まさかの閉所恐怖症
きのうは、実家の母に 頭部MRI検査を 受けてもらうために、病院へ 連れて行きました。受付に書類を 提出し、MRI室前の椅子で 待っていると、颯爽と 若い男性の医師(検査員さん?)登場。あれ?このひと・・・?ビビる大木さんに、似てる! 私は 笑いを かみ殺しながら母とともに 部屋へ入り、ひととおりの説明を 受けました。どれくらいかかるんですか?と 不安気な母に、ビビる大木先生は、オリラジの藤森くん並みに、軽~く 答えます。10分くらい!でもね、10分って言ってるけど、実際には もっと早く 終わるから~!ビビる大木先生、私には 丁寧に 敬語で話すんだけど、母に対しては やけに 軽い会話口調です。検査を前に 緊張している 患者さんをリラックスさせるためなのでしょうね。母が 検査室に入ると同時に私は 部屋を 追い出され、待合室で 待機。本を読んで 待っていると、びっくりするほど 早くビビる先生が ひょこっと 顔を 出しました。あのですね・・・私は 慌てて 立ち上がります。お母さんも、ご自分では自覚がなかったみたいなんですけど・・・閉所恐怖症なんですよ。へっ?そんなの、初耳でした。もっとも、本人でさえ自覚がなかった(らしい)のですから、私が知らないのも、もっともですけど、ね。先生に 招かれて 入室すると、奥の検査室から出てきた 母が、ケロッとした顔で 言いました。トイレ、行きたい!・・・・・。あの・・・ (閉所恐怖症ではなく)トイレに行きたいだけ、とかじゃなくて?私が 首をかしげると、ビビる先生は、きっぱりと おっしゃいました。僕も、この仕事 長く やってますけど、機器の中に 入った途端に呼吸が 荒くなりましたからねー。これは、閉所恐怖症ですね。撮影は、無理です。思わぬ どんでん返しに開いた口が ふさがらない 私に、先生は さらに 付け加えました。 膝だけ、とかなら イケるかもしれないけれど、今回は、アタマでしょう?スペースが、さらに、狭くなるんですよ。睡眠薬で眠らせて撮る、という方法もあるには あるんだけど・・・今回のケースは、そこまでするほどのことではないですよね。他の検査方法が、良いでしょう。ビビる先生は、これ以上 続行するつもりはまったく ないようでした。そこで 着替えを終えた母が 出てきたため、私は 慌てて 頭を 下げました。お手数を おかけしまして、すみませんでした・・・いやはや・・・まさか、まさかの閉所恐怖症。だけど、ふだんの母を 見ていると、「このひとなら、なんでも 起こり得る・・・」と納得してしまいます。我が母ながら、それくらい ハチャメチャなひとだから。お会計を 待っている間も、母は ケロッとして 「ラーメン 食べて 帰ろうよ」なんぞと 言っていました。え?2時間前に お昼ごはん食べたばかりでしょ?そう 思ったものの、この様子では、家に帰ってから 間食に走るのは目に見えています。うん。ここから 歩いて行って、○○商店街の真ん中まで 歩くなら、ラーメンでも なんでも、好きなものを ご馳走してあげるよ。なにか食べることと 少しでも 運動することを交換条件とするのが、私の方針です。検査に おとなしく 付き合ってくれたお礼も兼ねて。私は 散歩がてら 母と 商店街を歩き、途中 母の好きな色の花を買ってつけ麺屋さんで ふたりで つけ麺を食べて、帰ってきました。うーん。私は、母の潜在意識に負けた気分(笑)そもそも、今回のMRI検査は私の提案でした。私は、認知症検査付きの脳ドックを受けさせるつもりで、家族(父と妹)に 相談したのです。母の認知症は、もともと、4年ほど前に 母が精神的に不安定になったときに「認知症なのでもあるのでは?」と診断されたもの。アルツハイマー型なのか 脳血管性認知症なのか、きちんと 検査したことはなかったんですよね。本当に 遅ればせながら、ではあったのだけど。母の認知症が どちらに由来するものなのかがわかれば、今後の治療にも 役立つであろう。そんなふうに 考えて、私が提案したものでした。それで、一応、認知症の主治医の先生に、許可を取る、というか、事前に 相談したところ・・・「(脳ドックは 費用的に高いので)MRIだけでも充分でしょう」と紹介状を 書いてくださり、今回のMRI検査と なったのです。(先生は、検査が必要とは考えていないのだけど、検査することで ご家族が安心するならば・・・と紹介状を書いてくださったようです。)が、ここで まさかの「閉所恐怖症」母は、とことん治るつもりはないのかもしれません。母自身は、認知症になることでなにかを 手放すことが できる。私も、父も、妹も、認知症の母と 関わることでなにかを 手放さざるを 得ない状況になっています。私たち家族にはこの状況が 必要だったのでしょう。実際、私も、母との関わりを通して 学ぶことがとても 多いですもの。だけど、私は・・・これまで 充分に苦労してきた母に、(もちろん、父も、ですが)多少なりとも 自分たちのために 時間とお金を使えるようになってきた、これからの、人生。思う存分 楽しんでもらいたいだけなんです。戦後直前生まれの、苦労満載だった 両親に、苦労した分だけの幸せだけは味わってもらいたいだけなんです。けれども、実際のところは、そんなふうに 考えること自体が。これまでの母と父の人生を否定する(=良いものではなかった、と判断する)ことになっているのかもしれませんね。家族との関係は、本当に、自分の中に眠っている ‘自覚していないもの’に気づかされます。ありがとうございます。 新メニュー ハッピーふんわりすと デビュー☆ちょっと不思議なアロマトリートメントです。 http://www.funwarist.com ふんわりすとが語る!サイキック・マッサージふんわりすとでは、2013年3月31日までの間、ふんわりすと おうちサロンでの施術 1件につき 2,000円を 義援金として 被災された市町村役場・団体へ 寄付します。自分のために 時間とお金を使うことが、誰かのためになる!そんな輪(和)に、ご協力いただけると 嬉しいです。 クリックするだけで募金ができます。 輝く女性のためのチャリティーセッション毎月5名さま限定です!対面もしくは電話にて。たばちゃん♪のセッション体験記は、こちら 東北振興サポートセンター 甦れ!はまなす Hamanasu 目に見える部分だけでなく、多方面からのサポートを 展開中です。ご支援くださる方は・・・ ⇒ こちら ふんわりすとでも、おうちサロン寄付金枠より年間支援しています。丁寧な事務局さんで、安心して 託せますよ。