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カテゴリ:書店・出版関係
近頃、勝手にコミック売り場をいじったり発注したりしています。勝手に、とはいえ上司も黙認してくれているので大丈夫。本当は兼任でコミックも担当している人がいるので自称、準コミック担当です。
ウチの店も含め、日本中で大人気なのが『ダ・ヴィンチ・コード』です。5/22の読売新聞によると、2004年5月発売の単行本は上下巻計230万部を販売、今年3月に発売された文庫版はわずか2か月で上中下巻計710万部(5月19日現在)を売り上げたそうです。また、購読者の6割以上が女性で、関連書籍が数多く出版されているのも特徴です。 まあ、確かにこの本はよく売れます。いまは文庫の中・下巻が品切れとなっているものの、上巻だけでも買って行く人が後を絶ちません。でも、中には文庫3冊だと長い、とやめてしまう人もいらっしゃいましたが。 読後の感想。まあ、おもしろいです。10点満点なら6~7点といったところでしょうかね。自分はハードカバー判で読みましたがルーブル美術館に行きたくなりました。もともとフランスに行きたかったので余計に(笑)。なので、旅行会社がツアーを組む気もわかります。 ただ、キリスト教やルーブル美術館、ダ・ヴィンチをはじめとする美術や歴史に興味を持たない人が、ただの冒険活劇としてこの本を読むのはキツイかもしれません。お話の性質上ハードカバー判の上巻は長々と説明がなされており、正直面白くありません─(>O<)─。上巻の終わりから下巻にかけては謎解きや冒険の描写があるのでスイスイ読めました。なので周囲には、上巻は別に読まなくても良い、といっています。ちょっとした営業妨害ですね(笑)。 あ、映画のトム・ハンクスの髪型、ウサン臭い思いませんか?CMを見るたびに思います。 追加情報:『ダ・ヴィンチ・コード』の国内の発行部数が、単行本と文庫本を合わせ1000万部を突破。内訳は単行本(上・下・愛蔵版)が237万部、文庫本(上・中・下)が770万部で、合計1007万部。(ヤフーニュース5/25より) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月25日 08時36分46秒
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