しまねこ★くろにくる

観たのは一昨日だけれど、自分の備忘録も兼ねて感想など。

オーランド･ブルームが出演している映画はかなり観ているけど、
オーランド･ブルームが主演している映画は、実は初めて。
それもオーリーお得意のコスチュームモノとあっては期待しちゃいますね。

（↓以下、ちょっとネタバレかも。）
12世紀の終わり、フランスの片田舎で鍛冶屋を営むバリアンのもとを
十字軍騎士ゴッドフリーが訪れ、バリアンの父だと告げる。
彼はエルサレム王に使えるイベリン卿で、勇者とみなされる者で、
バリアンをエルサレムに連れて行きたいと申し出る。
一度は断ったバリアンだが、妻の自殺と自分の殺人の罪を贖うため、
聖地エルサレムへ行くことを決意する。
途中、バリアンの殺人者として捕縛しようとする役人たちとの戦闘で
矢傷を受けたゴッドフリーは、バリアンを世継ぎの騎士に任命し、
『エルサレム王を守り、弱気人々を助ける』という使命を告げ、
自分の剣を託して息を引き取る。そうして辿り着いたエルサレムでは、
平和を願うエルサレム王と軍事顧問ティベリウスの意に反し、
テンプル騎士団が横暴を尽くし、サラセンと戦をしようと目論んでいた。
その首謀者であるギーはエルサレム王の妹シビラ王女の婿で、
次期エルサレム王と目される存在でもあった。
もともと病に冒されていた王が亡くなると、ギーは直ちに戦を始めた。
しかし、サラセンの圧倒的な軍事力の前にあっけなく敗退し、
勢いに乗ったサラセン軍は、聖地奪還のためエルサレム攻略に向かう。
ギーに同行しなかったバリアンは町の人々を助けることを決意する…

テンプル騎士団以外の主要人物は、みんな善きキリスト教徒で、
サラディンも話の分かるいい漢（おとこ）でしたね。
（サラディンの巻き舌イングリッシュにはちょっと笑っちゃったけど）
結局、十字軍の敗退は一部の悪いキリスト教徒が招いたものなんだ
ということを監督は描きたかったのでしょうか？と思いました。
バリアンの王女シビラとの不倫は必要だったのかは疑問だったけど、
そのほかは話も分かりやすくて、抑揚もきちんとあって、楽しめました。

びっくりしたのは、エンドロールでCastが一番最後だったこと。
しまねこは初めて見たんだけど、結構そんなのあるの？