テーマ:★お菓子★(2732)
カテゴリ:おたべやす 京都 和菓子編
鯉のぼりの吹き流しを象ったこなし。 端午の節句もの。 というだけなら、買わなかったかも知れない。 以前、見たことがある意匠。 そう、去年の菓匠会。 末富さんの、青嵐。 吹流しは、風そのものではなく、風になびく布。 青嵐は、風そのもの。 もし、もともと風になびく吹き流しを象った「吹流し」が先にあり、そこから、風だけをあらわす「青嵐」が生まれたとするなら、具象的なものを抽象的に表現したものから、抽象的なものを具象的に表現したものへと、「進化した」ともいえる(「抽象的なものを具象的に表現したもの」とは、変な言い方だ。たとえば、「抽象絵画」といってもこの世界に存在する以上、存在させる以上、具象的ななにかをつかって存在させるしかないわけだから。思想でさえ、言葉によって具象化する、という意味では、具象的だw) それにしても、ほぼおなじ形で、銘と色を変えることによって、布である吹き流しが、風そのものになるとは! 種は、黒漉餡。 こなしは、山芋入り。口の中で、ほろほろととろけていく。 全体にやや甘めで、さわやか。 ほろほろととろける様は、和三盆が口の中でしゅわ~ととろけるようでもあり、それがさわやかな風になびく吹き流しを思わせる。 *** ♪ 花といちま ♪ 更新。 というか、今回は、帽子といちま。 しかも、未完成の帽子。。。 単衣に着替えたので、とりあえず、単衣の写真に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/05/04 07:44:47 PM
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