カテゴリ:おたべやす 京都 和菓子編
銘のとおり水仙の花。 大丸京都店限定ではない「迎春セット」に入っていて、その時見てほしくなった。バラで出ないかな・・・と思っていたら出たのでニンマリ。 黄身しぐれで、水仙のような繊細で優美な花をというのは、かなり大胆。黄身しぐれの枯れてざっくりとした感じと水仙の花とはミスマッチのようだが、それがそうでもない雰囲気。 表面は枯れた感じよりも、むしろ、しっとり、ほんわり。 しかも入(ひび)があるからこそ、決して実物にはそんなものないのに、かえってみずみずしさ、清々しさを思わせて不思議。 入の中は、黄色い黄身しぐれのしたに緑色の黄身しぐれが重ねてある。 この入の色重ねが、みずみずしさやすがすがしさを呼び込んでいる感じ。 入の入り方もとても美しい。もちろん、入の入り方はひとつひとつ違っている。 (刃物で切らずに黒文字で切るのでこんな断面) 種は黒漉餡。 ほわほわとした黄身しぐれ、そして、黄身しぐれ・餡ともに、なにか泡立つような、しゅわ~っといった感じの口どけ。 黄身しぐれの風味はあわい。 口の中といわず、喉の奥に水仙が咲いて、ぽわ~んとその香りが口の中や鼻腔を満たすような、とても清々しい余韻が漂ってくる。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/01/17 12:26:02 AM
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