カテゴリ:文学
土煙がおさまってみると、周りには瓦礫が散らばり、天井を見上げると、直径1メートル位にわたって、仕上げのモルタルが剥げ落ちているではありませんか。それが僕を直撃したのです。 天井のコンクリートそのものではなく、仕上げのモルタルでしたから、ちょっと痛い程度で済みましたが、驚くなという方が無理でしょう。 夕食のとき、この顛末を辻さんに話すと、「河野さんがあんまり大きな声でしゃべるからだよ!!」 先日、貝原益軒著<松田道雄訳>『養生訓』の一節を紹介しましたが、その原文も新かなに改めつつ掲げておくことにしましょう。
心を平らかにし、気を和[なご]やかにし、言をすくなくし、しずかにす。是れ徳を養い、身をやしなう。其の道一[いつ]なり。多言なると、心さわがしく、気あらきとは、徳をそこない、身をそこなう。其の害一なり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.08.25 09:10:57
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