|
カテゴリ:カテゴリ未分類
健康の鍵を握る!?ミトコンドリアの新常識
NHKサイエンスZERO 2009年11月7日放送 蛍光タンパク質を使ったイメージング技術の発達により、ミトコンドリアを「生きたまま」観察できるようになった。その結果、ミトコンドリアがどのようにATPを生成するのか、また体内でどのような役割をしているかなど、これまで知られていなかった新たな姿が次々と明らかになっている。さらにミトコンドリアが糖尿病やがんなどの病気にも関連している可能性さえ見えてきた。最新研究からミトコンドリアの素顔に迫る。 見えた!ミトコンドリアの本当の姿 蛍光タンパク質の登場で、生きているミトコンドリアの姿が明らかになった。ミトコンドリアは糸のような細長い形をしていて動きまわっていることがわかった。教科書で習ったようなだ円形のものは、この細長いミトコンドリアの切断面だという 見えた!ミトコンドリアの役割 大阪大学産業科学研究所では、ミトコンドリアがつくったATP(アデノシン三リン酸)についての研究を行っている。ATPの濃度を測るために蛍光タンパク質を使った新たな技術を開発。ミトコンドリアのATP濃度を測定したところ、意外なことに、細胞の核の部分より低いことがわかった。細胞が効率よくエネルギーを使うためではないかと考えられる。 見えた!?病気とミトコンドリア ミトコンドリアは、メタボリックシンドロームなどの現代病にも深い関わりがあると考えられている。糖尿病患者の細胞には、健康な人よりもミトコンドリアの量が少ないというデータもある。運動不足などでミトコンドリアが減ると、血液中の糖がATPに変えられずに余るようになる。その糖によるダメージでますますミトコンドリアが減ってしまい、この状態が続くと糖尿病が進行していくと考えられる。 健康のかぎをにぎるミトコンドリア 健康の秘けつは、元気なミトコンドリアをたくさん持つことだという。元気なミトコンドリアを増やすには、ウォーキングで汗をかくことや、普段ちょっと意識して全身を使うだけでもOK。運動をすれば、必要なエネルギーをつくり出そうとミトコンドリアの量も増え、健康な生活を送ることができる・・・かも お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.08.19 05:59:24
コメント(0) | コメントを書く |