DCF法DCF(discouted cash flow)法とは将来に見込まれるフリーキャッシュフローを現在価値に置き換える方法で、年数が先である程、現在価値は低くなる。 成長率が0%と仮定される場合、教科書的には(等比数列の和です) PV(収益力の現在価値)= C(フリーCF) / r(割引率) となる。 問題は割引率なのだが、5~10%を使用するのが一般的で、 高い割引率を使用すると安全域が広くなる。 成長率がg%とすると PV = C / (r-g) となるが、 長期成長率などは不確実な数字で、 割引率には幅があるためにトンデモナイ高値を肯定してしまいかねない。 ゆえに、これを教科書通りに使うと馬鹿を見る。 しかしこの方法は、新規上場やM&Aの現場では 欠かす事の出来ない考え方なので、理解するのが賢明だろう。 |