し多様な植物による光合成が活発に行われることで酸素はさらに増え大気は数十億年かけて窒素と酸素を主成分とする現在の組成になった。地球上に生命が誕生し多様な進化をとげてきた歴史は大気と水の存在抜きには語れない。

 2021年のノーベル物理学賞は、米プリンストン大学上級研究員の真鍋淑郎氏(90歳)、クラウス・ハッセルマン氏(89歳、ドイツ)、ジョルジョ・パリーシ氏(73歳、イタリア)に三人に贈られた。地球の気候変動など複雑な仕組みを理論づけたことによる。真鍋淑郎(まなべ しゅくろう)氏とハッセルマン氏の研究によって地球温暖化の影響を予測のコンピューターモデルが開発された。気候変動は複雑な物理システムであるために長期的な動きを予測しにくい。二人は温室効果ガスの増加が気候にどう影響するかを予測した。以上のような評価が2021年のノーベル物理学賞であった。気象現象をひきおこす要素要因は数が多いから、真鍋淑郎氏らの研究と業績ですべてが語られ解明されているのではない。一部の要素要因からひきだされた結論として理解するのが妥当だ。

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最終更新日  2023年09月14日 23時41分42秒
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