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2024年02月21日
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小さな記録 能登半島 港湾部の隆起現象(2)

石川県珠洲市狼煙漁港の折戸地区と狼煙地区の港湾施設の隆起現象

政府非常災害対策本部による
令和6年2月8日14:00現在の死者数とその内訳。
七尾市5人、輪島市103人、珠洲市102人、羽咋市1人、志賀町2人、穴水町20人、能登町8人。

計量計測データバンク編集部の能登大地震の現地取材は2024年1月4日、16日、20日、21日、22日、23日の六日間にわたってなされた。1月4日は石川県志賀町の役場に辿り着くのがやっとであり、その先には交通事情のために進めなかった。1月16日には輪島市役所を目指して進行。交通事情は現地で判断ということとなり、自衛隊や他の救援隊の車の後ろについて進むことになり、ナビゲーションが示す到着予定より6時間遅れとなった。1月20日には再度、輪島市に足を踏み入れた。21日には珠洲市、22日は七尾市、輪島市の西海岸部、志賀町の貝版部、志賀原発を回った。23日は富山市の県庁付近のホテルで朝を迎えた。
Short record Noto Earthquakes and uplift phenomena Part 2
能登大地震-その6-小さな記録 能登半島 港湾部の隆起現象(2)(計量計測データバンク)

能登大地震-その6-小さな記録 能登半島 港湾部の隆起現象(2)(計量計測データバンク)

能登半島の地震による地殻変動のようす 東京大学などが調査した主な改定隆起

JAXAの「だいち2号」によるデータを国土地理院が解析した隆起の状態を上の図が示す。2024年02月15日現在、データであり、この後に解析が進むにつれて数値は変わると予測される。

狼煙漁港(折戸地区)令和4年6月、第九管区海上保安本部新潟航空基地による撮影。

上の写真と比較することで2024年1月1日発生の能登大地震による海岸部の隆起が確認できる。海に浮かぶ岩礁が陸続きとなった。下に掲載の幾つもの写真がこのことを物語る。

狼煙漁港(折戸地区)令和4年6月、第九管区海上保安本部新潟航空基地による撮影。上の写真の部分拡大。

上の写真と比較することで2024年1月1日発生の能登大地震による海岸部の隆起が確認できる。右手中央部の港湾は隆起によって海水が消え、波消しブロックの先に砂丘が広がった。下に掲載の幾つもの写真がこのことを物語る。

石川県珠洲市狼煙漁港の折戸地区の港湾施設の隆起現象。隆起前は左手の四角い台地だけが海の上にあった。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎14:20:30撮影(計量計測データバンク)

地震前に海水で満たされていたところが、地震に伴う隆起によって海水が消えたところが海上保安庁撮影の写真との比較で明瞭になる。うえの写真のほとんどの部分は水の中に沈んでいた。

石川県珠洲市狼煙漁港の折戸地区の港湾施設の隆起現象。海水が消えた磯のようす。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎14:20:40撮影(計量計測データバンク)

写真の磯は地震前には水面下にあったことを海上保安庁の写真によって確かめることができる。

石川県珠洲市狼煙漁港の折戸地区の港湾施設の隆起現象。のり畑への立入・採取禁止の赤い標識。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎14:20:20撮影(計量計測データバンク)

のり畑への立入・採取禁止の赤い標識は二段上の写真の四角い台地を指しているのか。二段上にある海上保安庁の地震前の写真には台地だけが海の上に顔を出していた。

石川県珠洲市狼煙漁港の折戸地区の港湾施設の湾部分に海水が残るが周囲は陸地になった。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎14:21:18撮影(計量計測データバンク)(計量計測データバンク)

狼煙漁港折戸地区の海岸隆起を手前の波消しブロックと奥の堤防が示している。日本海側にあるプレートが下に沈み、能登半島のプレートが上にのし上がる現象が、1月1日に大きく進行した。その現象によって珠洲市と輪島市そして志賀町の西側の海岸線の一部地域が大きいところでは4m隆起した。ずれが一気に起きたために地震が発生した。

石川県珠洲市狼煙漁港の折戸地区 港湾施設の隆起現象。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎14:21:38撮影(計量計測データバンク)

この写真は狼煙漁港折戸地区の海岸隆起現象を写し出している。隆起の規模は大きい。海が退く現象でもある。。

石川県珠洲市狼煙漁港の折戸地区 港湾施設の隆起現象。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎14:21:36撮影(計量計測データバンク)

この写真も狼煙漁港折戸地区の海岸隆起現象を写し出している。画面下半分は水面下にあった。隆起した海岸線では津波被害た小さかった。

珠洲市の狼煙漁港(狼煙地区)令和4年4月、九管区海上保安本部新潟航空基地による撮影。

突堤の堤防の先端にある灯台が写真上部右手にみえる。2017年6月4日ならびに11月3日第九管区海上保安本部新潟航空基地撮影の写真にある小さな港湾の海水がこの写真のように干上がってしまった。能登半島西側に日本海プレート(大陸プレート)が潜り込んでいる現象が瞬時に進行して、能登半島西側の一部が盛り上がった。

珠洲市狼煙漁港の狼煙地区の防潮堤に隆起の痕跡が明瞭。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎13:48:50(計量計測データバンク)

狼煙漁港狼煙地区の堤防のようす。珠洲市狼煙漁港の狼煙地区の防潮堤に隆起の痕跡が明瞭。海上保安庁が2022年6月に撮影した写真では陸地からみて右端の堤防がこの写真。白くなっている貝殻部分が隆起したことを示す。隆起の大きさは下段に掲載の写真によって推測できる。

珠洲市狼煙漁港の狼煙地区の防潮堤がその長さによって隆起のようすを示す。2024‎年‎1‎月‎21‎日、13:49:18撮影(計量計測データバンク)


狼煙漁港狼煙地区の堤防のようす。港湾部の隆起を沖に延びた堤防がその長さによって示している。海上保安庁が2022年6月に撮影した写真では陸地からみて右端の堤防がこの写真。白くなっている貝殻部分が隆起したことを示す。隆起の大きさは下段に掲載の写真によって推測できる。陸地が隆起すると海の水面が下がる。

珠洲市狼煙漁港の狼煙地区の市場前の岸壁のようす。2024‎年‎1‎月‎21‎日、13:59:50撮影(計量計測データバンク)

狼煙漁港狼煙地区、漁協施設前の堤防のようす。隆起した堤防と海面の状態。漁船は乗降と積み荷の上げ下ろしに苦労する。

珠洲市狼煙漁港の狼煙地区の市場前の岸壁が大きく隆起している。2024‎年‎1‎月‎21‎日、14:02:40撮影(計量計測データバンク)

狼煙漁港狼煙地区、漁協施設前の堤防のようす。岸壁から下げられた古タイヤは漁船の接触部分である。古タイヤが隆起した堤防の状態を示す。

波消しブロックの内側の小磯海岸の旧砂浜。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎14:47撮影(計量計測データバンク)

狼煙漁港狼煙地区、漁協施設左手の堤防のようす。漁船の大きさと岸壁との比較で隆起の大きさが推し量られる。

波消しブロックの内側の小磯海岸の旧砂浜。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎14:47撮影(計量計測データバンク)

珠洲市狼煙漁協(狼煙地区)の施設。この施設には津波が押し寄せた痕跡がある。建物の奥に海砂が溜まっている。そして扉と籠やハカリが壁際に押し寄せられている。建物があるこの状態で2mから4mの地盤の隆起がある。

波消しブロックの内側の小磯海岸の旧砂浜。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎14:47撮影(計量計測データバンク)

珠洲市狼煙漁協(狼煙地区)の施設には押し寄せた津波が運んだと想定される海砂が壁際に溜まっている。この施設のハカリの付近に最初に立ち入ったのは写真の撮影者のようだ。踏み跡は撮影者のもの。ハカリの載せ台の蓋は外れていて、倒れている入り口引き戸の下になっている。


珠洲市三崎町の粟津海岸には津波に流された小舟が堤防にのし上がっていた。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎13:23:30撮影(計量計測データバンク)

珠洲市三崎町の粟津海岸に残る津波襲来を示すようす。珠洲市立みさき小学校付近の道路沿いには津波によって漁船が海辺の道路の堤防にのし上がった。

珠洲市粟津海岸には津波が襲来した痕跡を残す海沿いの道路。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎13:32:18撮影(計量計測データバンク)

珠洲市粟津海岸の津波襲来によって破壊された民家。津波が襲来した場所には海砂が残る。この付近では押し寄せた津波によって損壊した民家が海辺に列をなしていた。

珠洲市立みさき小学校前の道路に打ち上げられた小舟。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎13:17:02撮影(計量計測データバンク)

珠洲市立粟津小学校改めみさき小学校(平成16年4月)前の道路には津波によって堤防を乗り越えてきた小舟が残されていた。

珠洲市立みさき小学校には津波によって打ち寄せられた流木とゴミが残されていた。2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎13:20:36撮影(計量計測データバンク)

2024‎年‎1‎月‎21‎日、‏‎13:20:36撮影 IMG_8324 珠洲市立粟津小学校改めみさき小学校(平成16年4月)に、津波によって打ち寄せられた流木とゴミ。

計量計測データバンク ニュースの窓-154-国土地理院 令和6年能登半島地震 現地緊急測量(2024年1月20日~21日)の結果

(タイトル)


能登大地震-その6-小さな記録 能登半島 港湾部の隆起現象(2)(計量計測データバンク)

(本文)

 能登半島は北朝鮮に向かって移動している。中国、ロシア、北朝鮮と韓国のある朝鮮半島に少しずつ近づいている。日本海の下にはユーラシアプレートがあり、能登半島の下に潜り込んでいる。地球表面の陸地が動く過程でアフリカ大陸がユーラシア大陸から分離したことがその形から類推され、これが確かめられたことがプレートテクニクス理論構成の始まりでだ。大陸移動という時間の規模では能登半島を含む日本列島は朝鮮半島に向かって動いている。1000年単位でユーラシアプレートと能登半島の地盤がずれ動く。2024年1月1日に境界の一部がズルと滑って能登半島西部では4mほど隆起し、西に1.4m動いた。この地震の規模はマグニチュード7.6であり、輪島市ならびに志賀町の一部では震度7.0の地震が発生した。これが令和6年能登半島地震である。この地域では2007年(平成19年)3月25日9時41分、能登半島沖の深さ11㎞でマグニチュード6.9の地震があり、石川県七尾市、輪島市、穴水町の震度は6強であった。またこの2年から3年の間に能登半島では震度5を超える地震が何度も起きている。

 2024年2月20日から21日にかけての国土地理院による三等三角点「五十洲」(輪島市門前町五十洲付近)の現地緊急測量によって4.10m 隆起し、また西向きに 1.48m移動の水平移動が
確認された。SAR(だいち2号)約 4.3m隆起、西向きに約 1.5 m移動という観測デ-タの解析結果と整合的であった。SARは人工衛星や航空機などに搭載したアンテナから電波を地表に向けて照射し、地表からの反射波を捉えることで、地表の形状や性質についての画像情報を取得する手法。 同じ調査による公共基準点(輪島市門前町和田付近)の現地緊急測量では 2.77m 隆起、ほぼ西向きに1.23m 移動していた。ここでもSAR(だいち2号)約 2.7m隆起、西向きに約 1.1 m 移動という観測デ-タの解析結果と整合的であった。計量計測データバンク編集部は上記の国土地理院調査隊三名と遭遇している。あちらは緊急測量の任務、こちらは隆起現場と津波災害ほかの地震調査として行動していた。


プレートテクニクス図1(日本列島の成り立ち - KG-NET 関西地盤情報ネットワークデータベースから




プレートテクニクス図1日本列島の成り立ち - KG-NET 関西地盤情報ネットワークデータベースから
4枚のプレートがぶつかりあい日本列島にはさまざまな力がはたらいている。この力のはたらきによって地震が起こり、火山ができる。




変動ベクトル図





写真は三角点上でのGNSS観測。現地緊急測量(1月20日~1月21日)を実施のときのもよう(国土地理院ホームページから)。

 令和6年能登半島地震のあった能登半島には北陸電力の志賀原子力発電所1号機と2号機がある。計量計測データバンク編集部は2024年1月10日ごろに同発電所広報のホームページで1号機において450ガルほどの揺れがあったことをみていたのに、その後にこの記載が削除された。

 再生可能エネルギーに関する技術を中心に、最新の技術トレンドを発信。具体的には、次世代電池・電気自動車・再生可能エネルギーを中心に取り扱っている「ERESTAGE LAB」は「復旧は半年以上先に」(2024年1月10日15:41、22:07更新)のタイトルのユーチューブ動画で志賀原子力発電所の揺れを重力加速度で表記したガル (Gal)の値を次のように報じている。
志賀原発1号機 実測957ガル 想定918ガル
志賀原発2号機 実測871ガル 想定843ガル

これまでの地震による世界最大の加速度は、岩手・宮城内陸地震(2008年6月14日)の際に岩手県一関市厳美町祭畤(まつるべ)で観測した4022ガルである。この記録は「地震時に記録された最大加速度」(largest peak ground acceleration measured in an earthquake )としてギネス世界記録に認定された。1995年の阪神・淡路大震災では891ガルを、2011年の東日本大震災で震度7の宮城県栗原市では2,934ガルを、2016年の熊本地震で震度7を観測した熊本県益城町では1,580ガルを、2024年の能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町では2,828ガルを、それぞれ記録した。

 計量法はその第5条第2項において特殊の計量に用いる計量単位として、「重力加速度又は地震に係る振動加速度の計量」に限定してガル(Gal)および1000分の1のミリガル(mGal)の使用を認めており、キロガルやマイクロガルの使用は計量法上いかなる場合にも認められない。

 再生可能エネルギーに関する技術を中心に、最新の技術トレンドを発信。具体的には、次世代電池・電気自動車・再生可能エネルギーを中心に取り扱っている「ERESTAGE LAB」は「復旧は半年以上先に」(2024年1月10日15:41、22:07更新)のタイトルのユーチューブ動画で志賀原子力発電所の揺れを重力加速度で表記したガル (Gal)の値を次のように報じている。
志賀原発1号機 実測957ガル 想定918ガル
志賀原発2号機 実測871ガル 想定843ガル

これまでの地震による世界最大の加速度は、岩手・宮城内陸地震(2008年6月14日)の際に岩手県一関市厳美町祭畤(まつるべ)で観測した4022ガルである。この記録は「地震時に記録された最大加速度」(largest peak ground acceleration measured in an earthquake )としてギネス世界記録に認定された。1995年の阪神・淡路大震災では891ガルを、2011年の東日本大震災で震度7の宮城県栗原市では2,934ガルを、2016年の熊本地震で震度7を観測した熊本県益城町では1,580ガルを、2024年の能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町では2,828ガルを、それぞれ記録した。

 計量法はその第5条第2項において特殊の計量に用いる計量単位として、「重力加速度又は地震に係る振動加速度の計量」に限定してガル(Gal)および1000分の1のミリガル(mGal)の使用を認めており、キロガルやマイクロガルの使用は計量法上いかなる場合にも認められない。

地震後に確認された原発敷地内の段差(北陸電力が発表した写真)


 北陸電力は2号機の変圧器が壊れたことで漏れ出た油の量についても、北陸電力は当初、およそ3,500リットルと発表し、その後5倍以上の1万9,800リットルと訂正。津波につは1月2日午前11時の記者会見で「水位を監視していたものの、有意な変化は確認されなかった」と発表していたの夜9時には敷地内に設置していた水位計で3メートルの水位上昇が確認されていたと訂正した。地震があり津波があり、これらの状況の確認がおぼつかないのが志賀原子力発電所の状況である。原子炉は千分の1の傾きが生じると制御不能になると述べるのは森重晴雄氏(原子核工学研究者)である(西谷文和 路上のラジオ第165回「能登半島地震で、志賀原発はどうなった ふたりの専門家に聞く」から)。

 原子力発電所をプレートレクにクスにおいて地盤変動が激しく、これに起因する脆弱な地盤の上に、また海岸線に、そして九州地域にみられる火山帯のなかに建設している状況がもたらす危険の度合いはとびぬけて高い。原子力発電所を日本で100年間運転することでもたらされる危険度は交通事故への遭遇度を遥かに超えている。原子力発電所の老朽化を考慮するとなおさらだ。広瀬隆氏は「原子炉時限爆弾」(2010年08月発行の本)と言った。京都大学防災研究所地震予知研究センター准教授の深畑幸俊氏は「日本列島とプレートテクトニクス」(YouTube 2023/11/01)において、日本列島で原子力発電所を運転していることはロシアンルーレットをしているようなものだ、と述べている。6個の弾倉に入れた一発の弾は6人のうちの誰かに発射される。最後の一人にそれが巡るのか最初の一人になるのかは決まっていないが、6人のうちの誰かは必ず死ぬ。このように日本の原子力発電所運営の危険性を語るのだ。

 原子力発電の運転において危険性は事実上無視されつづけている。志賀原子力発電所における原子炉建屋の地下の断層に対して活断層と判断するのが合理的であるとしていた原子力規制庁はそのごに判断を変えた。いままで大丈夫だったから今後も大丈夫だという正常性バイアスがここにはある。東京電力の福島第一原子力発電所の事故当時は日本では原子力発電所はやめるべきだ、という世論が、地球温暖化と二酸化炭素の排出削減などの大合唱によって修正されてきている。日本における原子力発電所の運営はロシアンルーレットである。これを一人の人がやっていることと同じであり、最後の最後には弾丸が発射されて死んでしまうしかない。毎日、撃鉄を引き、今日は大丈夫だと生き延びても明日か明後日のは弾が発射される。


計量計測データバンク ニュースの窓-154-国土地理院 令和6年能登半島地震 現地緊急測量(2024年1月20日~21日)の結果

計量計測データバンク ニュースの窓-155-プレートテクトニクスとそのメカニズム

計量計測データバンク ニュースの窓-154-国土地理院 令和6年能登半島地震 現地緊急測量(2024年1月20日~21日)の結果

2024.01.31 能登半島地震 地下で何が起きたのか? | 神戸大学ニュースサイト (kobe-u.ac.jp)


2023-05-11 14:30 水の上昇動向、観測困難=能登の群発地震要因―東工大教授「今後も備えを」 | 時事通信ニュース (jiji.com)

火災や津波、海底露出も 国土地理院、航空写真公開 (共同通信) - Yahoo!ニュース


プレートテクトニクス - Wikipedia

深畑幸俊「日本列島とプレートテクトニクス」京都大学防災研究所公開講座 20230909 (youtube.com)
「地震・火山災害に備える~近畿圏の場合も含めて~」京都大学防災研究所 2023年9月9日・京都大学 宇治キャンパス きはだホール。├

東京大学公開講義(1) プレートテクトニクスと日本列島付近の地震 瀬野徹三 No.14-1 (u-tokyo.ac.jp)

日本列島の成り立ち - KG-NET 関西地盤情報ネットワークデータベース (kg-net2005.jp)
プレートが移動するという考え方を、「プレートテクトニクス」といいます。

産総研:日本列島の地殻変動の謎を解明(発表・掲載日:2017/06/29) (aist.go.jp)
-フィリピン海プレートの動きが東西短縮を引き起こす-
第四紀の東西短縮地殻変動の原因は、太平洋プレートではなくフィリピン海プレートの運動。山地の隆起や内陸地震など、現在進行中の地殻変動とプレート運動の枠組みが判明。過去だけでなく日本列島の地質学的将来像の推定が可能に。概要。国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)地質情報研究部門【研究部門長 田中 裕一郎】 高橋 雅紀 研究主幹は、アナログ模型を併用した思考実験に基づいて、第四紀の日本列島の東西短縮地殻変動の原因が、これまで考えられていた太平洋プレートの運動ではなくフィリピン海プレートの運動であることを明らかにした。山が隆起し陸地の拡大が続く日本列島の地殻変動は、本州で頻発する内陸地震の原因でもある。今回の研究により、日本列島を取り巻くプレートの運動と地殻変動が論理的に結びついたことで、過去のプレート運動と過去の地殻変動の因果関係だけでなく、将来の地殻変動についても、地質学的なシナリオを描くことが可能となる。

ガル - Wikipedia
ガル(英: gal、記号:Gal)は、CGS単位系における加速度の単位である。gal という名称はガリレオ・ガリレイ (Galileo Galilei)にちなむ。
国際単位系においては認められていない非SI単位である。ただし、日本の計量法は地震動などの計量に限定してその使用を認めている。
1 Gal = 0.01 m/s2 = 1 cm/s2 である。
定義
国際単位系 (SI)における加速度のSI単位はメートル毎秒毎秒 (m/s2)である。一方、ガル (Gal)は計量法などにおいて「メートル毎秒毎秒の百分の一」と定義されている。すなわち、ガルはCGS単位の一つであり、非SI単位である。
単位記号
ガルの単位記号は、立体の「Gal」である。ガリレオ・ガリレイ (Galileo Galilei)の人名にちなむので、最初の文字は大文字である。ガルの1/1000であるミリガルの単位記号は、「mGal」である。
使用
加速度のSI単位は、前述のようにメートル毎秒毎秒 (m/s2)であるが、地震に関連する分野においては、CGS単位系に属するガルがよく用いられる。このため、計量法はその第5条第2項において特殊の計量に用いる計量単位として、「重力加速度又は地震に係る振動加速度の計量」に限定してガル(Gal)および1000分の1のミリガル(mGal)の使用を認めており、キロガルやマイクロガルの使用は計量法上いかなる場合にも認められない。
地球表面における重力加速度、すなわち標準重力は、正確に 9.80665 m/s2 = 980.665 Galである。(このことは、たとえば981ガルを越える加速度の振動がもしも鉛直方向に加わったならば、床にしっかり固定されていない物体はその質量が如何に大きくても床から離れて宙に浮いてしまうことを意味する。)
これまでの地震による世界最大の加速度は、岩手・宮城内陸地震(2008年6月14日)の際に岩手県一関市厳美町祭畤(まつるべ)で観測した4022ガルである。この記録は「地震時に記録された最大加速度」(largest peak ground acceleration measured in an earthquake )としてギネス世界記録に認定された。
ちなみに、1995年の阪神・淡路大震災では891ガルを、2011年の東日本大震災で震度7の宮城県栗原市では2,934ガルを、2016年の熊本地震で震度7を観測した熊本県益城町では1,580ガルを、2024年の能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町では2,828ガルを、それぞれ記録した。

震度とマグニチュード 地震の大きさを表す単位 日本計量新報記事 2011年3月27日2863号3面 (keiryou-keisoku.co.jp)
震度とマグニチュード 地震の大きさを表す単位
今回の東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9.0、最大震度7。世界で4番目の大きさであり、国内でも観測史上最大規模とされる。震度とマグニチュードは、地震発生時に気象庁により発表される。どちらも地震の大きさを表す単位であるが、その内容はどう違うのだろうか。
震度とマグニチュードの違い
震度はある場所(地点)での地震による揺れの強さを、マグニチュード(M)は地震そのもののエネルギーの大きさを表す。電球に例えると、電球の明るさをあらわす値がマグニチュード、電球から離れたある場所の明るさが震度に相当する。マグニチュードの小さい地震でも震源からの距離が近ければ揺れは大きくなり、震度が大きくなる。逆に、マグニチュードの大きな地震でも震源からの距離が遠いと揺れは小さく、震度も小さくなる。電球が明るくても、遠くなると暗くなる関係と同じであるといえる。
マグニチュードとエネルギー
マグニチュードと地震波の形で放出されるエネルギーとの間には、マグニチュードの値が1大きくなるとエネルギーは約32倍になるという関係がある。2増えると、エネルギーは32倍の32倍、すなわち約1000倍になる。マグニチュード9.0の地震ひとつで、マグニチュード8.0の地震32個分、マグニチュード7.0の地震1000個分のエネルギーに相当する。
モーメントマグニチュードと気象庁マグニチュード
マグニチュードは、1930年、米国の地震学者チャールズ・リヒターにより考案された。その後、より地震の姿を正確に把握するという目的のもと、さまざまなマグニチュードの計算方法が生まれた。よく聞かれる「モーメントマグニチュード(Mw)」は、1977年に日本の地震学者、金森博雄らが考案。地震は地下の岩盤がずれて起こるものであるが、モーメントマグニチュードとは、この岩盤のずれの規模(ずれ動いた部分の面積×ずれた量×岩石の硬さ)をもとにして計算する。普通のマグニチュードは、地震計で観測される波の震動から計算されるが、規模が大きな地震になると岩盤のずれの規模を正確に表せない。その点、モーメントマグニチュードは物理的な意味が明確で、大きな地震に対しても有効だという利点がある。ただし、高性能の地震計のデータを使った複雑な計算が必要なため、地震発生直後に行う地震の規模の推定には使えないこと、小規模の地震では精度よく計算するのが困難なことなどが欠点として挙げられる。日本の気象庁では、このモーメントマグニチュードと似ていながら、若干異なる「気象庁マグニチュード」を使用している。気象庁では、1970年代後半から、地震時の地面の動き(変位)の最大値から計算される「変位マグニチュード」と、地面の動く速度から求められる「速度マグニチュード」を組み合わせて計算している。その後、小規模な地震の場合にモーメントマグニチュードとの値のずれが大きくなるることがわかったため、計算方法を2003年に改定している。
マグニチュードや震度は世界共通か
外国の地震のマグニチュードが、同じ地震なのに新聞によって異なる値になっている場合がある。これは、マグニチュードの定義は大まかにいえば世界共通であるが、使っている地震計や地震観測網が異なるためである。一方、震度は、その国の建物の壊れやすさなどによって異なるため、国によって違う。
日本では10階級で表し(表)、震度計で観測する。外国では主に、MM震度階(モディファイド・メルカリ・スケール〔改正メルカリ震度階〕)という12階級の表現が使用されている。これは体感や被害による震度観測である。
【参考文献】▽気象庁ホームページ

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2024/01/08 版 2024年能登半島地震について 現地調査及び数値計算結果にもとづくまとめ PowerPoint プレゼンテーション (kyoto-u.ac.jp)


(計量計測データバンク 編集部)

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最終更新日  2024年02月21日 17時38分58秒
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