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春は花 夏杜鵑 秋はもみぢ葉

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2010.02.11
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カテゴリ:鑑賞系
1日降り続く雨。明朝はひょっとしたら雪かもしれないとかなんとか。それを聞いてちょっとブルー。('A`)


「半落ち」


ついこの間やった映画だと思っていたら、2003年ってもう結構前なのね…。っていうか、2003年はついこの前、みたいな感覚の私はもうダメですかそうですか。(´・ω・`)


実は骨髄バンクに登録している関係で、観てもいないのに、オチだけは知っていたという、なんともやりきれない状態だったわけですが。愚妻がTSUTAYAから借りてきまして。ついでだから観てみようかな、と。


で、予想通り?に泣くわけで。しかも「来るぞ来るぞ来るぞ」といった「泣き」の場面への盛り上がりとかそういうものはあんまりなく、気がつけば涙がドーッと出ている感じ。不思議な感覚。


骨髄移植の絡みしか知らなかったので、警察の体質に対する痛烈な皮肉がこもった作品だとは知りませんで。それでも柴田恭兵はどうしても「あぶない刑事」のトシなんだよなぁ…。抑えた渋い演技しているんだけど。


アルツハイマーの妻に請われて絞め殺してしまう旦那さんを寺尾聡が見事に演じていて、セリフがあってもなくても、表情で全て伝わってくる。そして樹木希林。スゴイよこのおばちゃん。この人にかかると伊原剛志や鶴田真由(上手くて良かったけど)あたりが完全に霞む。他にも一部に微妙だった配役もあるけれど、全体として豪華キャストではある。


演技に定評のある俳優さんたちを集めて、こういった丁寧な作りをすれば自ずといい作品になる、という良い例かと。静かさの中に伝わってくるメッセージがしんみりとさせる、これも良いに日本映画。


一見サスペンス調なんだけど、本質は「貴方には守りたい人がいますか?」というメッセージが直球で投げ込まれてくるヒューマンドラマ。息子の骨髄移植ができなくてどうたら、という回想シーンが若干軽薄な感じだったのが惜しいところだけど、尺の都合上致し方ないところでもあるのかな…。


この作品とセカチューがほぼ同時に世に出たおかげで、骨髄バンクのドナー登録者が増えたとか。納得。





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Last updated  2010.02.12 02:20:54
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