早いもので仕事として《きもの》を扱うようになってから17年経ちました。
とにかくきものの決まりごとや組合せの何も知らなかった当初、勉強のため必要に迫られて通った某チェーン店の呉服屋さん、そこのベテラン店員さんから聞いたのが最初でした。
🌟「きもの一枚に帯三本」
一枚のきものも、帯を替えることで、全く違った着こなしが楽しめる、
帯が三本有れば三通りの風情…と言ったところでしょうか。
つい最近の《きものでお店番》、偶然にも帯回りを替えて同じきものを着ていました。
和紙(大福帳) の帯 〈玉虫正直作〉
紬地染め帯「蔬菜」 〈鈴木紀絵作〉
紫根染めの帯 〈草紫堂〉
如何でしょう…並べてみました。
きものはベーシックな白鷹お召、そして三通りの帯回りです。
染め帯と織り帯とでは全体の雰囲気が変わりました。
また同じ染め帯でも、季節感の有る無しで違った感じになります。
そして全体を引き締めるのは帯締め、帯揚げ、その差し色の力も決して無視できません。
きものの楽しみ方は様々有りますが、こう並べ較べてみるのも面白いですね。
きものでご来店お待ちしています💕