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上生的幻想

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2009/05/21
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カテゴリ:ゆる~茶
 
 待合いで花を見ていると、時間に。
 
 床 
        IMG_2623.JPG
  軸 卓厳和尚一行 「心清茶味香」 心清らかにして茶味香ばし  まさに・・・お茶を飲んでるときのいちまの表情のことだ、なんて^^
 
 IMG_2622.JPG IMG_2625.JPG
  香合 小兵衛作  桐扇面 嘉祥の字アリ
  花入 永楽造  青藍交趾(せいらんこうち)  待合いなどに花いっぱいなので、ここは水だけを活けました、と。
 
 IMG_2605.JPG 右奥は、たばこ盆。お茶を飲んで、一服・・・という感じ。ただ、ここは「直火禁止」で、火は入れてない。
 風炉先 惺斉好  水玉透シ
 棚  溜塗り 丸卓(まるじょく)  表完作
 水差  丹波窯  呉須赤絵 
 茶器  表正作  住吉蒔絵平棗
 IMG_2617.JPG (拝見の時に)
  
 茶杓  楳玄作  銘 若みどり
 茶碗  大徳寺窯  黒  銘 真珠
  替  徳泉造  杜若
 
 
 IMG_2619.JPG IMG_2621.JPG
   建水  朝日焼  茶摘籠 
   蓋置  カツムシ
 時節柄。茶摘みの頃だというので、茶摘み籠をかたどった建水。
 蓋置きは、五月、端午の節句関連で、とんぼ=カツ(勝)ムシ。武将が好んだ柄。待合いの花に、菖蒲。
 
 IMG_2607.JPG 
 菓子器  膳所(ぜぜ)焼  黄交趾筋
 干菓子器  興兵衛造  宝尽八角盆
  菓子   唐衣  高砂製
  干菓子  わかば糖  京二条 駿河屋製
 
 高砂は、大阪の和菓子店。主菓子は、できたてのものを、ということで。
 干菓子は、おなじみ、二条駿河屋。
 菓子については、「おたべやす京都」で(主菓子は、大阪だけど)。
 もう一つの菓子器、鱗鶴模様の呉須(蓋の裏に山水の風景画)。
 
 IMG_2608.JPG さてさて、準備ができて、お点前はお弟子さんが。お弟子さんにとっては、日頃の修練の発表の場でもあります。さりげなく、お弟子さんをチェック・・・w
 
 IMG_2612.JPG こういう席は、避けたいw 床を背負って見える景色というのは、大体殺風景。。。床を見ながらお茶を飲むのが、やっぱり、いいw 分不相応なので、顔を塗りつぶしおこうwww
 
 IMG_2610.JPG 半東もお弟子さん。
  
 このときは、dannanと奥さん、2人の花の生徒さん以外は、見ず知らずの客。
 正客(と会話を交わしながら、つまり正客)をダシにして、亭主は席を盛り上げる。
 
 正客だったので、主茶碗・替茶碗、両方でお茶を飲むことができて、ラッキー。
 黒の、「大徳寺窯」というのは、大徳寺修復の資金を集めるために「お庭焼き」としたもの(焼いたのは千家十職の楽さん)。高台脇に「大徳寺窯」の印。なりは、端正な浅い筒のよう。胴にくびれやへこみはない。腰は張っている。高台まわりに土見があった。聚楽の緑の土。茶溜まりはなく、腰から底へとほとんど平らだが、ややくぼんだ感じ。底には削ったあともある。釉は深い艶がある。「真珠」というのも頷ける。手取り、焼きしまり方、釉のつやなど、手にしたとたん、ああ「楽さんのだ」という感じ。姿、手取りなど、家に帰ってきてから、生き生きとよみがえってくる。
 
 替茶碗は、やや高台へとしまり気味の碗なり。紅い土に、化粧土などなく、直に杜若の絵がつけてあった。透明釉。直に絵がつけてあったところが、どこか詫びた雰囲気。
 
 三番手の茶碗は、京焼き。白い土に黒い釉で地にして、鳳凰模様。
 
 四番手の茶碗が、気に入った。
 待合いの床の花入れとおなじ作者だった、と記憶。
 高麗筆洗茶碗。白い地。筆洗とは、もともと筆を洗う器を茶碗に転用したのが始まり(だったと思う。たぶん)。筆洗といっても、筆を止めるところは痕跡程度で、よく見ないと気づかない。手取りは、とても軽い。
 他の客が飲んだものが拝見でまわってきて気に入ったので、思わず、「これで飲みたいです~」とw
 「ご所望ですよ」と水屋に声をかける叔母。
 ご、ご所望なんて、たいそうなもんじゃないですぅ・・・^^;
IMG_2613.JPG 見込み IMG_2614.JPG 高台と高台まわり。花のような割高台。
 
 その他に、拝見できなかった膳所のような、黒(あるいは、濃紺)とクリーム色の片身代わりの茶碗一碗。
 青楓と清流の岩にセキレイの京焼き、一碗。
 波頭の数茶碗、など。
 
 ・・・・というわけで、最後に茶器の拝見があって、和気藹々とこの回はお開き。
 水屋に呼ばれて、水屋で頂き物のプリンをごちそうに。
 まだ次の回があるので、今の片づけと次の準備で、水屋は戦場。
 片隅で、プリンを。
 
 次の回が始まる前、奥の母が来ているというので、一緒に飲めば? ということでもう一度、茶道口から席入り。今度は、床の間が見える席w
 結局、お茶四服、主菓子二個、干菓子二個、(&プリン)をごちそうになった^^
 
 
 公共の文化会館が会場ということでもっと軽いものかと思っていたら、相当気合いが入っていた感じ。
 茶席自体は、まったく堅苦しくない、気軽な、和気藹々としたものだった。
 何せ、この回で言えば、正客は、正式にはお茶なんて習ったことのないdannanだしw
 懐紙・くろもじからお世話になった(一応、持っていたが、こちらで用意したのを使ってくださいということで)。
 主菓子のとりかたなども、その場で。
 しかし、作法というのは自然に出るもので、気にしたところでしょうがないな~と。
 お茶の作法を知らない客にどう接するかにも、亭主の実力が見えたり。
 ただ・・・茶席だからといって特に気取ったりすましたりということもなく、叔母はいつものあの叔母だった^^ 
  
 





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Last updated  2009/05/21 08:22:08 PM
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