どん底温泉宿宿泊記【那須旅楽】
塩原温泉 ピラミッド温泉・自然館つい先日TV東京系の番組、日曜ビッグで「夏休みまだ間に合う人気温泉どん底旅館・奮闘記」というものをやっていました。そのタイトルに「超激安!那須ピラミッド仰天の温泉」というのにはっとしたのです。そもそもこの番組は、人気の温泉地にあるのにも関わらず、お客が来ないどん底の旅館を「さて、どうしよう」という企画。なんとこのピラミッド温泉なるものに宿泊したことがあったので、その時まさにこの温泉宿が「どん底」で紹介されることに、深く納得してしまったのでした。まず何故この温泉宿を選ぶに至ったかの経緯を書こうと思います。1)かけ流し天然温泉だから。那須は、旅館をはじめペンションも林立する関東屈指のリゾート地であるが、天然温泉を有する宿は限られる。よくみれば人工温泉の場合もあり、温泉目的の方は注意が必要。2)和室があるから。どうもベッドより畳の方が好みである。3)素泊まりなのでできるだけ安いこと。和室6畳 4200円(大人2名利用時一人)4)ピラミッド温泉というものに対する興味。以上の4点から選んだ。実際到着するとピラミッドの建物が見え、すごいと思いました。予定時刻より遅い到着にも関わらず、丁寧な応対、部屋は空調が効いており、すぐに休めるように布団も敷いてあった。とても有難く、好印象。ところが上掛け布団に血の跡があるのに気づいてしまい、気持ちが悪くなり、少し外しました。毎回取り替えていないのか、もしくはクリーニングのミスか・・。気を取り直して、温泉へ。21時までとものすごく入浴時間が短い。広々とした天井の高い風呂場は、素晴らしいと思いましたが、ゆっくり何度も楽しめる時間設定ではない。残念。そして、脱衣所がかなり気持ちが悪かったのです。例えれば林間学校の脱衣所のような、湿りがちな床に対する工夫がない。思わずつま先で歩いてしまったほど。この温泉、翌日は午前6:30~とのことでしたが、宿泊客が少なく、「朝は、掃除をするので、貸切で早い時間に・・*時までにお願いしたい」と言われました。書いてあることと違うなと思ったものの言われるように予約を。そして翌朝、せっかくこのために、早起きをしたのに、風呂に向かう途中に従業員の方がやって来て、「前の方がまだ使っているので・・時に」と時間を変更され、非常に不愉快になりました。館内にはパワーストーンやらが置かれていて、不思議ワールド全開。これに関しては好みが合えば決して嫌なものではないでしょう。夜はパジャマ姿の従業員さんに出会う。この時点で、旅館ではなく、民宿であったかとがっくり。値段的には、ある程度の事は仕方ないのでしょうが、肝心の温泉を十分に味わえなかったり、思いがけず宿の方の日常を垣間見てしまった後では、もう一度行きたいとは思えません。偶然観たTVにて自ずから「どん底」と放映された宿の実体がこんなものであったという個人的な話だけ残しておきたいと思った次第です。リゾートや温泉満喫気分で出かければがっかりするでしょうが、この状態でも、合宿などの利用には問題ないのでは。TVに出たことによって改善もされているかもしれない。興味のある方は、訪ねてみては。※現在のランキングチェックは下記人気blogランキングへ